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人様のものはよく見える
ごきげんよう、麗しのモンブラン夫人よ。
今日も魂磨きのためのありがたいお言葉をブッ込むからよくお聞きなさい。
隣の芝生が青く見える?
人様のものが素敵に見えるのはよくある現象ね。だって、わたくしたちは人間ですもの。
人と自分を比べて羨ましがってはいけないとよく聞くけれど、それはいけないことかしら?
お隣りのテーブルで、自分が食べたことのない美味しそうなお料理に舌鼓を打っている人がいたら、「美味しそう~! どんな味がするのかな? わたしも食べてみたいーーー!!」と思うのは、ごく自然なこと。
わたくしが思うに、肝心なのは「そのあと」ではないかしら。
「美味しそう~! どんな味がするのかな? わたしも食べてみたいーーー!!」のあと、自分のテーブルに並んだお料理を見て、「それに比べてこっちはショボいわぁ。食欲なくすわぁ。あっちがいいな~。あっちのが食べられないわたしって、やっぱりダメだね」」
その発想。その態度。まさにクイーン オブ くすぶり女子です。
当たり前のことを言うから、よーくお聞きなさい。
あなたの目にはお隣りのお料理が美味しそうに映るかもしれないけれど、お隣りのテーブルでは、あなたのお料理を羨ましがっているかもしれないわ。
自分のテーブルに並んだお料理をよく見てごらんなさい。しっかりと目をこらすのよ。まずは自分が持っているものを見直して、確認して、ありがたく思いなさい。
お話はそこからよ。
今日も一日、モンブラン夫人のありがたい言い付けを守って精進なさいね。ごきげんよう。