【はりきゅう】ゴロで覚える関連学説
【2023/07/09 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長のもぬけです。
関連学説では、学説名と人の名前そして簡単な中身を覚えていきます。
【腋窩部圧迫による圧自律神経反射】
▶高木健太郎が唱えた圧発汗反射の学説
【はりきゅう】関連学説【サイバネティクスの学説】
【サイバネティクス理論】
▶提唱者:ノーバートウィナー
▶フィードバック機構
【サイバネティクス理論の覚え方】
▶︎サイ「バ」ネティクスの学説
▶︎ノー「バ」ート・ウィナー
▶︎生体のフィード「バ」ック機構
※覚え方はすべての名前に入っている言葉がありますよね。
それは「バ」です。
サイバネティクス理論はフィードバック機構について言及しています。
理論と直接関係はないですが、キャッチボールをした際に1球目にして届かなかったら、もう少し強く投げてみようとか思いますよね。
あれが意図的にするフィードバックになります。
もっと動作において細かく言えば、手を伸ばして物を取ろうとするとき微調整をしながら目標を正確にとらえる。
これもフィードバックです。
体の中で出てきたホルモンに対して、自分の意思とは関係なしにからだが勝手に「ちょっとですぎたかな?」と思って上位の組織が制御する。それが生体内のフィードバックです。
▶︎サイバネティクスの学説
▶︎ノーバート・ウィナー
▶︎生体のフィードバック機構
この3つを関連づけて覚えておきましょう。
「バ」でつなげて覚えてもらえれば余裕ですね。
【はりきゅう】サイバネティクスの学説:練習問題
少しだけお考えください。
・
・
・
答えは「4」サイ「バ」ネティックスの「バ」はフィード「バ」ックの「バ」ですね。そしてノー「バ」ート・ウィナーの「バ」でもあるってことです。(しつこい…)
【はりきゅう】関連学説【ホメオスタシス】
続いてホメオスタシスです。
ホメオスタシスを簡単に言うと体の中でなんかあった時、そのなんかにからだが影響しすぎないようとしていつも通りに戻していくと言う働きです。
【内部環境の恒常性】
▶提唱者:クロード・ベルナール
【内部環境の覚え方・ゴロ】
クローゼットの内部を向上。
【ホメオスタシス】
▶提唱者:ウォルター・キャノン
【ホメオスタシスの覚え方・ゴロ】
ホメ「ウォ」スタシスと「ウォ」ルター・キャノン
ウォルター褒める
ところでて何で二人の名前が書いてあるのですか?
ってなっているかと思います。
これは、「クロード・ベルナール」が内部環境の恒常性を提唱し、それに「ウォルター・キャノン」がホメオスタシスと名付けました。
なので「内部環境の恒常性」についての問題が来たら「クロード・ベルナール」を答えるが正解。
逆に「ホメオスタシス」についての問題が来たら「ウォルター・キャノン」を答えるのが正解です。
クロード・ベルナール=内部環境の恒常性
ウォルターキャノン=ホメオスタシス
【はりきゅう】ホメオスタシスの学説:練習問題
ちょっとだけ考えてみて下さい。
・
・
・
答えは「2」いまやりましたもんね。
【はりきゅう】関連学説【緊急反応】
緊急反応というのは生体内の環境変化が起きるとアドレナリンが分泌されその変化に対応するというものです。
さっきはクロード・ベルナールの業績を横取りしただけと思われていたウォルター・キャノン。
ちゃんとここで仕事しているのでご安心ください。(しつれい)
先程はウォルター・キャノンの「うぉ」とホメオスタシスの「ほぉ」で覚えるのはちょっと無理やりですがとりあえずこれと次のゴロで覚えます。
【緊急反応】
▶提唱者:ウォルター・キャノン
【覚え方(ゴロ・イメージ)】
緊急時のキャノン砲
アニメのラストでエネルギー100%充填完了 キャノン砲 発射します。
ってやつです。
ところで「アドレナリン」ってどこからでるかご存知ですか?
