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インド2日目 〜サリーを着てクッキング〜

今日は、クリティカのお家へお邪魔して、サリーを着てインド料理をクッキングする予定だ。超楽しみ!!😊

まだSIMカードをゲットできていないことを彼女に伝えると、一緒についてきてくれると言う。ありがたい。

今日は、インドの女性が普段着でよく着る伝統的な服、クルタを着ていくよ!アニちゃんがインドに帰省した時にお土産で買ってきてくれたのだ。

本日は初オートを使ってお家に向かう!
オートとは、タクシーの簡易版と呼べばいいのか。タイでいうトゥクトゥク。三輪で小さめの小回りがきく乗り物である。

初オート出発!窓はついてないのですごい風を浴びながら疾走する。振動もすごい。スピードもすごい。外の空気を全身に浴びながら、外の風景に釘付けのワタシ。

め、めっちゃ楽しいいいいい!!!!

一気にオートのファンになってしまった。

ちなみにインドの交通ルールはあってないようなもんである。日本の真逆だと想像してほしい。
常にクラクションで通りはやかましく、隙間があれば入るし、オラオラオラどけどけ〜〜って感じ。弱肉強食。躊躇っていては負ける。そんな感じ。
それと横断歩道なんてものはないので、人々は轢かれないように車の波をかいくぐりながら見事に渡りきる。見ていて清々しい。

何回かオートに乗ると気付くのだが、道路上にはルールがないようで秩序が保たれてることに気づく。運転手は爆走しているのだが、とにかく気をつけているようで、車や人がいれば急停止するし、クラクションを爆鳴らししてるのは周りに「ここにいますよ!」って知らせるためのもののようだ。なのでドライバーの腕はすごい。

ルールで秩序が保たれているのが日本だとすれば、怪我しないように自分を守りながら行動するのがインド?
こう書くとカオスな感じがするけど、よく見ると調和が保たれているのがわかる。
こういうところに国民性が現れる感じがするなあ。日本と対局なので本当に面白い。

てな考察をしていると、あっという間にクリティカのお家に到着!!
クリティカは前回も記した通り、アニちゃん(私のかれぴ)と一緒にルームシェアをしているアニルダの、フィアンセなのです。ついこの間婚約をしたところで、10月に結婚式を控えているのだとか。
インドは結婚式は人生の大大大イベントなので、死ぬほどお客さんが来るらしく、もう準備に追われてる超忙しい時。なのに私のために時間を空けて、お家に招待してくれたのです。
クリティカは日本語を専門に勉強していて、今はチェンナイでインド人に日本語を教える先生をしている。ので、超日本語が上手!!!

家に入ると早速椅子をすすめてくれて、お母さんとお父さんが登場。飲み物をすすめてくれて、しばし談笑。
お父さんは金属類の研究者で今はもう引退してて、お母さんは昔から音楽やアートに興味があったので、クリティカはインドの伝統的なダンスを習っていて、彼女のお姉さんは絵を書くのが趣味で建築を学んだそうな。なんとも芸術的な一家!

そのうちにお母さんが「お腹すいてる?何か作るよ!」と言ってくれたので、そりゃ返事はもちろんYES!!!

卵ドーサを、トマトサブジを持ってきてくれた!
うまいうまいと言って貪り食う私を見て、嬉しそう。
もう一枚持ってきてくれた。インド人のおもてなしに感動。

余談だが、どこの国を旅してもみんな旅人に優しいので、たくさんの人に美味しいものを食べさせてもらってきた。たくさん食べるとみんな喜んで、さらに食べさせてこようとするのは世界共通。腹一杯でも喜ぶ顔が嬉しくて、食べ過ぎちゃうのが私…。おかげさまで、以前東南アジアを2週間バックパッカーしたときは7キロも体重が増えていたのでした。

コーヒーを飲んで(インドのコーヒーはブラックはなくて、たくさん砂糖と牛乳が
入ったあまーいもの)一息ついて、クリティカとSIMカードを買いに出かける。その間に、お母さんがクッキングの準備してくれるそうな。

