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ニュージーランドでパートナーシップビザが取れたよ! 〜準備したことや失敗談〜
この間、ニュージーランドのパートナーシップビザが降りました。
準備も大変だったし、本当に降りるのか?という不安がたくさんだったので、イミグレからメールを受け取った時は、信じられない気持ちと嬉しい気持ちでごちゃ混ぜでした🤭
準備は苦労したし、失敗もして、不安でしょうがなかったので、同じような悩みを持つ人の助けになりたい!
今回は、パートナーシップビザ申請の流れと、そのために準備したことをまとめようと思います。
(⚠️ビザの申請状況は刻一刻と変わります。パートナーシップビザの種類も多岐に渡り、パートナーの仕事によっても申請できるかできないかが変わってくるので、しっかり自分でイミグレのページを読み込んで、それでもわからなかったら直接電話して聞いてね!)
申請する前の私とパートナーの状況
私はワーホリビザでニュージーランドに滞在しており、入国から半年後くらいに現在のパートナーと出会いました。彼はアルゼンチン人で、ワークビザを持っています。私のワーホリビザだと長く一緒にいられないのでどうしよう?と色々調べた時に「ワークビザ保持者のパートナー」に対象のパートナーシップビザがあることが判明。それに挑戦しました!
彼と出会い半年経ってから申請を開始しました。
2024年3月に出会い→2024年10月に申請→2025年1月にビザ降りる
というタイムラインでした。
たくさんのお金がかかるのでアドバイザーは頼まず、自分たちだけで全て準備しました。ビザは申請から3ヶ月で降りました。
懸念点
イミグレーションのウェブサイトに、パートナーシップビザを申請するための情報がまとまっているページがあるので、そこを読み込みました。英語だし色々とビザのことはややこしいので、時間がかかりました😅
そこで一番懸念していたのが、私と彼が出会ってから日が浅いということ。
ページには特にどのくらいの期間交際していなければならない、とか
どのくらい一緒に同棲していないといけない、とかの記載はないです。
ですが、交際期間が長ければ長いほど信頼性は増すと思うし、私も彼もニュージーランド人ではないので、そこがネックでした。
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準備したもの
イミグレに書類を提出するのは、全てオンラインで完結します。PDFに編集してアップロードする感じです。特に書式は決まっていないので、GoogleドキュメントなどにまとめてPDF化して提出しました。
二人の関係のタイムライン
いつから、どこで出会って、これまで何をしてきたかを表にします。
私たちは職場で出会ったので、ファーストコンタクトや最初のデート、最初の旅行、など日付と共に、何を一緒にしてきたかを細かく書き出しました。
二人の関係性を証明する書類
これが一番、創意工夫がいる書類になると思います。
二人の関係性を証明するものの写真やデータをたくさん貼り付けて、説明する感じです。
⚠️意識することは、二人の関係がいかに濃くてブレないものであるか。を審査官にアピールすることです。嘘は良くないですが、内容は盛りまくっていきましょう!!どんなに長くなっても大丈夫。あるものは全部載せましょう!
■二人のチャットのスクショ(WhatsApp内の会話)
カップルぽいやり取りもだし、「卵買ってきて」「洗濯物取り込んで」とか、一緒に住んでいるのがわかる会話も大事。
■二人のセルフィー、または友人も一緒にいる写真
二人の写真はもちろん、この関係は公であることを証明する友人を交えた写真もあるといいでしょう。
■二人の旅行のレシート
エアビーを使ってのニュージーランド旅行をたくさんしていたので、レシートを全部DLして添付しました。一緒にバスや飛行機に乗ったならそのレシートでもいいです。とにかく一緒に楽しい過ごしたという証拠をかき集めましょう。
■友達や家族、職場の同僚からのカバーレター
「二人の関係は安定していて、とても良いです」ということを周りの人から証言してもらうためのレターです。「カバーレター 書き方」でググればやり方は出てきます。私たちは職場が同じだったので、職場の同僚やボスに頼みました。またそれぞれの友達にも頼みましたし、それぞれの家族のも作成しました。家族からのカバーレターには「娘から彼の話を聞くし、彼を連れて日本に来るプランを立ててるみたいです。」みたいなことも書くと信憑性が増すと思います。(家族のカバーレターは私たちで代筆という形で作成しました笑)
カバーレター、合計で7つくらい集めたと思います。
一緒に住んでいるという証明
これが難しかった。というのも、私たちは一緒の家を自分たちで契約して住んでいなくて、私が住んでいる部屋に彼が毎日来るという、半同棲みたいな感じだったから。(彼は会社の寮に部屋がありました。)
大家さんに二人の名義で契約していることがわかる書類がなどがあれば、強力なんでしょうね。半同棲であることはあえて言わず、揃えられる書類をかき集めました。
■銀行のジョイントアカウント(共通口座)
二人名義の銀行のアカウントをANZで作りました。これはオンラインで完結しなくて、支店に行って作成する必要があります。完成したらアカウント情報から、私、彼の名前、住所が載っているページのスクショをとり添付。
■保険に二人名義で加入する
車の保険はAAに加入していますが、それにセカンドドライバーとして彼を登録したり。任意の健康保険を探して、それに二人で加入したりしました。アカウント情報から、私、彼の名前、住所が載っているページのスクショをとり添付。
■同じ住所に郵便物を送る
彼の名前で、私の住所宛に届くようにネットショッピングをしました。「彼の名前+同じ住所」「私の名前+同じ住所」が記載されている郵便物の写真を撮り、一緒に住んでますよ!というアピールをしました。保険会社や銀行、政府からくる書類だと尚更信頼性が高まるらしいです。
ポリスレコード(無犯罪証明書)の取り寄せ←時間がかかる‼️
これが私が犯したしくじりでした。というのも、ポリスレコードを取るのにとても時間がかかるという事を知らなかったのです。
日本のポリスレコードは謎にアナログで。大使館に行って申請・指紋採取、指紋が日本に送られ、日本の警察で確認・ポリスレコードの発行、それをニュージーランドに送り返す…なんと、3ヶ月近くもかかるのです!
