小倉智昭さんのステージⅣのがん転移について
小倉智昭さんがステージⅣの肺がんだというニュースが飛び込んできた。
最初は過去の喫煙習慣が原因か、みたいな情報だったが僕は違うと思っていた。
おそらく膀胱がんがあったから膀胱がんの転移が肺にあったということだろう。
がんは転移があった段階でステージⅣだ。
そして、後日のニュースでやはり膀胱がんの肺転移ということがわかった。
ちなみにがんの転移方法は3つ
リンパ行性転移
血行性転移
播種性転移
だ。
リンパ行性転移はリンパ管を通じて転移していく。
乳がんなんかはリンパ行性のイメージが強い。
血行性転移は血管を通じて転移していくがんの転移形式だ。
肺がんなんかは血行性転移しやすく、血行性転移の先になりやすい。
肺がんの次の転移先で多いのは脳だ。
その理由はあるのだが、長くなるので、今回は割愛する。
播種性転移は文字通り種を播いたような転移形式で腹膜がんなんかにみられる印象がある。正直この転移がみられるとあまり助からない印象がある。
よほど抗がん剤が当たったりすれば可能性はあるかもしれないが余命は短い印象だ。
さて、小倉さんはおそらく膀胱がんの血行性転移が肺にいったというステージⅣのがんということになる。
そこで小倉さんがラジオで語った内容なのだが、
「お医者さんの言葉は重い。」
というものだ。
膀胱がんが見つかった当初から全摘を医師から勧められていたという小倉さん。
自分で色々2年ほど調べて色々やってなるべく残そうとした。
しかし、結局全摘になった。
そしてこの度肺転移になった。
小倉さんがおっしゃっていたのは「最初からお医者さんのいう通りにして全摘にしていたら肺転移は無かったのではないか?」というものだ。
その可能性はある。全摘までに2年以上の時間が過ぎていることを考えると決して低くない確率だろう。
しかし、あくまで確率論で今から言いっこなしなのだが、
小倉さんが偉いのはそれを世間に公表して、「お医者さんの言葉は重い。」と世間に広めたことだ。
この言葉を聞いて、お医者さんの意見を聞いて長く生きられるひとが現れたのなら、小倉さんはひとの命を救ったに等しい。
とくダネをしていた頃に相撲協会から謝罪を求められたことがあった。
その時のことを僕はすごく覚えている。
小倉さんの相撲愛や、番組やテレビ局への配慮。
謝れというなら謝るが間違ったことを言ったつもりはないという毅然とした態度。
それらを流れるように説明し、詰まることなくツラツラとオープニングで言っているのをみてことひとはすごいなと思ったものでした。
カズレーザーさんはとくダネの最終回で、カンペもなく今までの思いや、スタッフへの思いなどをスラスラ言っているのを見て、本当にすごい人と仕事をさせていた抱いていたんだなぁと思ったという趣旨の発言をしておられた。
まだしたいことがあるそうなので、小倉さんが復帰されて、次の仕事を期待してお待ちしています。