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デザイン、デザイン、それからデザイン。

こんにちは。地方で会社員デザイナーとして5年ほど従事したいちかわです。

私の5年間ってそんなに華やかなものではありませんが、もしかしたらデザイナーを志す方々へ伝えられることが意外とあるんじゃないかと思い、記事を書いてみました。

対象読者は、これからデザイナーを志す方、デザイナーへ転職したい方、デザイナーになって間もない方、です。

大きく5つ題目に沿って、お伝えします。


1.デザイナーはかっこいいのか

デザイナーってなんとなくかっこいいですよね。でも、もっと具体的にどんな風にかっこいいでしょうか。

若かった頃の私の場合やっぱり、感情を揺さぶられるデザインを見た時でした。自分の中に高揚感が産まれ、ハイになって「こんなものを作るデザイナーかっこいい!」となっていました。それは子供の頃からデザインに限らず絵や、音楽、アニメなどでもありましたが、どれも情緒的な高ぶりから来ています。みなさんの場合はどうでしょうか。芸術の分野にどれぐらい惹かれるものがあるでしょうか。

当たり前ですがデザインの現場は芸術が好きで始めた情熱的な方が多いです。四六時中デザインのことを考えている人はかっこいいのか。時間内に落とし所を的確に見つける人の方がかっこいいのか。どこに惹かれようとも、熱意みたいなのが必要な気がしませんか。

でも、好きだった時間が長い=仕事ができる、というワケではないです。私は子供の頃から芸術好きでしたが、そんな私を越えていく人はたくさんいますよ。協力だけでなく競争する場合もある環境で、いまいち冴えなくて、デザイナーに向いてないなと思うことも多々ありましたが、好きだからしぶとく続けてるんですよね。

情熱さえあれば成功できるわけではありませんが、情熱がなければ続けるのは大変だろうなぁ、というお話です。

2.デザイナーになるには

デザイナーやってみたいな。そう思うことができて、一歩踏み出す時にどうやって仕事にするか。

私の場合は、会社員デザイナーとして雇用されました。それも、そこまでレベルの高くないところです。それでも、当時の私が作ったポートフォリオはひどいものだったので、採用してくれた社長には感謝しています。

それでひとまず、3年の経歴を作りました。実際は打算的な思考ではなく、負けてたまるかという感情的な闘志が燃えていた時期だったので、結果的に経歴が出来ちゃったという感じです。経歴ができれば軌道に乗ってくるんだと思います。

しかし、デザイン事務所やWEBデザイナーってすごい人気なので、なかなか潜り込みにくいとおもうんですよね。今だからこそ思うですが、制作をするポジションって意外とあるみたいで、制作を含む広報担当とか、SNS運用担当とか、そういう近いところを攻めるのもいいと思います。0.5歩目を踏むのは遠回りかもしれませんが、デザイナーに転職する際に「前職は広報でした」って言えれば、タマゴからヒヨコ扱いしてくれるんじゃないかなって思います。

余談ですが、スクールとかはあんまり良くはないかなと思います。気持ちはすっごい分かりますが。

3.誰のためのデザインなのか

さて、晴れてデザイナーになったとします。頭の中でデザインの業務をしてみましょう。どんな業務をイメージするでしょうか。実際の業務とはギャップが多少あるはずです。

私が実際にデザイナーになって驚いたことは、まず、とにかく手を動かすことでした、早い!今までの、物を作るためにかけた時間はなんだったんだ、というぐらい手を動かしていきます。企業の体質にもよりますが、雑にどんどん作るのも経験値の入り方がすごいので、初学者には大変有効です。ひとまずデザイナーっぽくなっていきます。ただし、後々クオリティの低さに泣くことになりましたが、最初から質を求めていたら私はデザイナーになれてなかったと思います。

では、クオリティの低さとは具体的になにがどう低いのか。それはクライアント目線のデザインでした。デザインは基本的にビジネスですので、趣味でものを作ることとは違いああります。決定的に違うことがクライアントがいて、デザインは自分のためではなくクライアントのためにする必要があるということです。そんな当たり前のことを、と思うかもしれませんが、私はこれが理解できるまで時間がかかりました。相手の目線を想像して自分の制作物を見る。っていうのが大変苦手でしたので。

そして、デザインも会社の業務なので、チームワークを形成する一員としてデザインしていることです。コミュニケーション力は全然あった方が良いです。ディレクターの言ってる意味をキャッチできない、自分の制作物の制作意図を説明できない。そうなると大変困っていくと思います。はっきりとした答えのないデザインは、言葉で意思決定を支えていく必要があります。

4.どこまでがデザインなのか

デザイン出来ますよ。ってどこまでのことをいっているのだろうか…。Adobeソフトが使える。素材があったら形にできる。コーディングもできる。撮影もできる。概要だけ伝えてもらえれば自分で補足して制作できる。管理業務からクライアント対応までできる。…など、レベルがあると思います。

思いますには、無制限に強くなっていってください。

ここまでがデザイン、ここから先はディレクション、とかではなく。いずれ全部できるようになりますね〜。というぐらいの気持ちで良いのではないでしょうか。

5.デザインの力を何に使うのか

デザインができるようになって、整えて形にすることで結果が良くなる、という力がデザインにはあるんだなって思える時が来たとするじゃないですか。それでお金をいただくから仕事なんですが、お金を積まれたらなんでもやるわけではないと思うんです。詐欺まがいの広告とかだったら仕事としてやりたいと思いにくいですよね。

我々がやってる「デザイン」って手段であって目的ではない所がけっこうあると思います。なら、デザインという手段でどんな目的を果たすのか。その目的は選んでもいいんじゃないかなって思うんです。

教育に興味があったら「デザイン+教育」とか、「人と人とを繋ぐデザイナー」です!とか、どうでしょうか。

さいごに

以上で、概ね書けました。ライティング下手だったらごめん。
ちょっとおもしろいなと思ったら拡散いただけると嬉しいです。

それで、ここから下は何もないんですが、コーヒー奢ってやよんよ、っていう人用の有料部分です。

では、おつかれさまでした。

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