星野ロミ17億円踏み倒す宣言‼️
先日、漫画村の星野ロミさんが集英社、小学館、KADOKAWAから訴えられて17億円請求されています。
お金は民事で請求されており、刑事としては懲役3年の刑となっている。
僕は漫画が好きだし、こういった犯罪は撲滅されるべきだという反面、今回の件は本当に有罪なのか?とも思っている。
今回の件は、見せしめ的有罪判決で、司法としては非常に良くないことだと考えている。
どういうことかというと、当時の現行の法律では捌けるものがなかったのではないかと考えているのだ。
いいか、悪いかで言うとこのひとは悪いことをしている。しかし、法の抜け穴を使って商売をするのは良くあることで、それを裁く法律がないのであれば、それは無罪なのだ。
例えば、昔社会問題になったネズミ講などいい例だ。当時はそれを裁く法律がなかったのでどうしようもなかったが、今はネズミ講を裁く法律ができてネズミ講はしてはいけなくなった。法律が裁くことができれば有罪だし、法律がなければどんなに怪しく、どんなに非道なことでも無罪なのだ。
それが司法であり、それが嫌なら法律を作らなければならない。見せしめ的有罪(現行の法律を拡大解釈して想定されていない犯罪を有罪にすること)は司法がやってはいけないことなのだ。
これのせいで日本の経済的進化は止められてきた。Winnyの金子さん然り、ライブドアの堀江さん然り。彼らを見せしめ有罪にしたことで日本のITの進化はかなり世界から遅れた。日本が本当にしないといけなかったことは進む時代に対して適応した法律を作ることだったのだ。
じゃあ、ここで悪かったのは誰かというと、司法は法律の運用しかできない。法律を作るのはどこかというと立法権のある国会だ。つまり国会議員が悪いのだ。
国会議員がおじいさんばっかりでITのことなどわからず、可能性を潰して自分の既得権益を守ったせいで30年の経済成長がなくなったのだ。
星野ロミさんのことは嫌いだし、僕は漫画家や出版社側の味方だ。著作権を侵害するようなひとを罰するべきだと思う。しかし、法律がないのに拡大解釈して罰するのは司法国家がしていいことではない。この場合、悪いのはその状況に対応した法律を作っていない国会だ。
司法国家である以上、法律は絶対と言っていい。例えば殺人であれ、江戸時代であれば申請さえ出せば仇討ちだったら殺人すら認められたのだ。人権や拷問の問題もその時代時代の価値観で変わっていく。昔は切腹もあれば、鋸引きも許されたのだ。だからこそその時代にある法律で裁くことに意味があるのだ。
司法の正しい運用を願う。