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#198 超RIZIN.3 超裏話 後編
超RIZIN.3(2024年7月28日、さいたまスーパーアリーナ)の裏話を集めたnoteです。
超RIZIN.3から過日経ち、大会前後のいろいろな話が漏れ伝わってきましたので、まとめてみました。
今回は、先日投稿した前編の続きとなる後編です。
過去のRIZIN裏話もありますので、よろしければご覧ください。
熱く、セクシーなBKFC女子カード
超RIZIN.3で、ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)提供試合として組まれた、ジョン・ドッドソンvs.征矢貴とタイ・エマリーvs.チャリーサ・シガーラ。
タイ・エマリーはBKFCでKO勝利を飾ると、ロープに登り、上半身のウェアーをたくし上げ、観客席に向かって胸を露出する前代未聞のパフォーマンスで話題を呼んだマッスル美女ファイター。
この前代未聞のパフォーマンス映像が世界中に拡散され一躍有名になるも、BKFCから厳重注意を受けていて、RIZINからも胸を露出しないよう事前通告されていたこともあってか、今回露出パフォーマンスはお預けでした。
主催者が躍起になって露出をたしなめるのは、アカウントが停止になるおそれがあるためですが、今試合入場時間よりも短い1ラウンド37秒の一撃KO勝利だっこともあり、露出を期待したリングサイドのお客さんも数多くいたのではないでしょうか。
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征矢貴は穏やかに生きたい
2024年5月に突如YouTubeデビューした征矢貴。
無神経なインタビュアーまさきDに軽妙なツッコミをいれる征矢貴のかけあいにドハマリする視聴者が急増加中で、チャンネル名がプリントされた穏やかTシャツを着て観戦に訪れたファンの姿も。
肝心な試合は、征矢貴が望んだ試合とはいえ、ベアナックルファイト初戦がチャンピオンのジョン・ドットソンとの試合で、三度のダウンを奪われ、判定で敗れはしましたが、拳は折れ、鼻も折れた状態にもかかわらず、命を燃やし勇猛果敢に闘い続ける征矢貴の姿に感動した人も多いのではないでしょうか。
この試合が「2024上半期RIZINファンが選ぶベストバウト」の3位に選ばれたことこそが、観戦者の心を揺さぶったなによりも証左です。
ちなにみ、まさきDのタレコミで、征矢貴はランニングシューズで試合に臨んでいたことが判明しました。
ベアナックルファイトは普通ボクシングシューズを着用して戦うんですが、征矢さんだけ「なんか慣れないから」というゆるい理由から、普段のランニングシューズを履いて戦っていたことはあまり知られていません
2024年7月29日午後5:46
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ナン大好き摩嶋さん
夜間にクラブのセキュリティとして働く、新居すぐる。
日中に配管工として働く、摩嶋一整。
両極端なコントラストの仕事にスポットライトを当て、新居すぐるには仕事中にインカムで、摩嶋一整には朝礼で試合が決定したことを伝える演出で試合を盛り上げた新居すぐるvs.摩嶋一整。
勝利者マイクで「明日も仕事で現場があるので、今日はこの辺で」と手短なコメントを残して地元山口県に帰郷した摩嶋一整の大好物はご存知「ナン」。
祝勝会は減量で口にできなかった「ナン」が大量に振舞われてご満悦な摩嶋一整でした。
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愛の不時着
YA-MANお気に入りのキャバ嬢であるにじほに22万のVIP席のチケットをプレゼントするも、渡す瞬間から行けなかった場合のこと聞かれたり、母親が観に行くかもとなど、にじほの来場の有無を問う形で締められた悲壮感漂う煽りVの直後、客席のにいるにじほがモニターに映し出されたことで、より一層盛り上がったYA-MAN vs. 鈴木博昭の一戦。
誰もが脈もなく、来場していないと思い込んでいただけに、試合以上に注目の的となり、YA-MANが鈴木博昭をKOした時よりも歓声があがっていました。
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にじほの来場に気合いの入ったYA-MANがKOで勝利を飾り、リング上で「あきらめないで最後まで通い続けます」と宣言したとおり、2夜連続でお店に通った祝勝会の総額306万円。
これだけ散財するも、2夜6時間中で同席してくれたのは1時間だけ。しかもアフターもなく、一人で帰宅の途に就くYA-MAN。前途多難なYA-MANの恋模様はこのまま課金おじさんで終わってしまうのか? 愛の不時着やいかに。
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坊主頭の真意
