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呪いをかけられた

私は、ずっと悩んでたインターンを昨日辞めた。

最後に上司の方に言っていただいた言葉が忘れられなくて、自分がこれからずっと背負っていく言葉なんだろうな、と思った。

「自分にとって耳障りのいい言葉だけかけられる環境で生きていくの?厳しいことを言ってくれる人なんてそういないよ。みんな『まあいいか』って流して、知らない間に人が離れていくだけ。

「人に伝わる話し方ができないあなたは、いつか必ず苦労するよ。そうして、人が離れていくんだよ。」

「自分が半年って決めた期間を、その責任を、放棄したことは忘れたらダメだよ。」

「自分はこんなに頑張ってるのに、を押し付けてもダメだよ。」

「ここを離れるなら、もう何も言わない。教えてあげられることはない。」

「集中力がない。これ以上学ぶことはないってどこかで思ってる姿勢が仕事に出てる。一人前としてみてさらに伸ばしていこうとアドバイスをしてくれている人に失礼でしょ。」

全部、正しい。

そして人が大好きな私にとって「人が離れていくよ」は致命的。まじで抜けないよ、そのトゲ。

私は逃げたんだなあ、と強く思う。そんな自分が情けないし、悔しい。情けない自分を認めるのが、辛い。この決断を自分も、他人も、誰も正当化はできない。逃げたことは事実。

これから社会人になって苦労するよ、って言われたのも辛いし、すごく怖い。

でも、こんなことばっかり考えていても進めない。

そんな時、ある大人に「自分にとって心地いい空間って何?」って聞かれた。

私は、弱さを共有して、互いを尊重しているコミュニティで、新しいものを生み出している時とても心地いいし、ワクワクすると答えた。そんな空間にいたいし、それを作り出す人になりたいと思った。インターンで常々指摘されてたけど、私は自分の話をしたがりで、人の立場に立ってその人に伝わる言葉を選ぶことがまだできない。

今の自分では自分にとって心地いい環境づくりに貢献できないから、変わりたいと思う。

私はそれを教えてくれた場所を離れた。学びの機会を自分で捨てた。でもそれを頑張れる場所はあのインターンではないと思ってしまった。そういう意味では、私は自分が頑張れる場所、頑張りたい場所を選んだ、と言えるのかもしれない。

厳しい場所にいないと自分は成長しないと思っていた。でも、厳しい場所では私はすっかり萎縮してしまって、声が出にくくなったり、思考停止してかえって迷惑ばかりかけてしまったりすることを知った。
私が成長できる場所ってなんだろう、それを考えるきっかけになった。
私は、のびのびやらせてもらえる場所で成長したい。一見これは甘えのようだけど、(まだ今は私も甘えだと思ってしまうけど)『ここなら私成長できるんだよ』ということを自分にも、他者にも証明していくフェーズがこれから始まるのかなと思っている。そうすれば、自分が心地いい環境を選ぶ勇気が出てくるはず。

期待してくれていた人を裏切った。厳しい環境を乗り切れなかった。自分にとって甘い環境を選んだ。そういう負い目は多分しばらく消えないけど、でもこの選択をしてよかったと思えるように頑張りたいと思ってる。

いつ役に立つかわからない力を身につけるために長い間辛い思いをして、自分も人も幸せにすることもできない時間を過ごすより、自分も人も幸せにできる時間の使い方をしたいと思った。明日死んでもいいように生きたいと思った。

本当に、ごめんなさい。

まじで甘えてると思う。

これから、自分が納得できるように成長していくしかない。私はあの上司を満足させるために生きてるんじゃなくて、自分が幸せになるために生きていくんだから。

今はすごく気にして気分も重いけど、これを書いたら切り替えるって決めた。頑張る。


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