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フランス人とタバコ、タバコというより機関車

今回はタバコについて話そう。
フランスでは屋内での喫煙は一切禁止だが屋外ではカフェテラスだろうが道端であろうが公園であろうがナメック星であろうが皆んなタバコをスパスパ吸っている。
フランス人がタバコを吸っているというより、タバコに火を灯す機械、それがフランス人であるくらいの感覚だ。
それくらい老若男女皆んなタバコを吸っている。

筆者も日本にいる間、タバコを長年吸っていたがフランスに住む前にキッパリと辞めた。
なので実際フランスに来てタバコを買ったことがないのだがTABACというタバコ屋さんで購入する事ができる。
見た目はマルボロであろうがフランス産のタバコであろうが悪魔のような見た目のパッケージで販売されている。

そして日本のような缶詰喫煙所はない。
パリだとメトロに降りる階段のところに灰皿がある所もある。
それは道端で吸ってメトロに乗る前にそこで捨てる用だと思う。
筆者がよく見るパターンは道端で吸って、ゴミ箱の角で火を消してゴミ箱に捨てるパターンだ。
街中にゴミ箱が沢山あるので喫煙率の高いフランスだが日本の方が吸い殻は落ちている。
こちらのタバコはとても高いので安く吸うためにペーパーと葉を買って自分で巻いて吸っている人も沢山いる。

そして今筆者と同じ様な若い人たちが吸っているのは電子タバコだ。
VAPEの様な物かも知れないがとにかく蒸気機関車の様に煙を吐きまくっている。
というよりこいつらは蒸気機関車である。
その周りには必ず鳩がポッポー、ポッポーと言っているので間違いない。
こいつらはハッピーセットだ。
オモチャはストールだ。

なので乗っても良いのでその際の乗り方について教えようと思う。
まず蒸気機関車(喫煙者)に乗る際にNAVIGOを使わなければいけない。
蒸気機関車(喫煙者)と並列に歩いたら素早く相手のデコにNAVIGOを叩きつけるんだ。
そしてドアを開けるためにもげるくらいの力で鼻を上に上げならが、メトロと同じで背中に飛び乗る。
これで蒸気機関車(喫煙者)に乗る事が出来る。

冗談はさておき、関西生まれ関西育ちの関西人である筆者とは感覚が違うのだが彼らはメトロから降りた瞬間にもう吸っている。
駅内は外なのだろう。
中は外であり、外は中である。
中に出す、それ即ち外に出すという事だ。
外と中の感覚が良く分からないが、フランスでタバコを吸う際には周りのフランス人をよく見て喫煙しても迷惑にならない場所で吸う様にしよう。

これは余談だが公園ではタバコでは無い緑の物を吸っている人をよく見かけるし、街中ではタバコをくれと言ってくる奴も沢山いる。
基本的には無害だが何かされそうになったら必ずダッシュで逃げるようにしよう。
それかデコにNAVIGOを叩きつけてもげるくらい鼻を上に上げて背中に飛び乗ろう。
これが筆者が教えるフランス版How to dieだ。
決して真似しない様に。

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