Monthly MAL vol.2
毎日寒い日がつづきますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?2022年1月クールのアニメは冬の寒さにも負けずデッドヒートを繰り広げています。2月のMonthly MALはその熱き闘いのもようや、このアニメを観てる人はあのアニメも観てるよという重複視聴ランキング、現在開催中のオンラインイベント『MAL EXPO Lite』の新着情報、そしてNetflix AnimeのN-koちゃんもMALユーザー!という盛りだくさんの内容でお届けしていきます。
■2022年1月クールアニメ作品初速ランキング
データ活用チームとしてMALにジョインしている、電通の清水です。
先月は2021年のテレビアニメについて振り返りましたが、今月からは現在放送されているアニメ作品のデータを見ていきましょう。
2022年1月クール放送されたテレビシリーズのアニメを対象に、各作品の2021年12月31日(放送前)から2022年2月14日メンバー数との比較の視点で、メンバーの増加数が最も多かったものからランキング形式でまとめています。
TOPICS 1 爆発的な成長を見せる「その着せ替え人形は恋をする」
10万人以上のメンバー数増加を記録したタイトルのうち、大人気シリーズの「進撃の巨人」「鬼滅の刃」を上回る成長を見せた「ビスクドール」。増加率でも400%を超え、アニメ放送後の評判によって一気に人気が広がっていた様子がうかがえます。「ビスクドール」は国内でも大きな話題になっており、シンクロしているといえそうです。
TOPICS 2 あらゆる面で圧倒的な「進撃の巨人 The Final Season Part 2」65万に迫るメンバー数もさることながら、9を超えるスコアでも首位となった「進撃の巨人 The Final Season Part 2」。長年にわたり展開してきたシリーズだけに高まるファンの期待に、十二分に答えてくれていることをうかがわせます。
TOPICS 3 ライトノベル原作で最高の伸び幅「錆喰いビスコ」
今クールもライトノベル初の作品は多いですが、最も伸びたのが「錆喰いビスコ」でした。(メンバー数では「ありふれた職業で世界最強 2nd season」がTOP)日本では「このライトノベルがすごい」での受賞実績などから前評判もありましたが、この辺りの情報が海外においては浸透しておらず、放送後に口コミで一気に評判が広がったと考えられます。
TOPICS 4 2クール目突入も順調な成長を続ける「王様ランキング」
2クール連続作品の中でも、大きくメンバー数を増加させている「王様ランキング」。評価も8.82と高く、多くの視聴者の支持を取り付けていることがうかがえます。
■2022年1月クールアニメ作品重複視聴ランキング
今月は初速のランキングに加えて、アニメ作品の重複視聴についても見ていきます。重複視聴の実態を見ることで、視聴者がどのような作品を同時に観ているのか、その嗜好性の広がりをうかがうことができます。今回、重なりはジャガード係数という数字で見ていきます。シンプルにAのうちBも見ている人の割合を見てしまうと、AとBのメンバー数が大きく異なると、Aから見ると重なりは20%だが、Bから見ると80%、という風になり、なかなか正しく評価ができません。AとBという2つの作品を考える時、2つの作品どちらのメンバーでもある人の数(AかつB)を、2つの作品のメンバー数の合計(AまたはB)で割った数がジャガード係数ですので、重複視聴の実態をわかりやすく知ることが出来ます。
重複ランキングTOP40
TOPICS A メジャー同士の重なり「鬼滅」×「進撃」
メジャータイトル同士の組み合わせが最も重なり率が高くなりました。メンバー数の上位2作品同士であり、多くのアニメファンがまず押さえておくべきタイトルとして選ばれていることがうかがえます。
TOPICS B ノベル発/異世界系ジャンルの重なり「現実主義勇者」×「天才王子」
ノベル発の異世界系タイトルの重なりも非常に高く、その他「失格紋」「リアデイル」などとの重なりが重なり率TOP20までの多くを占めています。ノベル発や異世界系作品の視聴者は、同ジャンルで同時視聴していることがうかがえます。
TOPICS C ビスクドールのメジャー浸透「ビスクドール」×「鬼滅」
今クールで勢いのある「ビスクドール」と「鬼滅」との重なりも大きくなりました。2作品のジャンルは全く異なる中でもこのような順位に位置したのは、「ビスクドール」の人気が広がることで、比較的ライトな層にも視聴が広がったと考えられます。
TOPICS D 日常系ジャンルでの重なり「ハコヅメ」×「スローループ」
上位にはあまり出てこなかったタイトルである
TOPICS E セクシー要素での重なり「ビスクドール」×「終末のハーレム」
「ビスクドール」はセクシー要素が強い作品という側面もありますが、同じくセクシー要素の強い「終末のハーレム」や「ありふれた」との重なりも大きくなっています。Cのようなケースとは少し異なる視聴傾向がうかがえます。
いかがでしたでしょうか?単純にランキングを見ているだけでは見えてこない視聴者の姿が見えてきましたでしょうか?来月以降も様々な切り口でMALのデータを見ていきますので、ご期待ください!
■既に18万人来場!? MAL初のEXPO開催!
