自機ぬい制作記録
何きっかけで推しぬいの事を知ったか覚えてないけど「私も推しぬい作ってたらふく愛でてえな!」の気持ちが膨らみ、作ることにしました。
モデルになったのは、2年くらい前からハマっているFF14のプレイヤーキャラ(以降「自機」と書きます 前角灰肌ショートヘアのアウラ・ゼラ♀)です。
この記事を書いている時点でSNSをやっていなくて、ぬいを作っているうちに「誰か…誰か可愛い我が子を見て…!!!」の気持ちが強くなってしまったので、noteに記録を残します。
裁縫初心者で知らないことが多すぎて大変+時間がかかりましたが、すごーく楽しかったし満足度も高いです。
自作ぬい、良いですね!
型紙・素材や裁縫道具
型紙
下のツイートで公開されている、まろまゆさんの型紙の11cmサイズを使わせていただきました。
15cmなどの大きいサイズの方が難易度易しいみたいだけど、小さい方が好きなので……
作り方動画も公開されています。ありがたい……
これらをベースに、以下のカスタムを加えています:
自由にポーズが取れるように胴体部分にボーンを入れた
カチューシャをつけるために頭部の数カ所にマグネットを仕込んだ
着脱可能な尻尾をつけられるように、尻部分にマグネットを仕込んだ(アウラなので)
耳のある位置にツノを、頬の部分にウロコを追加した(アウラなので)
素材
生地のことは何もわからなかったけど、こちらの動画を見て私は「髪の毛はソフトボア系」「それ以外はナイレックス系」に決めました。
たきゅーとさんはぬい制作初心者が知りたいことを丁寧に解説されているので、色んな動画にお世話になりました。
肌:
NUIGOTO ナイレックススキンカラー生地(ファンタジー)アウラのツノや尻尾、ウロコ部分:
グッズプロ ぬいれっくす生地 インディゴ髪の毛:
グッズプロ クリスタルボア ピンクホワイト服:
ぬいぐるみの生地やさん ぬいトリコット(ブラック)刺繍糸:
Amazonで買った36色セットのやつ+
白黒カラーが入ってなかったので、追加で近所のホームセンターで購入わた:
NASKA 手芸わた ふわふわわた 50g動きをつけるためのボーン:
PARABOX SSS芯ミニ ミニぬいぐるみ用セット済トイスケルトン服の着脱のために付けたマジックテープ:
フルパ 極薄やわらか面ファスナー(ブラック)着脱パーツ(尻尾+カチューシャ)のために仕込んだマグネット:
超強力ネオジウム磁石 6mm8個入り
ナイレックス素材の肌として使えそうな灰色カラーがなかなか無くて結構探したけど、NUIGOTOさんの「スキンカラー生地(ファンタジー)」シリーズがコンセプト的にぴったりで、見つけた時は神と崇め飛びつきました。本当に有難うございました。
裁縫道具
基本的に学校授業で使ってた裁縫箱の中身を使いつつ、必要に応じて買い足したものたちです。
裁縫針・裁縫糸・断ち切りハサミ:
学校授業の裁縫箱刺繍枠:
セリアの竹製刺繍枠(11cm)
15cmサイズも買ったけどぬいのサイズが小さいこともあってかこっちの方が使いやすかった水に溶ける刺繍用下絵シート:
セリアのやつまち針代わりの仮止めクリップ:
セリアのやつ まち針が手指に刺さるの嫌なので極力こっちを使ってた布用接着剤:
ボンド裁ほう上手チャコペン:
チャコエースの紫→
フリクションの黒(淡色)、ユニボールシグノの銀(濃色)に変更リッパー:
KAWAGUCHI リッパー 大かんし:
Clover 手芸用かんし 125mm
制作過程
型紙のカスタマイズ
iPadのペイントアプリ、ProCreateを使ってダウンロードした壁紙に必要なパーツを書き込んでいきます。
目や眉毛など左右共通パーツは左右で差が出ないように片側書く→コピペして左右反転で作りました。
終わったらプリンターでA4サイズで印刷します。
顔刺繍
型紙をクリアファイルに入れてその上に水に溶ける刺繍用シートを置き、水性ペン(紫チャコペン)で上からなぞっていきます。
終わったらその部分を切り取って肌用の布に貼り付け刺繍枠で固定したあと、刺繍糸で顔パーツをそれぞれ縫っていきます。
線画の部分はアウトラインステッチ、中身を塗りつぶす時はサテンステッチで行いました。
目の中は慎重に作業したいので1本取り、それ以外は2本取りにしました。
またまたこちらもたきゅーとさんの動画にお世話になりました。
完成!
