<第2話> 旅人、夜のテファルを練り歩く
コインとコインの情報を聞き出すため、観光がてら夜のテファルに繰り出します。果たして成果は……?
リュールエン( GM ):では皆さんは、フンテラール宿の貸衣装姿で、街を練り歩くことにしました。夕方かなり日が落ちて、そろそろ夜の帳が折り始める頃、運河沿いでは何軒(?)もの屋台が軒を連ねています。凛:「しゃけのきりみは~いらんかねぇ~(おっさん声で)」
ミィム:凛ちゃん、鮭の切り身持ち歩いてるんですか!?^^;
凛:「たべものは粗末に扱っちゃ駄目っておかあさんがいってました>_<
リュールエン( GM ):切り身、持ち歩くのなら、ちょっと臭くなるかも……(笑)。
ゲオルグ:「こらこら、ばっちい(汚い)から持ち歩いたらあかん!」
凛:置いていきますT_T
ゲオルグ:「うんうん。エエ子やな」 頭をなでてあげます(笑)。
ミィム:「ぐちゃぐちゃで食べられないからしかたないですよ、凛ちゃん」
凛:t_t>ゲオルグさん&ミィムちゃん
リュールエン( GM ):肉の焼ける臭い、鮭の切り身を塩もみしたもの、珍しい仮面など、色々なものが売っていますね~。
ゲオルグ:「さて、何を食べようか?」
リュールエン( GM ):あとは、どこかでみた石像のミニチュアフィギア(笑)。
ミィム:◯田さん(違)結構人気あるんですかね?
ゲオルグ:◯田さんの持ってるメダルを模したお土産とかないかなぁ……。
リュールエン( GM ):ありますね。適当な金属から、木彫りのメダルまで。ジモティは買わないけど、観光客目当てに売ってるようです。また、運河に浮かぶ舟の食事処も人気ですね~。乗り合いから貸し切りまでありますが、貸し切りは高いです。
ミィム:乗り合いじゃないと情報収集できませんよー。
ゲオルグ:拾ったメダルに近い、欠けている形状のものあります?
リュールエン( GM ):ありますよ~<メダル はっ、忘れていた!冷えたスイカ、売ってます。
ゲオルグ:……スイカも気になるけど、ガマン……。
ミィム:じゃぁ、おみやげやさんにメダルのこときいてみましょうか。
凛:「こんにちはー」
屋台の店主:「お、お嬢ちゃん、メダルがきになるのかい?安くしとくよ~」
ミィム:「こんばんはー。メダルステキですが、この欠けているメダルには何か物語があるのですか?」
屋台の店主:「半分だけど、お守りがわりに買っていくお客も多いんだ。もう半分をみつけて、いい人も見つけるんだとよ」
凛:「へぇー(おめめきらきら)」
ミィム:「なるほど~、恋のお守りですか。…買っちゃおうかな」
屋台の店主:「買うのかい?木の細工は一つ 2 G だよ。金属の方は 4 G だ」
ゲオルグ:「ええ話しやなぁ。じゃあ金属のほうを 3 つほど買おう」
凛:「木の方を一つくださーい」
ミィム:2 つ買って、もう一方を思い人にあげる…みたいなことはありなんでしょうか?
リュールエン( GM ):ありかも?<想い人にあげる
ミィム:「じゃ、じゃぁ金属の 2 つ買いますっ」
屋台の店主:「まいど~!美人の嬢ちゃん、かっこいいお兄さん!」
ゲオルグ:ちゃりーん。
凛:ちゃりーん。
ミィム:ちゃりーん。
凛:げおるぐさんは 3 つもあげるひとがいるんだ・・・。
ゲオルグ:「そ、そういう訳やないで。単なるお土産や。誤解せんように」>凛
凛:うふふ。。。
ミィム:「わ…私もお世話になった方へのおみやげ…ですよっ」
屋台の店主:「で、なんだっけ?ああメダルの話ね。ほら吹きロックのメダルだろ」
ミィム:「あ、そうです。広場の石像のロックさんも同じものもっていらっしゃったので、気になって」
屋台の店主:「そういやお前さん方、旅人だね。この街じゃ、ほら吹きロックの話は有名さ。あんたがたも見たと思うけど、この街の上から降ってきている滝の落ち口、あそこにロックは到達したと主張してな。誰も信じちゃくれなかったから、それなら今度はって、あのコインを半分に割って、その片割れを滝の川に流したらしいんだ。最初は街のみんなも興味津々だったんだが、結局何年待ってもそんなもの、おっこっちゃこなかった」
凛:「それって・・・」
ミィム:「何年も…?さっきの新鮮な切り身とメダルは…?」
ゲオルグ:「それは残念な話やなぁ……やっぱりホラやったんかなぁ」
屋台の店主:「まあ、冒険家としては偉大だったんで、石像の一つでも立てようかってことになったんだがな。なあ、旅人のみなさんや、この話はあんまり人にしないでくれよ。なんてったって、こんな話したら誰もコインを買ってくれないんだよ」
凛:「わ、わかりました・・・」
ゲオルグ:「そういやロック氏には息子さんがいらっしゃるそうやけど、その子はここに住んでるんかな?」
屋台の店主:「この街には住んでないぜ」
ゲオルグ:「そっか、それは残念やな~。ありがとさん」
ミィム:「なるほどー、よくわかりました。貴重なお話ありがとうございます(ぺこり)」
ゲオルグ:「恋のお守りの逸話にしては、寂しいしなぁ」
リュールエン( GM ):店主は「毎度あり!」って顔して手を振ってます。
ミィム:「おみやげもかえましたし、とりあえず、ご飯にしましょうか」
ゲオルグ:「そやね。何食べようか?」
凛:「あ、あっちにスイカの姿煮なんてありますよ!」
リュールエン( GM ):姿煮って……。
ゲオルグ:「……ギラリ……」でも大人だからガマン。「お嬢ちゃんたちの好きな物でええよ……」
ミィム:ゲオルグさんの目が一瞬野生の目に…!
凛:「ゲオルグさん、こわい・・」
リュールエン( GM ):では何処に食べにいきますか?
ミィム:「お船でご飯食べてみたいですね」
凛:「そうですねー。凛もそれがいいです」
ゲオルグ:「せやね。せっかくやし乗ってみようか」
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水上に浮かぶレストランに乗船することを決めた旅人たち。
果たしてそこに、ロック・ソルトやコインの情報はあるのでしょうか?
次回にご期待ください!
👇次の話
<第3話> 旅人、「舟」で夕食をとる(10 / 11 公開予定)
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