デレステ『WINTER and WINDOW』のここ好き

クリスマスイベント曲『WINTER and WINDOW』が良かったのでここ好きポイントを書く。

主に3DMV、振付、歌詞、リズムゲームについて


3DMV編

➀窓を開ける

初っ端から窓を開ける動きが実に自然で「!?」ってなった。

次に建物の外観が映りやや揺れるカメラ、
窓から斜め下に目線を向けていたアイドルが「わっ」と喜んで窓から身を引く。

この数秒で「待ち望んでいた誰かがやって来たのを見つけて嬉しい」ってのがもう伝わる。
これアイドルの曲のMVだよな、映画でも見てんのかな、という映像表現の力すごい。

②カメラ=アイドルと一緒にいる誰か

『Dreaming Anniversary』『Next Chapter』でもそうだったように、カメラが「アイドルと一緒にいる誰か」の視点として使われているシーンがいくつも。

イタズラ好きの担当アイドルにあーんフェイントされるの、担当冥利に尽きる。

手を引く動きはもちろん、早く早くと促すような振り返り、アイドルとの距離感(物理)を感じさせるカメラの揺れ…どれも良い。

こういったカメラの使い方で、自身がその当事者としてドキドキしながら見ることもできるし、アイドルたちがカメラの前でそういった演技をできるようになった!と成長を喜ぶこともできるし、はたまたMVに映り込むあの腕は誰なのかと邪推もできる(笑)

③自然なリアクション

プレゼントを渡せて喜んでいたら、お返しのプレゼントがでてきてびっくり!そっと受け取ってにっこり。さらに白い息がアクセント。

滑らかなこの流れ…
本当に担当アイドルにプレゼントを渡してその反応を見たかのよう。

「え!?こんなことできるの!?」が未だに出てくるデレステMVほんとすごい。


振付編

➀サビ入り

"ふーゆーのー"でサビに入る一瞬の振付

両腕で身体を抱え縮こまるように足を曲げて小刻みに揺れる…と、小難しく書かずとも「寒い!震える!」動きをしている。

この動きを振付にしてしまうのがキュートだし、曲の中でもサビ入りの振付ってところが面白い。
普段振付としては見ない動きだから、かえってアクセントになって目を引く。クセになる。

②ハンドベル

この曲は総選挙の上位メンバーの歌唱曲ではあるけど、クリスマスイベントの曲でもある。
先ほどの"冬の"の震える振付もそうだけど、季節を感じさせるモチーフが振付に取り入れられてるのが面白い。

歌詞は"ベルが響く"。
それでも、クリスマスイベントという文脈と腕の動きから「ハンドベルを鳴らしてる!」と読み取れる。

というか腕の動きが綺麗、美しい…

上に向かう腕の動きに合わせてカメラも揺れるように動く。この角度変化たまらない。
最後は空に抜けるようにして次のフレーズに行くのも心地良い。


歌詞編

➀氷の宝石

冬曲らしく、寒い季節をイメージする「氷」の単語が出てくる。

「氷」は普段、"冷たい"または"鋭い形"などの特徴からクールな、他者を寄せ付けないような表現に使われるイメージがある。

けれどこの曲では、

"胸のなか 氷の宝石が輝きだす"

と、「キラキラするもの」「ワクワクすること」として「氷」が使われてる。

「氷の宝石」が「胸のなか」にあって「輝きだす」という組み合わせがサビの歌唱を締めくくる。
MVのイルミネーションと相まって、光を受けてたしかにキラキラと輝いてるんだろうと思える。

(ところでこの"こおーりーのー"の振付、親指・人差し指・小指伸ばした腕を高速で交互に動かすの何イメージの動きだろ面白い)


②総選挙曲として

「胸のなか」にある「氷の宝石」が「輝きだす」…
と自分で書いていて思ったけど、"氷は周囲の光を受けて光る"のだとしたら、その光はプロデューサーや客席のペンライトだったりするのかな?とふと思った。

「やっと会えたね!」の歌詞はもちろん、歌詞全体を見ていても「アイドルの声が聞こえてくるようになったこと」を歌っていると考えてもいいんじゃないかと思えるフレーズばかり。

イヴ・サンタクロースと言えばクリスマス、クリスマスは冬の始まりでもある。
"冬の扉がひらく"の歌詞は冬が始まる、冬が始まるってことはイヴ・サンタクロースの声が届くようになった世界が始まる…と、いかようにも深く読める。


"宝石が輝く"ではなく"輝きだす"のも「これから始まる」ことを意識しての表現に思える。
歌詞を「アイドルの声が届くようになり、ここから始まる」表現だと受け止めると、この2つのフレーズなんかは胸熱…

"夢が叶う時だと 知らせているベルが響く"
"大好きと言える チャンスが目を覚ます ありがとう"

2個目については、大好きと言うのも、「ありがとう」と言うのも、アイドル側としてもプロデューサー側としても受け取れそう。

ついつい「プロデューサーとアイドル」という構図で楽曲を受け止めがちだけど、もちろん「寒い季節に大切な相手と会う機会ができた」曲としても受け止められる(本来アイドルの曲としてはこちらがメインだろうけど)ことが、曲作ってる人たちほんとすごいってなる。


リズムゲーム編

マスプラ譜面について

真っ先に目立つのはモミの木(クリスマスツリー)でニヤッとしたけど、そもそもノーツ配置に妙に難しい部分なども無く、かつ楽曲の音に沿ってて遊んでいて心地良かった。

(リズムゲームプレー時の動画撮ってなかったのでがんばって文字で書く)

特に、サビ直前の「テッ テーッ ッテッ テー パン!」という楽器全体でのリズム叩くの好き。右手フリックをキリッと入れてくの楽しい。

からの、サビ始まってブラス系楽器が「パーーーーパララーーーー」と長めの音で出すメロディをスライドで追っていくのが心地良くて一番好き。
その後ブラス系楽器が細かい動きをしてもスライドのリズムがハマって楽しい。

おわり

リズムゲーム部分が楽しいしMVも良かったから、周回ちょっとがんばろうと思えて良いイベントだった。

2Dリッチも楽しみ。

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