オートに乗り込みケータイショップに到着。Airtelというインドでも大きな携帯会社。結構人並んでた。
ようやく私たちの番がきて、クリティカが現地語で店員さんとやりとりしてくれる。ほんと助かるわあ!!
無事シムカードゲットする。アクティベートに時間がかかるのでまだしばらくスマホは使えない。

そんなこんなでクリティカのお家に戻る。
お母さんがいなかったので、クリティカが様子を見てくると。眠そうな私を見かねて、ちょっとお昼寝しなよと、マットと枕を貸してくれた。

インドのお家は涼しくなるような設計がされていて、おおきい窓、大理石の床、天井には大きい扇風機がついていて風通しがとても良い。
これじゃ…眠くなってしまう…よ…😴

ハッ!!気持ち良過ぎて眠り込んでしまっていた!!!
でもお陰で体が軽い。意外とインドの暑さに体力が消耗していたのかも。

眠っていった私をそっとしておいて、クリティカとお母さんは、クッキングの準備とサリーを持ってきてくれていた。ありがとう!!!

早速サリーの着付けに入る。サリーは大きな長い一枚の布。それを上手く巻き付けてあの形になる。サリーの下には、袴みたいなパンツと、上半身には胸の下くらいまでの長さの半袖シャツを着る。
手際よく着せてくれるクリティカ&お母さん。

じゃ〜〜〜〜ん!!

おお❤️我ながら似合うじゃん!!!
クリティカも、「初めて着たとは思えないくらい似合ってるよ〜」と言ってくれた。
私昔からエスニック?というか、民族衣装が似合うのよね…なぜかしら?😂

そんなこんなで早速、台所に向かう。お母さんが下準備をしてくれたお陰で、スムーズに調理に入ることができた。つっても、お母さんが作ってるのを説明聞いてメモしたり、動画に撮ったりしてただけで私はほとんど作ってない。笑

幾多のスパイスを使って、超手際よく5、6品もの調理を進めていくお母さん。超かっこいい!!
スパイスにはそれぞれ体への役割があって、インド料理は奥が深い。日本では見かけない食材もたくさんあって、本当に興味深い。とても今回だけど覚えられそうにないけど、少しでも日本に持ち帰って、私のカレー技術が上がるといいな。

「インドのお母さんに料理を学ぶ」のが私の夢だったんだけど、素晴らしい友人のお陰で叶ってしまった!!!!!本当に嬉しい。

早速、実食!!!

美味しそうな料理の前に興奮が隠せない私
  • サンバル(野菜のカレー)

  • ラッサム (酸っぱいスープ)

  • ポテトサブジ(じゃがいものカレー炒め)

  • インゲン豆のサブジ

  • チャットニー(スパイスと野菜をペースト状にしたもの)

  • パパド(カリッとあげた薄いおせんべいのようなもの)

  • ココナッツミルクと麺のデザート

美味しかった〜!!決して日本のインドレストランでは食べられない、家庭の味。素朴だからこそ毎日食べられて、そして満足感のある味でした。

あ、ちなみにインド人はみんな辛いものが得意!というのは日本人の誤解なのです。
たくさんスパイスを使うけど、「スパイス=辛い」訳ではない。チリパウダーやブラックペッパーなど一部辛いスパイスはあるけど、それらを入れなければ辛くはならないのだよ。いろんなスパイスが混ざり合うことで、素晴らしい風味が生み出される、これがインド料理の素晴らしいところだと思います。

お母さんが一番最初に食べ終わったのだけど、私に「手を洗っていいですか?」と聞いてきた。

・・・・?
意味がわからずぽっかーんとしていると、クリティカが説明してくれた。
インドではゲストが食事を終わらせる前に席を立つのは無礼なことらしい。でも彼女はこの後用事があって急いでいたので、失礼を承知でそう聞いてきたみたい。

なるほど〜〜!!面白いなあ。そういう文化があるんだね。
ゲストへのポスピタリティがすごいインド、その一面を垣間見ました。

そのあとはクリティカと外に出かけて、ショッピングモールを見て新しいクルタを買ったり、アイスクリーム屋さんに寄ったりした。無事SIMも使えるようになった、よかった〜〜!!!!

超大充実の1日だった。クリティカと家族に大感謝!!!!

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