子どもに「それはしないよ」と線引きをする時、何を基準にしたらいいの?
皆さん、こんにちは。
モンテッソーリ教師あきえです。
noteでは、モンテッソーリ教育に沿って子ども・子育て・教育について書いていきます。
今回のテーマ
今回はですね、
ということをお話ししたいなと思います。
これはですね、結構難しいです。
見極めるのは、難しいですし、迷うところなんですけれども、
まずポイントからお話ししますと、
「子どもの発達のために出ている欲求かどうか」というところで見極めたいなという風に思います。
「どういう事?」という感じだと思うので、今からお話ししていきますね。
一貫性をもったかかわりの大切さ
まず、この「一貫性を持ったかかわりってなんぞや」という部分なんですけれども、子どもとかかわりの中で、例えば、お約束をすることとかあると思うんですね。
「それはやらないよ」と伝えたり、「今日は、お菓子は買わないよ」などと約束してからお買い物に行ったりとかそういうことありますよね。
その時に、でも実際「やらないよ」って言っていたことを子どもがやりだしとか、「買わないよ」って言っていたおやつを、目の前にしたら、「買って買って!」と駄々をこね出したということは、よくありますよね。
そういったことがあった時に、子どもは「やりたい」「欲しい」という欲求が出ています。。
だけれども、「できない」という壁が現れて、そこに子どもの欲求がぶち当たってる状態なんですよね。
その時に、子どもは「イヤ!」と怒ったりとか、
もう「買って買って!」とか「やりたい!やりたい!」などと全力でアピールしたり、癇癪起こしたり、駄々をこねたり、時に怒ったり泣いたりという風に主張するわけですね。
そういった時に、我々大人に必要なかかわりは、どんなかかわりかと言ったら、
泣き止んでほしいから「じゃもういいよ」と許したりとかもう大変だからと「じゃあもうやったら?」などという風に、一度だめって言っていた事や一度これはできないよって言ってたことの線引きをずらしてしまうことではないのですよね。
子どもは壁にぶち当たって「やりたいことがあるけれども、できないことがあるんだな」と感じているわけです。
しかし、大人がその子どものアピールや主張にも負けて、「じゃあ、もういいよ」と線引きをずらして、一貫性がなくなってしまうと、子どもはせっかく壁にぶち当たって「やりたいけれども、できないことがある」「時には我慢しなくてはいけないことがある」と学ぼう、
さらに、ここで自制心を身につけようとしているのに、そのチャンスを奪ってしまうことになるわけですよ。
だからこそ、大人のかかわりとして大切なことは、一貫性を保つということなんですね。
ここまでが、一貫性を持つことの大切さでした。
では、どこで線引きをするの?
ただ、「どこで線引きをしたらいいのか?」ということがとても悩ましいポイントだと思います。
これについてはですね、冒頭でお話しした通り、
ということがおすすめです!
これは、迷うこともあると思いますし、自分の判断に自信が持てないこともあると思います。
でも、経験する中で必ずできるようになっていきます。
お子さんとかかわる中で、その経験値を積んでいけば、必ず自分で判断できるようになっていきます。なので、焦らなくて大丈夫です!
例えばこんな例です。
階段を見つけて何度も階段を上り下りしたがる時期がありますよね。
段差を見つければジャンプをしたがるなど。
そういう場面というのは、
なのですよね。
それに対して、例えばご飯の時、ルールとしてご飯中はジュース飲まないよねという前提があるけれど、「ジュース飲みたい」とか
「もうこれで今日のおやつはおしまいね」と言っても、「まだもっと食べたい」「これが食べたい」という風に言うとか
「今日はこれ買わないよ」と言っていたけども、
例えば、ガチャガチャとかありますよね。ガチャガチャのある所の前を通った時に、「これがやりたい!これがやりたい!」とすごく駄々をこねるなど。
そのような時は、「自分を発達させるために出ている欲求」というよりも、「ただただ欲望と言うか、その物に魅力を感じて欲している状態」ですよね。
先ほどの、階段の上り下りとかジャンプなどいうのは、自分の体を自分の思い通りに使えるようにしようとしてる時期なので、比較的年齢が低いお子さんの例えです。
それが少し大きくなってくると、「自転車に乗れるようになりたいから、まだ練習したい!」とか「このパズルをこういう風に完成させたいから、もう少しだけご飯食べるの待っていて欲しい」などというような姿が見られるようになってくるかと思います。
自分が今没頭していることとか、自分がすごく興味関心を持っていることに対してエネルギーを注いでる時。
それは、必ずお子さんが発達しようとしている時です。
それに対しての欲求が出ている時は、「もうやめなさい」とか大人が邪魔するということは極力せずに、どちらかと言うと子どもが満足できるまでできる時間や環境を用意してあげたいです。
もちろん、階段の上り下りとかは、公共の場でやっている場合は、周囲の人への配慮も必要なのですが、基本的には子どもが満足いくまでできるようにしてあげたい。
それに対して、先ほどの例で出したように「もっとおやつがほしい」「買って欲しい」などという欲望に対しては、ルールを決め、ご家庭ごとでどこで線引きをしていくのかということを、明確にする必要があります。
例えば、おやつであれば何時までなら食べてもいいのか(もちろん年齢に合わせて)、何個までかなどという風にルールを明確にすると、
子どもは、「ここにルールがあるんだな」「ここに制限があるんだな」ということをはっきりと認識できるようになっていきます。
まとめ
子どもの訴えに対して、「これはどうかかわればいいのかな?」と線引きに悩む時は、自分を発達をするために子どもの内側から出ている欲求なのか、それとも、甘いものを欲してとかもう目に入ったおもちゃが欲しくてとかという風に一瞬のというのか、その時の気持ちの移り変わりで欲望ができているのか。
この部分を一度観察して見極めてみることをおすすめします!
少しでも参考になれば嬉しいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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