都市経営プロフェッショナルスクール開講式での学びin北九州市小倉
小倉エリアのまち歩きからの学び
2024年9月7日~8日 北九州市小倉エリアで都市経営プロフェッショナルスクール1回目の現地研修に参加してきました。北九州市は初めて訪れる場所で地理感のない私は前日入りしてまち歩きを実施し、魚町1~3丁目、サンロード、メルカートなどリノベーションまちづくりの周辺を中心に観察してきました。
事前に家賃断層、人口動向、商圏人口、産業構造、公共交通利用者数、公民連携事業、再開発事業、観光客数など調べ自分なりの仮説を考えてグループワークのまち歩きに参加しました。
実施後、Cチームのコーチ陣からのアドバイスとして
相対的に都市を考えることの重要性(新幹線で20分の福岡との比較)
この都市は何で飯を食べているのか?既存産業からの新産業への移行をどのように考えるのか?
歴史を遡る重要性(城下町ならではの建物の造り・地理(信号の少なさなど))
ビジョンから都市を考える重要性、都市圏でのポジショニング、競争優位性の視点
事前調査では時系列ばかりに気が取られ、まち歩きでは現象ばかりに目がいってしまい、分析では経営という視点もなくまちの本質を探ることができませんでした。
チームビルディングの反省
Cチームメンバーとは、事前に4グループに分けて自分たちの関心のあるエリア調査を実施し、まちの変化について意見交換を行いビジョンを掲げました。時間の限られる中で、資料作成やビジョンを裏付けるデータ集めなどできる状況ではありませんでした。完全に現地調査前の準備不足でした。。。2次会終了後、チームの中で意見が分れてしまい、裏付けを取りたいメンバーとビジョンを掲げるまでのメンバーとなってしまいました。
その際、自分の意見を言えば良かったと初対面の方々を前に一歩引いて調整役にまわった自分の弱さに反省をしました。今までの仕事のやり方を見直す機会として次回は意見を言えるように改善していきたいと思います。
発表内容についてのコーチ陣からの総括は下記の通りとなりました。
都市圏として北九州エリアの小倉をどのように捉えていくのか?次の時代、何で生きていくのか、他の都市との対比していく視点
鉄鋼での経済規模が無くなった後、文脈を切らさずに次の産業に転換していくベースをどのようにつくっていくのかをしっかり考えること
歴史を遡って、市町村合併、なぜここに産業ができたのか、なぜ汚れた海になったのか、技術革新につながったのか
株式会社小倉の社長になった視点でビジョンを考えること、具体性がない
リアルティが無さすぎる、具体を感じるためにまち歩き
一つにテーマを絞って提案する
自分のお金を出すという発想でビジョンを考えること
主体性のある議論、自分のお金を使って実施するのが本来のまちづくり、人のお金でやってもらう、他人に提案して終わりではプロではない
真剣な意見交換、本当にそれでうまくいくのか、主体性を持って話し合いして思考の階層を深める
コーチ陣からのフィードバックを次に活かして改善していきたいと思います。役割分担が無かったことは大きな課題だと感じました。リーダー不在、誰が何を調べるのか、会議の進め方、それぞれの役割や意見を明確にして会議に取り組まなければ同じミスを犯してしまうと感じました。次回、ゼミに提案したいと思います。
個人発表からの学び
他のグループのまち歩きの切り口が十人十色でおもしろく、様々な視点が重なることで都市が立体的に見えてくる印象を持ちました。都市を考えるにあたり複数の切り口で都市を見て考えることが重要だと感じました。
今回は内容が決まらず発表はしませんでしたが、各チームの皆さんの発表を見て感じたことは、なぜこの事業をやるのか?主体性があるのか?都市経営課題にどのようにアプローチしているのか?など考えさせられる内容でした。自分の事業について次回は発表できるように取り組みたいと思います。
コーチ陣から総括は下記の内容でした。主体性を持て!
自分が何をやりたいのか?なぜやりたいか明確にすること、本当にやりたいことが見つからないことは悩んで悩んで導き出すこと
体験量が少なすぎるため、事業の工夫がない、いろいろな場所に行き、体験をすることでコンテンツを練り上げていく努力が必要
周囲に人を引き付けるおもしろいプランをつくる
プレゼンは情熱を持って聞き手に自分が関わりたいと思ってもらえるようにする!自分がお金を出したいのか?リソースを集める機会として考える
皆さんの意見を聞く前にまず自分の考えを固めてから意見を伺う
みんなの意見を事前に聞いてはいけない~事業失敗の原因のひとつ
あなたはやるのか?やらないか?が問われている
目先のことにこだわらない、縛られない、自由な発想をもつこと
自分事ですべて考える
次につなげるために
最後に熊コーチが2次会の時に言われていたメッセージで締めくくりたいと思います。「仕事での辛い体験や大変だったこともおもしろおかしく話す!人間明るい人にしか仕事を頼みたくない」という趣旨のお話をして頂きました。本当にそうだなぁと納得しかありませんでした。当たり前なんですが、この人は明るくて楽しそうだなと思う人に仕事は頼みたいですよね。
すべてにおいて自分事として考える量が圧倒的に足りないという課題を頂きました。これからは主体性を持って事業に励みたいと思います。集合研修おつかれさまでした。ありがとうございました!