#241 RIZIN DECADE 裏話
RIZIN DECADE（2024年12月31日、さいたまスーパーアリーナ）の裏話を集めたnoteです。
10回目となる“大晦日の格闘技の祭典”RIZIN DECADEから過日経ち、大会前後のいろいろな話が漏れ伝わってきましたので、まとめてみました。
過去のRIZIN裏話もありますので、よろしければご覧ください。
ポスター意匠
RIZINにとってDECADE（10年）となる記念すべき大晦日大会は2015年の旗揚げから丸9年間積み上げた闘いの歴史を表現したデザインとなっています。
開催日の左隣には「2015▶」、右隣には「▶」があり、2015年に旗揚げしたRIZINが今後も続いていくこと示唆する細かなメッセージが施されています。
大会ポスターは数年前に構想され、いつか出そうと温められていたデザインです。2000年に竣工して以来、大晦日格闘技の聖地「さいたまスーパーアリーナ」の水面に反射した姿が円形闘技場コロッセオとなっています。
対戦カード決定の裏側
堀口恭司 vs. エンカジムーロ・ズールー
堀口恭司の大晦日の試合について、アリベク・ガジャマトフが挑戦者候補にあがるも、知名度は低いものの、試合は跳ねると思われることから、エンカジムーロ・ズールーが挑戦者に選ばれました。
噂のあったデメトリアス・ジョンソンへの200万ドルオファーについて、笹原圭一事務局長は「そんなお金はない」と一蹴しています。
久保優太 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ。
久保優太の大晦日の試合について、対戦候補にあがったのはラジャブアリ・シェイドゥラエフとカルシャガ・ダウトベックの2選手。
久保優太曰く「カルシャガ・ダウトベックだとふつうに勝ててしまっておもしろくないので、カルシャガ・ダウトベックを指名した」とのこと。
福田龍彌 vs. 芦澤竜誠
芦澤竜誠は雷神番外地でブレイキングダウンの選手との試合を打診されるも辞退。前々から対戦を熱望していたDEEP２階級制覇・福田龍彌を指名。
辰年を締め括るに相応しい2人の“龍（ドラゴン）”対決が実現しました。
雷神番外地
超RIZIN.3で拳を交えた朝倉未来と平本蓮がそれぞれ率いる軍団が激突した雷神番外地。
白を基調としているリングマットやラウンドガール衣装は黒、オープニングセレモニーやラウンド間の音楽など演出をいつもからガラリと変えて、行われました。
入場曲にまつわる話
入場曲被り
格オタであれば、自分が選手だったら入場曲を何するか、一度や二度妄想したことがあるはず。
そんな見せ場の一つである選手入場で同曲を使用している選手はいますが、RIZIN DECADEでは2曲が被るなかなかお目にかかれない異常事態が発生しました。
Not Like Us / Kendrick Lamar
貴賢神
赤田プレイボイ功輝
Lose Yourself / Eminem
エドポロキング
元谷友貴
生歌を封印した芦澤竜誠
自ら作曲した歌を歌いながら入場することでお馴染み芦澤竜誠。
ここ2試合連続で生歌を封印しており、今試合で選曲したのは「とんぼ / 長渕剛」。前戦では「世界中の誰よりもきっと / 中山美穂」を選曲しており、選曲理由はどちらも不明です。
入場曲好きとしては、試合のたびに曲を変えることはファンからすると思い入れが生まれないので固定すべきと思いますがいかがでしょうか。
いびつな世界感
RIZIN初参戦となるホセ・トーレスを迎えうつ神龍誠。
ラテン系のホセ・トーレスが日本の曲「70cm四方の窓辺」 / ROTTENGRAFFTY（ドラゴンボール超のエンディング）を選曲し、日本人の神龍誠がラテンの曲Danza Kuduro feat. Lucenzo / Don Omarで入場するといういびつな世界観でした。
ファイトパンツにまつわる話
秋元強真編
3大会連続参戦となった“超強真星”秋元強真。
朝倉兄弟に憧れて格闘技を始めたのは承知の事実ですが、RIZINデビュー戦来、朝倉海のゴールド、朝倉未来のシルバーのハーフカラーのファイトパンツを着用して試合に臨んでいます（1戦目は左右、2戦目は前後のハーフカラー）。
3戦目となる今試合では上下にゴールドとシルバーのハーフカラーのファイトパンツで試合に臨んでいます。
左右、前後、そして、上下にしたので、これでネタが尽きたと思います。
次戦の秋元強真のファイトパンツにも要注目です。
芦澤竜誠編
芦澤竜誠は「格闘家はスポンサーじゃなくて拳一つで稼いでナンボ」の精神でパンツスポンサーをつけず、毎試合市販のUFCのファイトパンツを着用しています。
RIZINのリングでUFCのファイトパンツを着用するのはいかがと思いますが、RIZINのファイトパンツが市販されていないので致し方ないといったところでしょうか。
