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FM大阪「ゴールデン・ライヴ・ステージ」トーキング・ヘッズ ライヴ(1979年10月21日放送)

FM大阪「ゴールデン・ライヴ・ステージ」トーキング・ヘッズ ライヴ(1979年7月20日、東京・日本青年館ホールにて収録)
放送曲目:
1. Paper
2. Stay Hungry
3. Heaven
4. Air
5. Artists Only
6. New Feeling
7. Memories Can't Wait
8. Psycho Killer
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9. Take Me To The River
10. Thank You For Sending Me An Angel


 「ゴールデン・ライヴ・ステージ」は、日曜日の21時00分~21時55分にFM大阪で放送されていたコンサートのライヴ録音を放送する番組です。もしかしたら例外もあったかもしれませんが、通常、海外のバンドの来日コンサートを独自に収録したものが放送されていました。コンサートに行くなど、まだまだむずかしかった中高生にはありがたい番組でした。なお、大阪在住だったので、FM大阪で聞いていましたが、制作はFM東京で、東京で行われたコンサートが主でした。

朝日新聞 1979年10月19日付より、週間FM番組表。★印は録音テープ使用の意。

 トーキング・ヘッズの初めての日本でのライヴのうち、東京・日本青年館ホールで収録されたものが放送されました。コンサートが行われたのは、第3作 "FEAR OF MUSIC"(1979年8月発売)リリース直前で、そこから、その時点では新曲であった "Paper"、"Heaven"、"Air"、"Memories Can't Wait" が含まれています(ウェブサイト「setlist.fm (THE SETLIST WIKI)」によれば、放送されませんでしたが、"Paper" の次に "Electric Guitar" も演奏されたようです)。
 当時の雑誌をひっぱり出して確認すればよいのですが、"FEAR OF MUSIC" の日本発売はやはり8月であったように思います。ラジオ聴取ノートを見ると、8月31日(金) NHK-FM「軽音楽をあなたに」、9月7日(金) FM大阪「ビート・オン・プラザ」で、(大きな声では言えませんでしたが、レコードを買う代りに)エアチェックしています。このコンサート録音が放送されたときには、"Heaven" も、"Air" も、"Memories Can't Wait" もすっかり馴染みの曲になっていました。

 「setlist.fm」の「JUL 20 1979: at Nippon Seinenkan, Tokyo, Japan」によれば、"Paper" の前に、"The Big Country"、"Warning Sign"、"Love-> Building on Fire"、"The Book I Read" が演奏されていたようです。ただし、番組で最後に放送されたアンコールの2曲目、"Thank You For Sending Me An Angel" の記載はありません。

エアチェックカセットのインデクスカード内側に雑誌からの切り抜きが貼ってあります。

 余談。冒頭に掲げたのは、エアチェックテープの表紙です。"Paper" がないのは、録音に失敗したからです。おそらく、録音ボタンを押し損ねて、イントロが欠けてしまったのだと思います。"Artists Only" を間違って、"Found A Job" としていることに、45年目にして気が付きました。なんでだろう。
 そのインデクスカードの内側に、雑誌から切り抜いたバンドの写真がきれいに貼られています。それをオモテにするつもりだったのかどうか忘れてしまいました。ともかく、現在は、内側の状態で保管されています。

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