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期待は自分にするもの
ごきげんよう、麗しのモンブラン夫人よ。
今日も魂磨きのためのありがたいお言葉をブッ込むから、よくお聞きなさい。
「勝手に期待した私が悪かったのね!」とか「期待させておいてヒドイじゃない!」とか、安いドラマの主人公みたいなことを口走ったことがある人、正直に手をお上げなさい。
勝手に期待して、勝手にガッカリして、勝手に裏切られた気分になる。そんなものはまさに、くすぶり女子にありがちなお話です。
もし期待をかけた相手があなたの理想通りになって、あなたもラッキーにありついたとしても、それは所詮「おこぼれ」という余り物。
確かにおこぼれはありがたいし、ありがたくいただくものではあるけれど、ふいに頂戴するから「有難い」のです。
それなのに、あらかじめ「おこぼれチョーダイ」ありきだから、想定外のことが起こった時にこう叫ぶのです。
「勝手に期待した私が悪かったのね!!」
「期待させておいてヒドイじゃない!!」
しかも、期待は増長していくのをご存知かしら。
こうならないかな~
こうなったらいいな~
こうなるかも!?
こうなりそう!
こうなれ!!!!!
こうならなかったら許さない!!!!!!
つまり、相手に期待するってことは、相手をコントロールしたい願望と同じってこと。期待はあらゆる苦悩のもとだって、シェークスピアも言ってるわ。
いいこと? 期待するなら自分自身に。自分に期待して、そのおこぼれを周囲に差し上げるくらいで、ちょうどよろしい。
今日も一日、モンブラン夫人のありがたい言い付けを守って精進なさい。ごきげんよう。