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プロローグ
あまりにも高い場所から水が落ちるため、中空で水が四散してしまう滝。
『天空に消える滝』と呼ばれるその滝の麓では、空を覆い尽くすかのような虹たちが見られるという。
一生に一度はたびに出なければならない世界で出会った、3人旅人たち。
彼らはその美しい光景を見ようと、麓の街まで一緒に旅をすることになった。
そんな彼らに待ち受ける事件とは……?
※これはTRPGシステム『りゅうたま』のリプレイです。
リプレイとはプレイヤー(PL)とゲームマスター(GM)のやり取りをセリフで描くことにより、臨場感あふれる実際のセッションの様子を楽しむ物語です。
『りゅうたま』はゲームデザイナー岡田篤宏氏が製作したTRPGのルールブックです。
まえがき
このリプレイは、かれこれ11年前ぐらいに、当時自分のサイトで開催したチャットセッション(オンラインテキストセッション)を編集したものになります。
実は「天空に消える滝」シリーズ、「Aパート」「Bパート」「Cパート」の三部作で、AパートとBパートのPCたちがそれぞれのシナリオをクリアしたあと、Cパートで合流するという壮大な物語になる予定でした。
しかし今はBパートのみリプレイとして残っておらず、AおよびCパートは散逸。
ですが、せっかく楽しかったセッションの様子が残っているのに、ひと目に触れないなんてもったいない!
その思いから、りゅうたまの普及と私のプレイスタイル紹介も兼ねて、Bパートだけでもノベルアッププラスに掲載することにしました。
少しでも多くの方に、りゅうたまの魅力が伝われば、望外の喜びです。
セッション開始前
まずは始まりの前の自己紹介から?
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竜人リュールエン(GM):門天竺葵
参加したプレイヤー:旅人名
※以下、敬称略
PL1:ミィム・シュガー
PL2:凛
PL3:ゲオルグ・ロット
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リュールエン( GM ):初チャットセッション GM やらせてもらいます!
ゲオルグ・ロット(PL3):よろしくお願いします。
リュールエン( GM ):至らない GM でご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくです~。
ゲオルグ・ロット(PL3):こちらこそ至らない PC ですが、頑張りたいと思いますー。
リュールエン( GM ):ではお互い頑張るということで(笑)。
凛(PL2):こんにちはー。
ゲオルグ・ロット(PL3):こんにちはー。
凛(PL2):今日はよろしくお願いします(へこへこ)。
リュールエン( GM ):こちらこそよろしくです!
ゲオルグ・ロット(PL3):よろしくお願いしますー。
リュールエン( GM ):PL1 さん、若干遅れるようですね~。
ゲオルグ・ロット(PL3):方向チェック※に失敗したようです(笑)。
※方向チェック:旅の目的地に無事たどり着くためのダイス判定
リュールエン( GM ):アローコンパス※、出かけるときは、忘れずに。
※アローチェック:方向チェックにプラス修正がつく魔法
凛(PL2):(笑)。
リュールエン( GM ):そういえば、自己紹介は必要なかったですっけ。
ゲオルグ・ロット(PL3):凛さんとは初対面ですね。
凛(PL2):ゲオルグさんとはセッションはしたこと無いですね。
凛(PL2):キャラバン※で見かけた感じでしょうか。
※キャラバン:当時、掲示板を使ってキャラクターのロールプレイ楽しんでおり、その掲示板のことを「キャラバン」と名付けていました
ゲオルグ・ロット(PL3):そういえば、見かけられてましたね(笑)。
リュールエン( GM ):なるほろ。では時間もあるようですし、しばし自己紹介がてらキャラチャ※などをしてみては?状況は、そうですね……いまから天空に消える滝の街へ行く途中のお茶屋?的な。
※このセッションはテキストセッションなので、キャラになりきるチャット(キャラチャ)を勧めてます
凛:「こんにちはー」的な。
ゲオルグ:「こんにちは、お嬢ちゃん」
凛:「あ、すいかのお兄さんですね、にどめまして(ぺこり)」
ゲオルグ:「すいかのお兄さん……いや、まぁ否定はできへんが」
凛:「世の中には黒いしましまのないすいかもあるんですよー」
ゲオルグ:「いやいや、縞のないスイカはスイカにあらず(断固たる口調で)」
ゲオルグは、キャラバンでスイカ好きのキャラをアピールしていました。
ミィム(PL1):すいません~。遅れました(汗)。
リュールエン( GM ):いえいえ、大丈夫です。たった 15 分程度(笑)。
凛(PL2):こんにちはー。お疲れ様です^^;
ゲオルグ・ロット(PL3):こんにちはー。
ミィム(PL1):こんにちわです!今日はよろしくお願いします!
