初めてのアメリカ放浪記2/旅立ち-砂漠編
レンタルした車はシボレーノバ、赤い小さい車だ。
僕の頭の中にはセルリアンブルーの
大きなオープンカーに乗り、バンダナ・サングラスで
砂漠を横断するイメージがあったのだが、
予算の関係で断念した。
「これから頼むぞ!」と言いながら、僕はキーを回した。
西海岸沿いにコーストハイウェイ1と言う道が走っている。
ここの景色は絶景でこの道を走りにわざわざくる人も
いるほ どで、進路はこの道を南にひたすら走ることとした。
少予算は何よりも優先だ。砂漠の真ん中でも食事がとれるように、
アイスボックスを購入し、ハンバーガーセットと100%オレンジジュースを
買いだめした。
サンフランシスコ→モントレー→カーメル
途中でもらった大きな白地図で調べたとうり、
サンフランシスコから郊外に出て、ハイウェイにはいる。
そして、しばらく走ると憧れのコーストハイウェイ1に入った。
モントレーで「ミステリースポット」と言うところに寄ってみた。
その後カーメルでアメリカの唯一の有料道路「17mile drive」を走った。
日本で言うと、軽井沢みたいなところでとても気分が良かった。
カーメル→ビッグサー→モロベイ→サンルイス→ベイクフィールド
サンルイスで給油をしているときの話、一人のマダムと知り合った。
彼女はアメリカに移り住んで30年、日本をとても懐かしんでいた。
「ラスベガスに行ってごらんなさい、今はお祭りでそれはそれは賑やかよ!」
とても親切な人で、握手をして別れた。
ベイクフィールド→マホービ砂漠--ラスベガス
ベイクフィールドからしばし海岸線とはおさらばだ。
今度は内陸に向かって走って行く。
ラスベガスへ行くには、
そこからず~~~~~~~~~~~っと、
ず~~~~~~~~~~~っと、
ず~~~~~~~~~~~っと、
砂漠なんですよ・・・。
130km1日飛ばしっぱなしでついにオーバーヒート!
これは困 った!途方に暮れた。
ついに俺の人生終わってしまうのか!?
こんな砂漠の真ん中で、短い人生だった・・・
もっといい女に一杯あっときゃ良かった・・・。
ほとんど諦めて、車中で伸びていたら、
地獄に仏ハイウエイパトカーに助けられた。・・・助かった~~~。
アジアのビーチを中心に、ウインドサーフィントリップで世界をめぐる。