kintoneで業務改革—進捗管理とサンクスカード
この記事の著者紹介
MONOVATEがNIKKEI TOP LEADERに登場!
NIKKEI TOP LEADER 2024年12月号に当社が登場しました!今回のkintoneに関するページでは、当社のデジタル化の取り組みと業務カイゼンについて2ページにわたり紹介されています。事業承継に関する特集も掲載されていますのでご興味ある方はぜひご覧ください。
実は、MONOVATEとkintoneを提供しているサイボウズさんのつながりは以前からあり、「サイボウズデイズ2023」というイベントに当社代表の大山が登壇したのがきっかけで、CMにも出演することとなりました。この内容はサイボウズさんの公式サイトにもコンテンツとして掲載されています。今回はその内容をもとに、改めて紙面で紹介されています。
デジタル化と業務カイゼンへの取り組み
MONOVATEは、デジタル化を通じて業務カイゼンに力を入れています。特に、2019年に導入したkintoneを活用して業務効率化に取り組み、情報共有をスムーズに行うことで働きやすさを追求しています。
kintoneは非IT人材でも簡単にアプリを作成できるのが特徴で、デジタル技術を使った日々の業務カイゼンにピッタリです。今回はそのkintoneを使った当社の活用例を2つご紹介します。
kintoneの活用例1:リアルタイム進捗管理
以前は生産の進捗管理をエクセルで行っていました。製品名や工程、進捗状況を管理し、担当者が毎日夕方に製造現場へ出向いて状況を確認し、エクセルを更新するという手間のかかる作業が日常でした。そのため、日中は進捗状況が分からず、1日が終わるまで待つ必要があり、翌日以降の予定立ては夜に行うことも多くありました。
この課題を解決するため、エクセルからkintoneのアプリに移行し、現場で進捗をリアルタイムに入力してもらう仕組みを導入しました。その結果、いつでも状況を確認できるようになり、業務の効率が大幅に向上しました。
また、kintoneのコメント機能を活用することで、各部署間の連携が強化され、スムーズなコミュニケーションにもつながっています。
kintoneの活用例2:サンクスカード
当社は積極的にコミュニケーションを図ることで、部署間の連携を強め、仕事のしやすい環境作りをしています。kintoneにはコメント機能も備わっており、そちらでのコミュニケーションも多いのですが、今回はサンクスカードアプリを紹介します。
当社では、感謝の気持ちを伝える「サンクスカード」の取り組みを10年以上続けています。以前は紙のサンクスカードを使用しており、カードが手元に届くまでに最大1か月かかることもあり、この内容なんだっけ?ということもありました。また、宛先ごとの仕分けや、送受信件数の集計作業も手作業で非常に時間がかかっていました。
そこでkintoneでデジタルサンクスカードアプリを作成し、今年の6月に紙からデジタルへ移行しました。送る人はアプリでレコードを作成し、メッセージと宛先を入力します。宛先の人には翌日の8時に通知が届くため、感謝の気持ちがタイムリーに伝わるようになりました。また、送受信件数の集計も自動化され集計時間は0になり、仕分けミスで他の人のカードが紛れ込んでしまうことも無くなりました。
現在では、全社で毎月2000通以上のサンクスカードが送られており、紙の時代に比べて1000通以上増えました。この取り組みは、社内のコミュニケーションを活性化し、社員同士の絆を深める重要な役割を果たしています。
このように、MONOVATEではkintoneを活用して、業務の効率化とコミュニケーションの活性化を両立する取り組みを続けています。これからも進化するテクノロジーを最大限活用し、より良い未来の製造業を目指して挑戦し続けます。