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年上の女性が若い女性と話すときに考えること

お知らせ
林さんが書いた新しい小説が上梓されました。ぜひお読みください。

今回の「ワイングラスのむこう側」は、「少し年齢差のある女性同士の会話」についてです。煙たがられる先輩と、尊敬される先輩。どうせなら尊敬されたいものです。

好まれる話、嫌がられる話

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

僕のnoteに40歳前後の女性から「2、30代の女性と飲み会などでお話する時の素敵な振る舞いってどんなものだと思いますか? 昔は会話を純粋に楽しめたのですが、最近は『アラフォー先輩の武勇伝に若手がつき合わされる』という構図になるのを怖がってしまいます」という質問が来ました。考えてみます。

日本人の場合、どうしても「年長者を敬う」という文化があるから、若い人たちが年長者の話を「そうですよねえ」「ええ! そうなんですかあ」って話を合わせがちですよね。僕はバーテンダーなので、「質問されない限りは絶対に自分の話はしない」って決めています。だから、「世の中ではこういうのが流行っている」とか、「先日、こんなことを見かけた」っていう、「誰もが参加できる話題」をするよう心がけています。

でも僕たち人間は、「自分の話をすると気持ちいい」とか、「自分のことを理解してもらうと気持ちいい」っていう機能があるから、どうしても「自分はこんな経歴で、こんな仕事で」って話しがちです。

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