もう少し目のとこをキリッとさせたかったけど、結構イメージ通りに作れたかも。
一連の作業に半日かかって首肩バキバキ+頭痛に苦しんだので、途中途中のストレッチや休憩はきちんと入れたほうがいいです。
終わったら顔パーツを切り出し、布に貼ってた刺繍用の下書きを水に浸して溶かしていきます。何時間か干して完全に乾いてからアイロンをかけて、刺繍は完了です。
頭部の作成
布が乾いたので布用ボンドで頬にあるウロコを貼っていきます。
ウロコ、本当はもっと複雑な形状だけど扱いやすいように極力シンプルなデザインにしました。
(眉間部分にも同じ色のウロコがあるけど前髪で100%隠れるので省略)
顔と首のパーツを縫い合わせて髪の毛もくっつけたあとの写真。
顔が丸っこくなったことで柔らかな印象になった気がします。
実際のアウラ族の首がウロコの方が多めだったので、首パーツは肌の色じゃなくてウロコの色にしました。
アウラのツノを作って本来耳がある位置に縫い合わせました。
耳はコの字綴じ。初めての縫い方だったので、慣れるまで思うどおりにいかずとても苦労しました。
ちなみにアウラのツノは、こちらのぬいぐるみを参考にさせていただきました。
これで顔まわりが完成しました。
この時点で大はしゃぎして同じような写真を何枚も撮ってしまい、カメラロールが似たような写真だらけになりました…… これも愛ゆえの奇行。
胴体制作
次は胴体を作っていきます。
作る前は型紙だけ見て「単純なパーツだしすぐ終わるやろ」とか思ってたんですが、なんだかんだで顔の刺繍並みに苦労しました。
個人的に、ボーンとわたをバランス良く入れる作業にすっごく苦労して何度もやり直したんですが、フェルトをボーンに巻きつけることでボーンのボコボコ感を解決できました。
ボーンを入れた直後の様子。
支えは必要だけど、無事座れるようになりました。
だけど、自機は成人女性(設定)
裸な状態のままでいるのが何だかとてもいたたまれなかったので、早急に服を着せることにします。
簡易的に作った服を着せてみたら「思ってたんとちょっと違う……」となったので、もう一度胴体を作り直すことにしました。
自機のイメージが『無口で温厚な脳筋女武人』なので、もうちょいシュッとした感じと動きやすそうなアクティブ感を出したいなあと。
変更点:
1. 股の位置を上にずらして足がシュッと見える+胴がやや短くなるようにした
2. 裸の状態はそもそも必要無いと思ったので肌に直接インナーと靴下(兼ブーツ)を縫い付けた
マグネットの仕込み
作業中、着脱可の尻尾を作ろうと買ったマグネットがちょうど届いたので、あわせて仕込んでいきます。
必要な材料は事前にわからず、作りながらつどつど買い足してるので、場合によっては半日〜2日くらい作業が止まっていました。
効率悪いけどわからないことだらけなので仕方がない……
ツノと同じ要領でマグネットを入れた尻尾を作り、お尻にくっつけました。
尻尾を最初から胴体につけずに着脱可にしたのは、着替える時に邪魔くさそうなのと、服を作る時に尻尾まわりの処理を考えるのが面倒くさかったからです。
さらにこのタイミングで、服を作ってる段階でカチューシャ(ニーアコラボのメレー頭装備)を付けたくなってしまい、頭の左右中央3箇所にそれぞれマグネットを仕込むことにしました。
今回のカチューシャをつけるのに実際に必要なのは左と中央の2箇所だけど、予備で右もつけた形です。
せっかく詰めた綿を全部取り出し布を裏返してマグネットをボンドで貼ったけど、仕上がってた顔パーツから綿を出していく作業中、つぶらな瞳でこっちを見てくるのでメンタルに来て辛かったです……
カチューシャは布切ってマグネット内側に仕込んでボンドで貼り付けただけ。
最後に服を作ったところで完成です!
……完成といいつつ、首の向きが変形出来るのが楽しくって頭と胴体を縫い合わせていないのですが……
ボーンを入れて頭部に綿ぎゅうぎゅうに入れてみたらちょっとの持ち運びでも外れずまあまあ固定された状態になったので、必要になったタイミングで縫い合わせようと思います。
おわりに
よくよく見なくてもあちこち粗があって納得いっていない部分は多いけど、出来上がった子は可愛くてとっても満足しています。難しくてしんどい作業もあったけど、基本的に楽しく進められて作って良かった〜の気持ちが強いです。
製作期間はざっくり3週間(12/18〜1/8)、平日1〜2時間・休日4〜6時間くらいのペースで進めていた気がします。途中作業出来なかった日(通販で買った素材がまだ届いていない・単純に時間が取れなかった)もあり。
今はデスク上の保管用ポーチに入れたりそばに置いたりしてるけど、もう少し飾り立てたい欲が出てきたので、そのあたりも調べて試してみようと思います。
一緒に並べるためのNPCも作ってみたいかも…(もちろん個人で楽しむ範囲で)
なるほど、これが沼か……