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NHK-FM「ニューサウンズスペシャル」矢野顕子 スタジオライヴ(1986年5月17日放送)
NHK-FM「ニューサウンズスペシャル」矢野顕子 スタジオライヴ(1986年5月17日放送)
放送曲目:
1. TONG POO
2. 夏の終り
3. 一分間
4. Home Sweet Home
演奏者
矢野顕子: Vocal, Piano
NHK-FM「ニューサウンズスペシャル」(土曜日、この頃は21時5分~21時55分)は、日本のミュージシャンをゲストに迎え、観客のいないスタジオでのライヴ演奏を交えながら、司会の高橋基子さん、構成作家の榎雄一郎さんがゲストに話を聞く番組でした。番組でのライヴ演奏だけでなく、その当時の新譜なども紹介されていました。
この日は、アルバム『峠のわが家』発売(1986年2月21日)後、ということで、矢野顕子さんのピアノ弾き語りによるスタジオライヴが4曲、『峠のわが家』から数曲、「David」などがかかったと記憶しています。手元に残っているカセットテープはスタジオライヴ部分のみですが、当時のFM情報誌「FM fan」1986年第10号 通巻524号(5月5日~5月18日)の番組表には、どの曲がレコードで、どの曲がスタジオでの演奏か書かれていないので、いったん番組を通しで録音してから、コピーで抜粋したのでしょう(他人事のようですが、記憶にないのです…)。
1986年3月29日、FM大阪「ライブコンサート」で放送されたピアノ弾き語りライヴと3曲が同じ曲ですが、観客のいないスタジオでの演奏だからか、「ひさしぶりのひと前での演奏」と話されていた3月29日から日が経っているからか、しんとした落ち着きを感じる演奏になっているように思います。
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「FM fan」1986年第5号・通巻519号には、矢野顕子さんへのインタビュー(文・前田祥丈)が掲載されています。CD版のカバー裏に使われているのと同じ写真の他、アウトテイクが掲載されていました(撮影・十文字美信)。