もし「アドレナリン」がなにかわからないし、どこから分泌されるかもわからないって人はこちらをご確認下さい。
このように今覚えている内容とほかの知識を結びつけることでより記憶は強固なものとなって残ります。
【はりきゅう】緊急学説の学説:練習問題
ちょっとだけお考え下さい。
・
・
・
答えは「3」ニコチン受容体です。
先ほど緊急反応で出てくるのは「アドレナリン」とお伝えし、問題にも「副腎髄質」と記載があります。
つまり副腎髄質から出るホルモンの受容体を答えたら正解になります。
副腎髄質は節前線維からいきなりクロム親和性細胞のニコチン受容体を刺激します。
節前線維の受容体はいつだってニコチン受容体なので答えは「3」となります。
【はりきゅう】関連学説【汎適応症候群の学説】
汎適応症候群はストレス学説とも言います。生体に加えられた刺激が内分泌系に対してある一連の反応を示すというものです。
ここに関しては「第1期」から「第3期」まで分かれておりそこに名前がついているのでそこも覚えていきます。
【ストレス学説】
▶提唱者:ハンス・セリエ
【ストレス学説のゴロ合わせ】
ハンス・セリエ
ハン(汎適応症候群)ス(ストレス学説)・セリエ
【ストレス学説において主要な役割】
▶下垂体
ストレスによって分泌される副腎皮質ホルモンですが、それを制御しているのが、下垂体から出る副腎皮質刺激ホルモン。
「セリエ」っていう100均あるなーと思っていたら「セリア」でした…
そんなことよりハンス・セリア…
ちがった「ハンス・セリエ」の覚え方ですが、とても簡単です。
なんともう名前がゴロになっているというお得な状態
これでストレス学説は無事クリア…
と思いたいですがまだ覚えることが【ストレス学説】にはあります。
【はりきゅう】ストレス学説【生体の3つの反応】
ストレス学説ではストレスを受けた生体が示す3つの反応があるといわれています。
【ストレス学説の3つの反応】
▶︎副腎皮質の肥大
▶︎胸腺・リンパ系の委縮
▶︎胃・十二指腸の潰瘍
イメージつきやすいですが、抗ストレスの臓器と言えば副腎皮質ですよね。
この時点で「?」が出る方は上にあるリンク(こちら)も確認しておきましょう。
あとは胸腺・リンパ系の委縮。
そして胃や十二指腸の潰瘍。ストレスで胃潰瘍になった。ストレスで十二指腸潰瘍になったというのはこの現代社会ではよく聞く話です。
逆にストレスでなりそうなことって何でしょうか。
たとえば、頭痛とか食欲不振とか…不眠とか…などの「自律神経の乱れ」は選択肢に入っていても正解ではないってことです。
【はりきゅう】ストレス学説【3つの時期】
ストレス学説では3期にわたっていろいろと反応が起こります。
内容までは覚えなくても大丈夫ですが、第1期の名前が何なのかぐらいは軽く覚えておきましょう。
【ストレス学説三期】
▶︎第一期 警告反応期
(ショック相・反(抗)ショック相)
▶︎第二期 抵抗期・交絡感作期
▶︎第三期 疲憊期
ここから第一期は2つにわかれます。
【ストレス学説 第一期】
▶︎ショック相
▶︎反(抗)ショック相 交絡抵抗期
ここで大切なのは第一期の反ショック相の別名が「交絡抵抗期」であり、そして第二期の別名が「交絡感作期」というところです。
【ストレス学説三期のゴロ合わせ】
まず警告!第一工程・第二交換
まず(第一期)警告(警告反応期)!第一 工程(交絡抵抗期)・第二交換(交絡感作期)
ここを入れ替えて問題することができるということです。
【はりきゅう】ストレス学説:練習問題
少しだけお考えください。
・
・
・
さっき読んだばかりなので、間違いそうになりませんでしたか?