全ての書類の提出が完了した後に、ポリスレコードの提出を求められた私は、超〜〜焦りました。!!
イミグレに電話して、「こういう理由でポリスレコードの提出が遅れそうだ」と説明。そしたら「100%うまくいくかわからないけど、大使館で申請した証明のレシートを提出したら待ってあげられるかも」と。ウェリントンの大使館に大急ぎで向かいました!(予約必須です)
申請完了の大使館からのメールを証拠として提出しました。
ポリスレコードを早く受け取るために、私がとった裏技がこちら。
大使館で申請するときに、ポリスレコードをニュージーランドではなく、日本の実家の住所に送ってほしいと伝えました。実家に届いたら、母が開封・PDFにしてもらって、データを送ってもらい、それを提出しました。日本→ニュージーランドに送り返す手間が省けるため、申請から2ヶ月ほどでデータを手にすることができました。(ポリスレコードを本人以外が開封してはいけない、みたいな情報もありますが、緊急事態だったし母親に開けてもらいました。大丈夫でした。)
でもほんとに、日本は厳重ですね💦 彼はオンラインで1日で取れていたしほとんどの国はそんな感じだと思うのです。何かしらビザを取るときに必要になるみたいなので、早めに申請しておくことを強くお勧めします。
Chest X-Rayと健康診断
こちらもイミグレから追加書類として提出の要請が来ました。
最初の書類提出時に用意していなかったのは、私の条件で必要かどうか不確かだったから。出身国などで必要だったりなかったり、イミグレのページの書き方が不明瞭だし、電話しても要領を得ない回答だったので、提出しろ!と言われたら取りに行くつもりだったのです。
これは現地の病院を予約していけば数時間で終わるのですぐに取れます。
私はポリスレコードを取るついでに、ウェリントンのこのクリニックでやりました。
女性の場合は生理だと尿検査が引っかかって2度手間になったりするらしいので😱、タイミングを気をつけたがいいかも。
体重測定で、著しい体重増加に気づいたので皆様もお気をつけください…笑
お値段は全て合わせて600ドルくらいしたと思います。金が吹っ飛ぶぜ…😭
書類達を提出するぞ!
上記がざっと私が準備した書類です。
他にも、彼の情報(職場や個人情報)を記入するための書類や、パスポートや自分の写真も提出します。サイトで確認してみてね。
それを複数のファイルにまとめて、PDFにして…とちまちまと修正がたくさんあり時間がかかりました。
で、イミグレのサイトから「Real me」という自分のアカウントを作り(イミグレのサイトから誘導されます)、そこから必要な書類をアップロードします。この時点でいるかいらないかわからない書類(私の場合はポリスレコードと健康診断系はいらないかも?と思っていた)の欄には、「私の条件で必要かわからなかったので今回は提出しません。必要だったらコンタクトしてください」みたいなレターを作成して添付しました。
で、お金の支払いです。私が申請したときは1630ドルでした(2024年10月中旬)。10月までは800ドルだったらしいのですが、年々ビザのルールが厳しくなるニュージーランド、10月から2倍になったということ。もうちょっと早ければ800ドル節約できたのに😩えーん!
4月・10月はルール改正が多発するみたいなので、気をつけてくださいね!
前のビザが切れたらどうなるのか?
私のワーキングホリデービザは2025年1月中旬に切れまして、パートナーシップビザが降りたのが1月末。じゃあその間のビザはどうなったの?といいますと、インテリムビザという繋ぎのビザで滞在できました。
これは現在のビザが切れる数日前に、メールでお知らせが来ます。インテリムビザでは働けません。また出国したら無効になってしまうなどのルールもあるので、私は仕事もできず家でじっとドキドキしながら待っていました。
もし、申請中のビザの結果がダメだったら、出国までに21日の猶予を与えてくれるようです。
ぜひ参考にしてみてください。
以上が、ざっとした流れでした。
人生で一番大変なビザ取得でした😅(これまではワーホリか観光ビザしか使ってこなかったしね。)
アドバイザーにも頼らず、情報の少ないイミグレーションのサイトを読み、パートナーシップビザをとった友人に聞きまくり、ググりまくり、の手探りでのビザゲットだったので、喜びはひとしおです。
ちなみに、2024年12月以降に申請が通ったパートナーシップビザ保持者は、どこでも働けるようになったらしく(オープンビザ)働きやすさがグッと上がったようです。どの職場でも、フルタイムでも、パートタイムでも、フリーランスでも大丈夫みたい。私は、いろんな仕事を経験したいのと、日本企業とIT系のリモートの仕事をしたいなと思っているので、最高のビザを取れたなあと感謝でいっぱいです!
NZでパートナーシップビザの取得を考えている、そこのあなたの力になれたなら幸いです😁
何か質問があったら、インスタでもDMで答えられるのでぜひ。
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このマガジンでは、ニュージーランドに2023年にワーホリビザで渡航した著者が、ニュージーランドワーホリに必要な準備や、現地での生活のアドバイスをまとめています。
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