育休中こそ育休が必要だと気づいた話
先日ワンオペをはじめて約3ヶ月が経過した。色々なスケジュールの都合で2週間、日中はワンオペを離れる期間が生まれた。その経験を通じて改めて育児に育休が必要だと気づいたので記録。
気づかないところでストレスは溜まっている
育児に休み時間はない。
子供が2人いるとお店でコーヒーを飲むことはおろかコーヒーのテイクアウトすらままならない。というか買えてもすぐに飲めない。飲むためには準備が必要だ。自分よりも先に子供の飲み物を準備し、間食をあげたりしていると、コーヒーが冷めていたりする。「1人ならできたのに、できなくなったこと」がストレスになっていく。
細かいことを言えば子供が寝ている時間は休み時間かもしれないけれど「気が抜けない」(子供はいつ何が起きるかわからない)。それが問題で、ワンオペをしていると「自分の時間」がなかなか取りにくく、解放される感覚がなくどんどん不満が溜まっていく。
しかも育児に土日休みはない。
どんなに子供が好きでも(私は子供好きな自信があったが)、自分の時間が削られていく感覚は気づかずにストレスになっていた。だからいつもなら怒らないことに腹を立てたり、急にやる気が出なくなったりすることがあった。
育児のキツさは体験しないとわからない
ある日の仕事と育児のスケジュールをざっくり書いてみたら、育児が辛くなるようなスケジュールになってしまった。ちょっと極端かもしれないけれど、概ねこんな感じだと思う。
スケジュールを見ると20:30以降は「夫婦の時間」として自由時間がある。
仕事をしていた時はその時間に仕事のこと考えたりする「自分で思考を中断できる」自由な時間だった。ところが育児の自由時間は「いつ自分の時間を中断されるかわからない」自由時間だった。
同じ自由時間でも意味が全然違った。
仕事をしていた時は「仕事の時間は育児とは時間の密度が違う」と思っていたけれど、そもそも育児と仕事はストレスの質が違う。スケジュール表を並べてみたけれど、そもそも「時間」という基準で同じように語ってはいけない。
そんなことにもワンオペをしてみないと気づけなかった。
ワンオペから離れて気づいたこと
夫婦間のスケジュールの調整の結果、私は3ヶ月のワンオペの後、2週間日中は育児から離るれる期間が生まれた。その結果とんでもなくリフレッシュしてしまった。
というか、ワンオペを離れた1日目から家に帰る前には子供が恋しくて仕方なかった。
そして街を歩いている時間は思わずこんな写真をとってしまうくらいにはリフレッシュしていた。
この写真が上手いとか下手とかそういう話ではなく、この景色を見て立ち止まれる余裕があることが驚気だった。24時間育児をしていると、自分のペースで歩くことや、周りの景色を眺める余裕すらなくなっていた。そしてそのことに自分では気づいていなかった。
育休を取得している人こそ、育児を休める日が必要
だから、育休を取得している人、育児をしている人(とくにワンオペの人)が意図的に育児から離れられる時間をパートナーは作ってあげた方がいい。
もし育児をしている本人が大丈夫と言っていても育児から離れる時間は必要だと思う。数週間は取れなくても、まずは週末の数時間でも育児から離れさせて、自分の時間を作れるようにするともしかしたら夫婦の関係のうまくいくかもしれないい。そしてもっと育児を楽しめるかもしれない。それはこれからわかるのだけれど。
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