営業企画岡村です。MyAnimeList初のオンラインEXPOイベント『MAL EXPO Lite』開催中です!今回は、初めてのEXPOという事で、大々的な発表や、関係者のみなさまにご案内をしていませんでしたが、ティザーサイトへのアクセスは18万UUを超えていて、MALコミュニティからの注目度の高さを感じています。既にサイトオープン、2月26日にはライブ配信イベントを行います。
MAL Yearbook 2021
メインイベントは『MAL Yearbook 2021』です。2021年にあった出来事をMALらしく振り返るイベントで、MALコミュニティからYearbookの項目を公募。200件を超えるアイデアの中から絞られた項目に対して、 EXPO期間中にユーザー投票を行い、ランキングを決定します。王道の内容から、他のサイトでは見られないMALらしい内容も見られると思います。結果発表は、26日ライブ配信イベント内で行いますので、是非ご期待ください。
■MAL Anime Academy
私たちは以前より『MAL×JAPAN』という世界のアニメファンと日本をつなぐ取り組みを行っていますが、今回のEXPOではスペシャルな取り組みも行っています。
世界中に熱狂的なファンがいる、Production I.GとWIT STUDIOに、各1時間ガッチリ出演してもらいます。『MAL Anime Academy』と題してProduction I.Gには『銀河英雄伝説』のアニメーション製作工程を映像を交えて具体的に解説いただき、WITSTUDIOにはファンからの質問にお答えいただく予定です。”どのような工夫と苦労によってアニメが作られているのか” を、世界中のアニメファンに知ってもらうことで、クリエイターのみなさまとアニメファンの心を一つにして、アニメの楽しみ方の幅を広げるのが狙いです。私自身、Production I.Gさんのスタジオ見学をさせてもらったことでアニメの楽しみ方が変わりました。シンプルにこの感動を世界に伝えていきます。
またこのコーナーでは、銀英伝の作画をされている後藤さんの「サイン入り複製原画」を499ドルで海外向けに販売いたします。ファンにとっては、圧倒的レアグッズを直接購入できるチャンスであり、製作委員会とクリエイターのみなさんには新しい販売チャネルの確保ということで、一挙両得を狙います。
今後MALでは、複製原画のみならず、原画をNFT化したデジタル原画販売にも力を入れていきたいと考えていますので、業界関係者のみなさまにもご注目いただきと思っています。
■Kina Kazuharu draws for MAL
EXPO開催に先立って開始した、著名イラストレーターの和遥キナさんのイラストリクエストイベント『Kina Kazuharu draws for MAL』の作品発表を EXPOで行います。
キナさんに描いて欲しい絵のアイデアをMAL上で募集。MALコミュニティの趣味嗜好が炸裂したイラストリクエストが500超も集まりました。その中から、キナさんがリクエストを1つだけ選び、イラストを描き上げます。イラストは Oshikatsu(推し活) の一環として購入可能で、5ドルと30ドルの2つのOshikatsuコースを用意しています。シリアルナンバー入りの画像と、MALのアイコンサイズの画像、イラストのレイヤーデータがもらえます。
この取り組みは、いわば ”クリエイターとファンの共同作業” です。キナさんも、海外のファン達とわちゃわちゃしたい!とおっしゃっていて、クリエイターもファンも同じコミュニティのメンバーとして楽しむ。というかけがえのない体験の第一歩になりそうです。
MonthlyMALの前回の増刊号にご登場頂いた小美野さんもしかりですが、世界中にMALコミュニティに期待いただいているクリエイターのみなさまがいらっしゃると感じています。今後、MALコミュニティで楽しめる場所を用意し、クリエイターが活動しやすいストアフロント機能をテストしていきますので、興味をお持ちいただけるクリエイターさんがいらしたら、是非、お声がけください。
■ライブコマース
エッジの効いた企画のライブコマースを実施します。全国的に有名な駿河屋さんの秋葉原本店から生中継でのライブコマースを実施。メイドさんがガチャを回してくれるという、夢のような(?)企画を行います。コロナ禍で日本に来られない世界中のアニメファンの皆さんに、少しでも臨場感を味わってもらえるように工夫して、楽しんでもらいたいと思っています。
その他にも、MAL EXPO Liteをスポンサーいただいている会社さまについて番組内で訴求していきます。素敵な作品のPRを、みなさんに楽しんでもらえる方法で行いますので、ご注目ください。
最後に、マスコットキャラクターのシバ犬ですが、 MALコミュニティのSUNに描いてもらいました。とってもかわいいです。なんと! EXPOに参加してくれたみなさまには、このシバ犬のデジタルバッジが付与されます!!
※MALのプロフページに表示されます。是非MALアカウントを作って、EXPOにご参加ください!
MAL EXPOの次回開催は2022年の8月を予定しています。スポンサーさまや、ご一緒にMAL EXPOを盛り上げていく企業さまを募集しておりますので、熱狂的なアニメファンに訴求したい内容があるみなさま、お問合せ、お待ちしておりますー!
■Netflix Anime N-koちゃんがMALを使ってくれてます!
Netflix AnimeのN-koちゃんがMALを使ってくれてます〜 彼女のMALってこんなサービスだよという説明がすごくわかりやすいので、是非観てみてください。N-koちゃんの好きなアニメもわかっちゃいます!
ではまた来月お会いしましょう!See you!