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【はじめての東洋医学】読んで聞いて学ぶ「六淫:燥邪の考え方」
【2022/01/02 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
【東洋医学】
⏩ 六淫の燥邪 について
【東洋医学】六淫について
六淫とは、風・寒・暑・湿・燥・火の6種類の外感病邪の総称である。
六淫はりくいんとかろくいんとかびくいんとか言われたりします。
昔の数字で六は「陸(りく)」と書いていたのでそこからきていると思います。
自然界には風が吹いたり寒かったり暑かったりそういった自然の気候変化がありますよね。
これらの気候変化を「六気」といいます。
「六気」自体は自然界の1つですが何ら人体に対しては無害のものです。
六気に触れ過ぎたり、六気自体が異常が起こるとき、ヒトの適応力を超えたときに邪となって疾病を引き起こすようになります。
この適応力は人によって違うので抵抗力が落ちている人はかかりやすくなります。
六淫による病の多くは、季節・時間・住居・環境と関係があります。
例えば春は風が強く吹くので風邪にかかりやすく、寒いところでは寒邪にかかりやすいなどがあります。
【東洋医学】燥気・燥邪について
【燥邪】
陽邪であり、秋に出現することが多い。
その特徴は乾燥性である。
【燥邪の特徴】
▶乾燥性
▶肺を損傷しやすい
燥邪は陰と陽だとどちらかわかりにくい六淫ですが、どちらかというと陽になります。
そして燥邪の特徴は1つ「乾燥性」で、そりゃそうだろって感じの特徴なので覚えやすいですね。
口や鼻から燥邪はログインするので、その先にある肺を損傷させやすい特徴を持っています。
燥邪の特徴:乾燥性
燥邪は乾燥した気候で出現しやすい外邪である。
津液を損傷し乾燥させる特徴がある。
【乾燥性によるもの】
▶皮膚の乾燥
秋・冬は皮膚が乾燥しやすいですよね。
しもやけも真冬よりも秋頃の方がめだっていたりします。
燥邪の特徴:肺を損傷しやすい
燥邪は口や鼻から入ることが多く、肺は鼻に開竅し、嬌臓
|《きょうぞう》という特性から、燥邪の影響を受けやすい。
【燥邪によって肺の症状】
▶咳嗽
▶喘息
▶喀痰困難
▶血痰
肺の症状ってなんか難しい読み方がおおいですね。
それぞれは少しだけ解説すると、
咳嗽は咳がでること
喀痰困難:痰を絡まったり、取れにくい状態。
血痰:痰に血が混じったりする
よくよく考えると、当たり前なんですが…、でもよくよく考えると西洋医学と東洋医学で認識が違います。
咳が出る場合って「喉」じゃないですか?
喉が痛いな、喉に痰が絡んでるな。と喉が痛い時、咳が出るときは「肺」ではなく、喉を意識します。
肺まで炎症が及んでいるとそれは西洋医学では肺炎っというすこし重たい病気に該当しますよね。
東洋医学では単に咳が出る段階から「肺」が弱まってきていると考えますので西洋医学得意ってかたほど勘違いしやすいポイントかなと思います。
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