凛(PL2):よろしくおねがいしまーす^^
リュールエン( GM ):よろしくお願いします~。今、お二人は自己紹介がてら、キャラチャをしているのですが、ミィムさんは、ふたりとも知り合いでしたっけ?
ミィム:知り合いです~。凛ちゃんとは折り紙を折り合った仲で、ゲオルグさんとはスイカを奪い合った仲です(笑)。
ゲオルグ・ロット(PL3):じゃあ、橋渡し役ですね(笑)。
凛(PL2):偶然にも「七夕キャラバン※」でも 3 人関わっています(笑)。
※七夕キャラバン:掲示板上でのイベントのこと。7月7日近くに「七夕」イベントを開催していた
リュールエン( GM ):七夕!そうだった(笑)では自己紹介は問題ナッシングですね!
ミィム(PL1):キャラバン、からんでくださってありがとうございました^^
凛(PL2):ありがとうございます^^<キャラバン
ゲオルグ・ロット(PL3):お陰様でキャラバンデビュー果たせました。ありがとうございます。
ミィム(PL1):スイカは無意識に書いてたのですが、あのからみは見事でした>ゲオルグさん
リュールエン( GM ):じゃあ、ミィムさんも加えて、もうちょっとだけキャラチャをしてもらえますか?(笑)あと、それぞれ今回の目的の街テファルに向かう理由なんかを考えてもらえるとありがたいです~。
ちなみに、キャラチャの設定はテファルに向かう途中のお茶屋さん的な場所です。皆さん、すでに旅はご一緒が決定しているという感じで。
凛(PL2):買い物とかする人っています?
ゲオルグ・ロット(PL3):荷物ぱんぱんなので、買い物の余裕なさそうです……。
凛(PL2):りょうかいです^^;
ゲオルグ:「テファルでは変な形の珍しい虹が見られるそうでな。私はそれが目的かな」
ミィム:「はゎ~、テファルに虹を見に行こうと思ってたんですが、道に迷ってしまって。みなさんにお会いできてよかったです」私もテファルには虹を見に行きたいと思います*^^*
凛:「わーい、ミィムちゃんだー。こんにちはー、ミィムちゃん、すいかのお兄さん!」
ゲオルグ:「元気そうでなによりや。お嬢ちゃん」
ミィム:「凛ちゃん、ゲオルグさん、こんにちは!(ぺこり)テファルまでご一緒してくださると言うことで、ありがとうございます」
凛:「凛も虹がみたいです!にじーをみーにーゆこううよー、くちぶーえふきつーつ♪(音痴)」
クー:「くーくー」
ミィム:「あ、クーちゃんもよろしくおねがいしますね。(なでなで)」
クー:「くーんくーん (*^^*)」
凛(PL2):ちなみに赤ちゃんペットのうさぎさんです<クー
ゲオルグ:「賢そうな顔してるな。将来大物になるで、きっと(ウサギをみながら)」
ゲオルグ・ロット(PL3):まるっこくて可愛らしい……。
ゲオルグ:「しかし、”天空に消える滝の街”やのに、滝目的のヤツはおらんのか……(苦笑)」
ミィム:ゲオルグさんは、あの帽子装備なのでしょうか?^^;
ゲオルグ:いや、今はしてません。さすがに(汗)。
ミィム:「滝も不思議で魅力的です!でも、やっぱり空いっぱいの虹が見てみたいですね。おとぎの国みたいです」>ゲオルグさん
ゲオルグ:「まぁ、せっかく行くんや。テファルにあるもの全部楽しもうやないか」
ミィム:「着いたら、凛ちゃんと虹の折り紙作ったり、ゲオルグさんと虹のスケッチしたりしてみたいですね。楽しみです*^^*」
凛:「わーい、わーい。楽しみです^^」
ミィム:「そうですね!滝も湿地も街もみーんな楽しみましょう!」
リュールエン( GM ):というわけで、みなさん、虹が目的?
ゲオルグ:そのようで(笑)
凛:ですねー。
リュールエン( GM ):了解しました~。
ゲオルグ:せっかくなので、茶屋でテファルの情報を収集しておきます。街道に物騒なものが現れてないかとか、何か事件が起きてないかとか。
リュールエン( GM ):基本的には湿原をすすむのですが、事件的なことは起きていないようですね。
ミィム:平和が一番!
リュールエン( GM ):では、これから始めたいと思いますね!
凛(PL2):ぱちぱちぱちぱち。
ゲオルグ:よろしくですー。
ミィム:よろしくお願いいたします^^
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さて、プレイヤーとキャラクターの自己紹介が終わったところで、
いよいよ次回から本編に突入します。
ミィム、凛、ゲオルグたち3人には、どんな冒険が待ち受けているのでしょうか?
それでは続きをお楽しみに!