Mon trésorが目指すランジェリーフォトとは?
みなさん、ランジェリーフォトをご存知ですか?
文字通りランジェリー(下着姿)での写真撮影ですが、海外では既にブドゥワーフォトといってランジェリー姿での記念撮影が存在しています。
現代では様々な文化が流入し、多様化も進み、以前より自己を主張しやすい時代になりました。それに伴いランジェリーフォト需要も年々増加傾向にあります。
しかし日本では未だ自分をさらけ出すことにネガティブなイメージが消えないことも事実です。
そこで私は20代〜30代前半の女性100人にアンケート調査を行いました。
アンケートの内容はこういったものです。
①ランジェリーフォトというコンテンツがあったら利用したいと思いますか?
②今の自分の身体に満足していますか?
結果はこのようになりました。
この結果を見て私は愕然としました。
ランジェリーフォトに興味がある女性が44%いるにも関わらず「自分の身体に満足している」と答えた女性が18%しかいないのです。
そして私は更に②の質問で「満足していない」と答えた女性に理由を聞いてみました。
回答はこの3つに絞られました。
「太っている」「胸が小さい」「理想の体型ではない」
こんなに世の中は多様性を謳っているにも関わらず自分の身体を愛せない女性が82%も存在しているのです。
多様化、多様性、ジェンダーレス、言葉にするのは簡単です。しかし言葉だけが一人歩きしていては元も子もありません。
そこで私は、女性達に直接アプローチをかけてみてはどうだろう?と考えました。何事も自分の目で見て体験しなければなかなか人の心は動きません。だからこそ私はその取っ掛かりとしてランジェリーフォトを選びました。
ランジェリーフォトであれば、自らが体験して何かを感じることができるので、今の日本人女性にはうってつけだと考えました。
しかし問題は「ランジェリーフォトを撮ろう」というモチベーションに持っていけるかどうかです。
そもそも日本にはランジェリーフォトに特化した事業はほぼ無いに等しく、あったとしても、グラビアや風俗のパネル写真の撮影している業者か、Instagramでカメラを趣味としている方が女性のランジェリー姿を無料で撮影しているといったものがほとんどです。
Mon trésorが目指すランジェリーフォトは自分の身体に対してネガティブな感情を抱いてる人が、自分の物差しで美しさを測れるようになるきっかけを作ることです。
そのために撮影から納品までとことん拘りました。
Mon trésorのランジェリーフォト
まず、従来のフォト事業は大抵持ちスタジオがあり、料金プランもあらかじめ設定してあります。ですがMon trésorのランジェリーフォトは、持ちスタジオも料金設定も用意していません。
それはなぜかというと、お客様1人1人の個性や意思を何よりも大切にしたいからです。
お客様のご予算に合わせて、こだわり抜いた場所、ランジェリー、ヘアメイクで撮影します。
今更ですが、Mon trésorはフランス語で「私の宝物」という意味です。
Mon trésorのランジェリーフォトがお客様にとって一生の宝物になるようにという願いを込めてこのような屋号を名付けることにしました。
そして宝物にしてほしいからこそ納品の形にもかなり拘りました。
現在のフォト業界はデジタル化が進み、写真を紙媒体で保存することは滅多になくなりました。データはバックアップをとっていれば半永久的に残り続けるものですが、なんだかそれも味気ない気がしてしまいます。
このnoteを読んでいる人の中にも一度は体験した方がいらっしゃるかと思いますが、母親の昔のアルバムを開くときのワクワクする感覚、、、。あの感覚は紙媒体だからこそ生み出されるものだと思っています。
だからこそMon trésorはなるべく紙媒体での納品をお勧めしています。(額装、フォトブック、パネル等)そしてただフォトブックやパネルだけがお客様の手に渡ってもそれは従来のフォト事業とさほど変わりありません。ですから納品物はMon trésorオリジナルデザインの箱に詰めてお送りします。
(※写真はイメージです。)
手元に届いたらまず箱を開けるワクワク感を楽しんでください。そして歳を取り、もしも子どもを授かったならそのお子様と一緒にまたその箱を開けいただきたいです。きっと宝物のように思えることでしょう。
更に、いつでも撮影時の気持ちを思い出せるように、撮影に使用したお花を押し花のしおり(ラミネート加工)にして納品物と一緒にお届けします。
そしてMon trésorはバストメイクや肌加工はお客様から強い要望がない限りしない方針を貫くつもりです。
なぜなら偽りのない等身大の自分をまず受け入れてほしいからです。
今の現状に満足していてもしていなくても、まずは等身大の自分の個性を受け入れて肯定してあげてほしいのです。
そのために私も偽りのない最高な記念写真を残すことに努めます。
ランジェリーフォト文化はまだまだニッチではありますが、どんな分野も新しいことであれば日の目を浴びない期間は必ず存在します。だからこそ私はやりがいを感じています。
そして私は一応パンセクシャルという全性愛者です。LGBTやジェンダーに関しては当事者ということもあり、ゆくゆくはターゲットのジェンダーレス化も謀って行きたいと思っています。
これからの時代女性がより強く美しく輝ける社会になりますように。その手助けができますように。
一山 花/Mon trésor
2021年4月 事業スタート予定