答えは「2」抗ショック期に現れます。
【はりきゅう】関連学説【過剰刺激症候群の学説】
過剰刺激症候群は別名「レイリー現象」とも言われます。
※名前が似ていますが「レイノー現象」とは関係ありません。
【過剰刺激症候群】
▶提唱者:ジェームス・レイリー
▶過剰刺激によるもの
【過剰刺激症候群の覚え方】
「ジェ」ームス・レイリーとか「じょ」うしげき
「ジェ」と「じょ」で完全一致ではありませんがわかると思います。
提唱者:ジェームス・レイリー
これはお灸とか針刺激が強すぎる時に発生する可能性があるってことですね。
またこれも名前だけでなく四大特性も覚えていく必要があります。
【はりきゅう】レイリー現象【四大特性】
4つあるのと、周りくどい書き方をしているので国試で使えそうな内容ばかりです。
【レイリー現象四大特性】
▶︎血管運動の障害
▶︎加える刺激は非特異的である
▶︎その結果の病変は非恒常性である
▶︎結果的に出現する障害は拡散する
それぞれ詳しく説明します。
【血管運動の障害】
過剰刺激によってレイリー現象では自律神経系に反応が起こるといわれています。「▶︎血管運動の障害」は自律神経の反応により血管運動が障害されるといっています。充血したり浮腫が起きたり内出血などまたはそれの結果として臓器にも障害が発生することがあります。
【加える刺激は非特異的である。】
特異的が普通とは変わったことという意味で、それの「非」なので当たり前のことっていう意味。特別なことはなにもなく一回の刺激であれば日常的にどこでもあるものでも過剰になれば反応が起こるということです。
素直に一般的なものでも起こるって書けよって思いますよね。
【その結果の病変は非恒常性である】
恒常的というのはいつも同じという意味でそれに「非」がついているのでいつもいつも同じではなく、同じ過剰刺激に対しても反応が現れるのはさまざまで違うという意味です。
素直に毎回違うって書けよって話。
【結果的に出現する障害は拡散する
足にお灸したのに頭痛が起きたとかもその一つ。一定の相関関係はなく思いもしないところに反応が現れたりする。
【はりきゅう】関連学説【日本人シリーズ】
日本人もいろいろと学説を唱えているのはご存知だと思いますが、外国人以上に日本人は覚えづらいと思うのは私だけでしょうか。
▶︎圧発汗反射(高木健太郎)
▶︎良導絡(中谷義雄)
▶︎皮電点理論(石川太刀雄)
中身はともかく学者名と学説を一致させていくことから始めましょう。
高い圧力で「高木健太郎」は覚えれそうです。太刀で皮を切るで「石川太刀雄」も覚えていけそうです。あとは良導絡と「中谷義男」をつなげたらいけるんですがいいイメージのつなげ方がないので消去法で置いときましょうか…
【はりきゅう】高木健太郎の圧発汗反射の反射について
高木健太郎が唱えた圧発汗反射の学説ですが、これは体表面の皮膚に左右不均等な圧迫を加えると、圧迫側と非圧迫側で異なる反応が出現するというものです。
▶︎圧迫側 :交感神経⤵
▶︎非圧迫側:交感神経⤴
具体的には、
▶︎ 圧迫側:発汗⤵血圧⤵毛細血管拡張⤴
:鼻粘膜毛細血管拡張
▶︎非圧迫側:発汗⤴血圧⤴毛細血管縮小⤵
:鼻粘膜毛細血管収縮
ぶっちゃけ、生理学的に毛細血管の拡張=血圧の低下みたいなものなので実質覚えるのは「圧迫側の交感神経がさがる⤵」ってところだけ覚えておけば大体の問題が解けるということになります。
自律神経の働きがわからないって人は全部覚えないといけない?
そうではなく自律神経の働きを覚えたらそれでいいんですよ。
自律神経についてざっくりまとめたノートをご参照ください。
はりきゅう理論「関連学説」まとめ
ということでこれぐらい覚えておけば関連学説系の問題を八割ぐらいは解くことができます。
たまに難しい問題も出てきますが、そういった問題はもうあきらめてもいいかもしれませんよ。
総合的に復習がてら下記の問題も解いてみてください。
少しだけお考えください。
・
・
・
答えは「2」。問題文は「フィードバック機構」の内容について書いています。
少しだけお考えください。
・
・
・
答えは「2」が正解です。
少しだけお考えください。
・
・
・
答えは「2」汎適応症候群(ストレス学説)は3つの時期にわかれていました。その第1期が「警告反応期」という名前がついていましたのでこれが正解。
以上です。最後までお読みいただきましてありがとうございます。
【国家試験オンライン塾:まいにち頑張るコース】
鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の学生の方でちょっと不安がある、何を勉強して良いのかわからないって人向けの有料期購読です。
【国家試験オンライン塾のコンテンツ内容】
▶テスト形式での問題の配布
▶詳しい解説
▶勉強の仕方・ノウハウ
▶質疑応答
現在3年生・4年生の方はもちろん。そうでなくても早いうちから国家試験で安心したい人や普段の定期テスト・実力テスト・模試などの点数を稼ぎたい人にもおすすめです。問題集を買うより断然お得です。
教科書読んでもよくわからない、いつまでも覚えれない。そんな人におすすめの単発記事です。国家試験でもかなり頻出の問題を取り扱っています。
ここから先は
【森元塾】まいにち頑張るコース(柔整・鍼灸・あんま)
毎日勉強しないと不安な人・自分を奮い立たせないと頑張れない人向けのコースです。 このコースに入るだけで勉強ができるようになるというわけで…
無料記事も多数用意しております。 サービス継続のため、 役に立ったと感じましたら未来の受験生のためにもサポートをお願い致します。