【過去問解説】第30回はり師きゅう師国家試験問題(午後)徹底解説
【2023/04/03 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
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▶第31回鍼灸師国家試験問題(午前)徹底解説
▶第31回鍼灸師国家試験問題(午後)徹底解説
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▶第28回鍼灸師国家試験問題(午前)徹底解説
▶第28回鍼灸師国家試験問題(午後)徹底解説
1年かけて、コツコツと解説してきた過去問の解説をまとめています。
1問1問を徹底的に本当に徹底的に解説しているので、派生問題が出てきてもかなりの確率でわかると思います。
ただスマホでざーっと読んでいても頭には残りにくいので、ぜひ別途メモ帳に回答を書きながら、読み進めてみてください。
解説内容の見本
【解説】ショックの分類に関する問題もよく出題されます。
【血液減少性ショックの主な原因】
▶出血
▶火傷
▶下痢
【心原性ショックの主な原因】
▶急性心筋梗塞
▶心筋炎
▶拡張性心筋症
▶不整脈
▶心タンポナーデ
【血液分布異常の原因】
▶敗血症性ショック
▶アナフィラキシーショック
▶脊髄性ショック
(+エンドトキシンショック)
【閉塞性ショックの主な原因】
▶肺塞栓
▶急性大動脈解離
▶大動脈閉塞
上記のように、この記事のように単純に答えだけでなく、それに関連した内容も解説しています。
問題 91 陰陽の関係で「寒い日には活動して冷えすぎないようにする」のはどれか。
1.陰陽互根
2.陰陽消長
3.陰陽制約
4.陰陽転化
問題 92 血瘀の症状はどれか。
1.筋けいれん
2.顔面蒼白
3.視力減退
4.色素沈着
問題 93 気血を化生する臓が剋する臓について正しいのはどれか。
1.血を主る。
2.魂を蔵する。
3.発汗を調節する。
4.耳に開竅する。
問題 94 全身の陽気を主る臓腑と表裏関係にある臓腑の生理作用はどれか。
1.受盛
2.治節
3.降濁
4.納気
問題 95 外邪とその特徴の組合せで正しいのはどれか。
1.風邪 ー 動血
2.暑邪 ー 昇散
3.湿邪 ー 凝滞
4.寒邪 ー 重濁
引用:https://ahaki.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/mondai_30_harikyu_pm.pdf
残りの問題は公式サイトよりご確認ください。
問題091 解説
【解説】陰陽の相互関係を確認してみましょう。
問題092 解説
【解説】血瘀について確認をしておきましょう。
【血瘀の症状】
▶固定痛(刺痛)
▶脹痛・脹塊
▶紫舌・暗紅舌
▶紫斑
▶皮下出血斑
▶シミ・色素沈着
▶肌膚甲錯
▶月経痛・血塊が多い
問題093 解説
【解説】順番に解説をしていきます
「気血を化生する臓」というのは脾の運化の話をしていると考えられます。
脾を剋するということは五行学説で「肝」が「脾」を剋します。
と考えると間違いになります。(試験では緊張で勘違いしやすい)
日本語の問題ですが、脾「が」剋するので「腎」が正解です。
【五臓の相克関係】
肝→脾→腎→心→肺→
4.耳に開竅する。 が「腎」の内容ですのでこれが正解です。
問題094 解説
【解説】
「全身の陽気を主る臓腑」と言うのは「心」ですね。
【心の生理作用】
▶主血脈(主血)
▶主神志
それの表裏関係なので「小腸」の作用を考えると正解に向かいます。
【表裏関係】
肝 ⇔ 胆
心 ⇔ 小腸
脾 ⇔ 胃
肺 ⇔ 大腸
腎 ⇔ 膀胱
【小腸の生理作用】
▶受盛と化物
▶清濁の泌別
問題095 解説
【解説】
下記の一覧を見ると一目瞭然です。
各六淫の特徴は関連記事を確認して学習をしておきましょう。
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