『産後パパ育休』から1年!データで見てみる女性からの声
『産後パパ育休』聞いたことはありますか?
ちょうど1年前(2022年10月)に、「育児・介護休業法」の改正によって始まった制度のことです。
パパも育児に参加しやすいように…という目的で始まった制度。
実際の家庭から出てきたリアルな声をもとに、『産後パパ育休』のことについてお話ししていこう!の回です🌱
今回お話しする内容は、しゅふJOB総研の主婦層によるアンケート調査(637件)の結果を踏まえてお話をしていきます。
実は知らない人も多い⁉︎
突然ですが…
『産後パパ育休』を知っている人ってどのくらいいると思いますか?
2022年10月から『産後パパ育休』(出生後8週間以内に、分割して2回育休取得できるなどの制度)がスタートしたことを知っていた割合は、
54.3%
半数以上の女性がこの制度について知っていました。
もう少し割合を見てみると、
子どもの人数によって、回答の差が出ているようで、1年経った現在の認知も広がっています。
使う使わないは家庭によって様々ですが、制度を知っているか知らないかで、選択の幅も広がるので、少しずつでも認知されていっているのは良いですね!
ただ…
実際のところは…
ママのストレスが溜まっている⁉︎
いい方向にも見えるこの『産後パパ育児』
メリット・デメリットについて1~3位の順で見てみると…
メリットの1・2位「家事育児の経験が夫の視野を広げる」や「夫と子どもが、かけがえのない時間を過ごすことができる」というのが半数を占めており、
産後、家庭内での“夫目線”のスキルアップや”子どもとの関係性”のところをメリットとして挙げられています。
大切な時間だからこそ、有意義に過ごせる時間をどのように使うかで、夫婦間の仲も変化するのでしょう。
デメリットのところを見てみると、不満や心配が多く挙げられています。
デメリットの1位になっている「夫が家事育児をせず却って妻のストレスが溜まる」となっていますが、メリットの3位では「妻のストレスが軽減される」との回答があります。
家庭内のことでもあり大きく「これ」ということがはっきりとは言えませんが、アンケート回答者のフリーコメントを見てみると、
“夫が育休を「休み」だとか「手伝う」くらいに思っているケースがある。その概念を取っ払わないと、いつまでも日本の妻の負担は減らないし、少子化対策にならないと思います”(50代:その他の働き方)
”パパの育児には期待できない”(40代:パート/アルバイト)
”ちゃんと家事育児に参加する夫なら良いが、家のことをやろうともせず遊んでばかりの夫なら本当に邪魔なので育休とか取らずに大人しく働いて金稼いてきて欲しい。育休よりむしろ乳児扶養手当とかの名目でドンとあげてベビーシッターとか雇えるようにすれば妻も楽になっていいのに”(40代:SOHO/在宅ワーク)
”一時的なものなので、期間が終わってしまったらほとんど育児に関わることがなくなる。継続的な父方へのフォロー制度が欲しい”(20代:正社員)
”育休に併せて、育児教育もすべき。また、育休中の生活について報告などどんな育児を行なったかのチェック体制も敷くべき”(50代:パート/アルバイト)
などといった声が挙げられています。
制度として、肯定的な意見も否定的な意見もあるのが現状です。
この「産後パパ育休」の取得によって、パパママそれぞれがストレスを抱える状況は良い方向とは言えないのではないか。そして、「子どもの育ち」の観点から見ても、パパママの姿から子どもは素直に見て育つので、互いに支え合い一人の人間を育てるという責任は、パパにもママにも同じくらい必要だと思います。
「周りがこうだから」「みんなやっているから」
ではなく、
「うちはこのスタイルで支え合える」といった
それぞれの家庭オリジナルのパパママの子育ての中の一つの手段として、
この『産後パパ育休』が良い方向で活用されるといいなと願っています。
今の私にできることは、
「子どもの育ちをパパにもママにもお伝えしていくこと」です。
『産後パパ育休』を取る取らない関係なく、パパとして最低限のことを知る必要があると考えています。
例えば…
・ママの身体って産前産後ではどのように違うのか
・赤ちゃんはどのように成長していくのか
・赤ちゃんとママのために、パパができることは何なのか
など
パパの人生にも大きく関わることだからこそ、ママを支えて
パパとして赤ちゃんとどう向き合うか、ぜひ考える時間が作られたら
もっともっと、笑顔が溢れる子育てができると信じています☺︎
そのお手伝いをいつでもさせていただきます‼︎