商品コード： TF-VN-S-418
販売価格：15,950 円（税込）
5大発表
RIZIN DECADEで「5大発表」を行うと宣言していた榊原信行RIZIN CEO。
特に第1部となる雷神番外地の開始直後に特大の大発表を行うので、第1試合からの来場、視聴を促していた結果、5月4日、朝倉未来vs.平本蓮Ⅱを東京ドームで行うことが発表されました。
この発表に会場はこの日一番の大歓声につつまれ、両者の人気に高さがうかがえました。
いつも大発表として宣言しつつも、すべての発表内容が不明なので、榊原信行RIZIN CEOによる大会総括でメディアの方には質疑するようにしてほしいです。
5大発表（予想）
・朝倉未来vs.平本蓮Ⅱ
・5月4日、THE MATCH 2開催
・5月30日、韓国大会開催
・超強者会員表彰
・JMOCにMMAレフェリー通算1,000試合記念メダル授与
・キッズダンス表彰
・ショーン・オマリー挨拶
ショーン・オマリー来日
前UFCバンタム級王者ショーン・オマリーがピンクのアフロにピンクの着物でRIZINのリングに上がり「みなさん、今日はお招きいただきありがとうございます。日本のファンは素晴らしいです。良いお年をお過ごしください」と挨拶。
ピンクの着物の値段は一式で500ドル（約8万円）のお召し物で、来日してから購入したものです。
祝10周年
大入り袋配布
RIZIN10年を記念してマスコミの方などの関係者に大入り袋が配られました。中には「当たり」もあったとのこと。
ABEMA特別企画
RIZINのPPV放送を担っているABEMAからは、特別企画「RIZIN運営スタッフへ差し入れ大作戦!!」が行われ、見事3000リポストを達成したので、豪華おせちにRIZIN運営スタッフから「戦慄の鬼坊主」と呼ばれ恐れられている藤井琢倫（サイバーエージェント常務執行役員）のシールが添えられて贈られました。
ABEMA企画「2024年を表した言葉」
RIZIN DECADEに出場し、勝利した選手が色紙やTシャツに書いた「2024年を表した文字」をご紹介します。
安保瑠輝也 男は度胸
桜庭大世 大
篠塚辰樹 辰
冨澤大智 底
堀口恭司 蓄
元谷友貴 元
会場限定高額グッズ
事前告知することなく会場限定で販売される高額グッズ。
超RIZINや大晦日の大会などの大規模イベントの際に限って、サイン入りリングマットやサイン入りグローブが販売されており、直近の超RIZIN.3ではサイン入りグローブとサイン入りポスター&リングマットが限定販売され、サイン入りポスター&リングマットは9.8万円、サイン入りグローブ220万円でした。
朝倉未来vs.平本蓮サイン入りグローブ220万円
マニー・パッキャオサイン入りグローブ220万円
朝倉未来vs.平本蓮サイン入りポスター&リングマット9.8万円
マニー・パッキャオvs.安保瑠輝也サイン入りポスター&リングマット9.8万円
本来であれば、ライアン・ガルシアと安保のサイン入りグローブが販売されていたのでしょうが、ライアン・ガルシアの拳のケガで試合が延期となったので、会場限定高額グッズの販売はありませんでした。
BLACK ELBOW結成
1月3日、10年以上前からベビ梅（ファン）の鈴木千裕を運転手に鹿島神宮へ初詣に詣った梅野源治。
BLACK ELBOWを結成した両者はおみくじをひき、絵馬に願い事を書き、今年の活躍を祈祷したのでした。
梅野源治
大吉
鈴木千裕
吉
梅野源治
RIZIN MMAで結果を残してベビ梅を増やす！
鈴木千裕
チャンピオンに今年返り咲く 有言実行
にじほ、快挙達成
YA-MANお気に入りのキャバ嬢であるにじほ。
勤務先の六本木の高級キャバクラ「ファブリック六本木」でファブリックチャンピオンシップ個人戦売上ナンバー1となったことを自身のインスタグラムで報告。
YA-MANのおかげで有名になることができた部分が少なからずあるはずなので、残念会を開いてあげてほしいですね。
あとがき
ホベルト・サトシ・ソウザが勝利者マイクでレニー・ハートのご主人マルコム・マースが膵臓がんで闘病中であることを告白しました。
レニー・ハートはPRIDE、DREAM、RIZINと長年にわたって選手コールなどを担ってきた人物で、彼女にコールされることに喜びを感じる選手も多いと思います。
現在、クラウドファンディングで支援ができますので、イチ格闘技ファンとしての皆さんに共有させていただき、結びの言葉といたします。
https://gogetfunding.com/support-malcolm-mahs-cancer-battle/
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