直近3連敗中で、ヒロヤとの一戦に進退をかけた所英男。
ヒロヤ戦の対戦カード発表会見に坊主頭で登場し、「負けたら引退」「結果を出して喜んでもらいたい人がいる」とコメント。この一戦にかける気持ちの現れかと思われていましたが、後日、乳がんの闘病中で、抗がん剤治療で髪の毛が抜け落ちてしまう奥さまを励ますために親子揃って坊主頭にしたことをRIZIN CONFESSIONS #154で公表しました。
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DREAM時代から所英男と苦楽を味わい、公私で付き合いがあり、信頼関係がある煽りVアーティスト佐藤大輔だからこそ公表することができ、暗い話の中にも微笑ましい一面を垣間見ることができる感慨深い作品です。
そんな佐藤大輔が、「歴代最高の煽りV、これ以上の煽りVは作れない」と語ったDREAM フェザー級GP準決勝、所英男vs.高谷裕之(2009年10月6日)の煽りVが今でもYouTubeで視聴することができます。
国歌独唱
朝倉未来vs.平本蓮の一戦に歌手の手越祐也が国歌を独唱するとが発表されるも、発表前後に両選手が国歌独唱をせず試合をしたいことをSNSに投稿すると、国歌独唱に対する賛否両論が巻き起こることになりました。
結果、発表2日後に手越祐也本人から辞退の申し出があり、国家独唱は早くも中止に。RIZINは謝罪のリリース文をXに掲載し、手越祐也の国歌独唱を目的にPPVを買った人には返金対応を取る事態にまで発展しましたが、国家独唱の賛否にRIZINが素早く中止の発表とともに謝罪したことで、問題を沈静化することに成功しました。
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この問題に対してオープニングVの初っ端に君が代を流して「ほら騒いでる外野の連中、これで満足か?」って感じで、佐藤映像の機転や意地の悪さが痛快に感じられました。
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ラストマンスタンディングバウト
朝倉未来vs.平本蓮の試合にLMS(ラストマンスタンディング)ベルトがかけられ、判定では無く、闘う2人によって自ら決着を着けて欲しい願いから、特別ルールで行われた一戦。
結果、平本蓮が勝利し、榊原信行RIZIN CEOが苦悶の表情で平本蓮の腰にLMSベルトを巻いていました。
これまでもベルト授与の際に喜怒哀楽が表情に出ることが多く、プロモーターとして、朝倉未来に引退されると困るのが表情に出たのかと思いきや、よくよく足元を見てみると。。。
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ちなみに、不評だったLMSベルトの製作は勝利者トロフィーを製作しているジャパントロフィーですが、デザインは別の会社です。
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ペットボトル事件の真相
朝倉未来vs.平本蓮の試合後のリング上で、この試合の解説を務めた鈴木千裕と平本蓮がいつの間にか一触即発の事態に!
ことの経緯を間近で目撃していたRIZINアンバサダーのくるみが、自身のYouTubeの振返り動画で説明するも、意図しない切り抜き動画が拡散・炎上し、動画を削除して訂正コメントを出すハメになったことはネット社会の恐ろしさが垣間見えました。
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・平本蓮が解説席の鈴木千裕に中指を立て侮蔑
・鈴木千裕が自分のペットボトルを平本蓮に投げつける
・平本蓮がそのペットボトルを拾って投げ返す
・鈴木千裕が隣の席のくるみのペットボトルを投げつける
・その影響でくるみのスマホにフィルムに線が入る
・鈴木千裕が解説席を飛び越えリングへ
KURUMI_CHANNEL「超RIZIN3振り返り」より
鈴木千裕と平本蓮はかつてRIZIN LANDMARK vol.2(2022年3月6日)で闘い、平本蓮が敗戦後「負けました。けど負けてないっす。またすぐやります。」とリング上で発言したり、デスノートを読み上げている最中に鈴木千裕が「なげぇーよ」と横槍を入れたりと、なにかと舌戦を繰り広げてきた犬猿の仲。
平本蓮の次なる標的は鈴木千裕か? RIZINで何を魅せてくれるのか?
次のアクションが気にるところです。
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あとがき
大会開催の発表がいつになく速く、プロモーションも数多く行われたことから、超裏話満載でしたが、最大の超裏話である平本蓮のドーピング疑惑は今後どのような展開が待っているのでしょうか。
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