【Mlog. 16 生まれた瞬間に必要なこと】
子どもの成長には、それぞれ必要なことがあります。
生まれてからのご飯は、母乳やミルクで消化機能を発達させてから、少しずつ大人と同じご飯を食べられるようになり、首が座ることで寝返りができて…1年後には一人で歩いたり走ったりすることができるようになったりなど、一つひとつクリアすることで、成長していきます。
では、生まれた瞬間に必要なことって何なのか?
ここからは想像しながら読んでみてください。
生まれる前の赤ちゃんは、ママのお腹の中で約10ヶ月間過ごします。
そのお腹の中では、暖かい水(羊水)や食べなくても栄養を届けてくれて必要ないものを掃除してくれる(へその緒・胎盤)といった、生活に必要なものを作ってもらえている状態で暮らします。
ママの心臓の音や声、もちろんパパの声も生活の音
ママの食べたものもはもちろん、パパママの会話でママ自身が感じる気持ちやママが何かをする時の気持ちまで全て、一心同体に感じ取っています。
そんな環境にずっと住んでいられるわけではなく…
赤ちゃん自身が“でてきたい”と思うタイミング、そしてママ自身の身体のタイミングによって、出産が始まります。
赤ちゃんからのサインをママ自身が気づき(破水や陣痛)、これまで一心同体だった生活から、共同作業の生活へと始まる一歩となります。
共同作業と言っているのは、出産はママが頑張るだけでも赤ちゃんが頑張るだけでもできないのです。一緒に頑張る(=共同作業)ことによって、誕生を迎えます。
ささーっと妊娠〜出産までのイメージを書きましたが、
生まれた瞬間に必要なことは、気持ちの面でも用品や環境など話すと色々あるんです 笑
気持ちの面では、どのパパママも誕生の瞬間や我が子(赤ちゃん)と会えた時の気持ちはどうでしょう?
心から「あなたに会いたかった」と思って迎え入れられるのと、そうでないのと、どちらが嬉しいでしょう⁉︎
用品の面では、赤ちゃんにとっての最初のお布団である、「トッポンチーノ」を揃えてあげると安心感などを育むひとつとなります。
(1から作るのは大変ですが、こだわって作っている方がいるので気になる方はコメントで教えてください!)
最後に環境の面ですが、ここは大人がどのように子どもを迎え入れているのかの姿勢を強く感じます。
出産をする場所を選ぶ際、なんとなくで病院や助産院を決めて、いざ出産となった時に、求めていたお産ができなかった…ということがないようにして欲しいです!
出産場所によって、出産方法や出産するまでの準備というものも変わってきます。産婦人科の病院で出産するのか?助産院で出産するのか?お家で助産師さんにきてもらって出産するのか?など、出産の選択肢によって赤ちゃんに与える影響は大きく変わるんです!
「そんなに考えるの?」と驚く方も多いでしょう。
赤ちゃんにとって、これまで幸せな環境から、どんな世界かもわからない環境へと飛び出し、誕生後ママから長い時間離れて過ごすのか、それとも近くで過ごすのか。また出産直後に抱きしめることができるのかなど、出産する場所によって1番最初に出会う瞬間が変わってしまうのです。
出産は命懸けで、出産して終わりではありません。妊娠した時から、子育ては始まっており、出産は一つの大きな別れでもあるんです。(一緒に生活していたところから、離れ離れになる状態)
生まれた瞬間に必要なこと。
家庭によって考えは様々ですが、生まれてくる赤ちゃんは
初めて重力を感じて、空気に触れて、呼吸を知って、電気や太陽の明るさを知って、匂いを知って、声を聞いて、手や肌との触れ合いを知って…
など、すべての“はじめて”を一度に体験します。
その時に頼りになる人は誰でしょう?
これまで一心同体で過ごしていた、ママの存在です。
生まれた瞬間「この世界は安心できる場所なの?」を何ヶ月もかけて探し続けます。
「愛着関係が大切」と言葉を聞くことがあると思います。生まれてからの数ヶ月で、1番初めの「愛着」を作っていきます。
この「愛着」があることで、発達が伸びるか伸びないかは大きく変わります。
「出産、誕生の瞬間」皆さんなら、どのようにして赤ちゃんを迎えますか?