内田真礼「HIKARI」
内田真礼3rdアルバム「HIKARI」
2021.10.27(水)リリース
通常盤 : PCCG-02065 / 3,300円(税込)
リリース情報が公開されたときからずっと楽しみに待ってました!
2ndアルバム「Magic Hour」(2018.4.25リリース)以来、実に3年半ぶりとなるフルアルバム。
前作からそこそこ期間が空いたこともあってシングル曲もたくさん収録されてますね。
さて、久しぶりのアルバムじっくり聴くぞ〜
…と思ったのですがなにしろこのアルバム
と て も な が い !
(15曲 / 1時間6分)
1時間超えると途端に長く感じてしまうのは何故かしら…。シングル曲が多数あるとはいえなかなか消化しきれない。これは困った。
個人的にはシングルのカップリングは無しでもよかった気がしなくもない…ゲフンゲフン。
いや、ちょっと語弊がありそうなので言い訳しますが別に長いアルバムがダメとか言いたいわけじゃないんです!そういうのじゃないんです!!
ただお出かけや通勤中にこのアルバムを聴くと大体5〜6曲目あたりで目的地に着いちゃうわけで。
アルバムは1周ぐるっと通しで聴きたい!というめんどくさいオタク心が騒ぎだしてしまうのです。我ながら厄介極まりない。。
かといって家庭や仕事がある中でじっくり腰を据えて聴く時間を作るのもなかなか難しかったりするし…。
そんなワガママ諸事情もあり正直このアルバムまだ十分に聞きこめていないので、とりあえず今回はざっくりとした感想を吐き出していこうと思います。(ちなみに全然関係ない話ですが某肉料理バンドのアルバムはめちゃ短いから爆速で一周聴き終わる。ありがたやありがたや)
まずアルバム全体の感想としては「30代になった内田真礼のアルバム」って感じがしました。いろいろな経験を積んで落ち着いてきた女性声優さんらしさがあるといいますか、もちろんいい意味で。
なんていうか、大人になると誰しも"かわいい"だけでは勝てない部分も出てくるし、だからこそこれまでに積み重ねてきた経験値で勝負していくのってとても大事なことだと思うのです。
声優さんに限らずどんな職業でもそうだと思いますが、マジで若さに勝てなくなる時期ってやってきますよね(白目)
とは言っても内田真礼はやっぱり歌がうまいしいくつになってもかわいい。同性から見てもかわいい。中途半端なあざとさって鼻につくけど真礼さんくらい自分で自分の可愛さを理解して武器にできていれば全然アリだし、むしろプロ根性あふれてて好感もてる。内田真礼は強い。
さてさて。
ここからは全曲とまではいきませんが(前述の通りまだ聴きこめてないので…oh…)、気になった曲の感想をかいつまんで書いていきます!
※リスアニさんの鼎談記事が公開される前に書いた記事なのでいろいろおかしなことになってますがご了承ください…!
はじめます!
M1. Change the world
Lyrics&Music:Q-MHz
Arrangement:Q-MHz・y0c1e
Programming&All Instruments : y0c1e
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
THE・アルバムはじまり曲。
M15「Exicite the world!」と同じメロディが使われているし、アタマと終わりの曲セットでQメガに依頼がきたんでしょうね。
最後テンポが速くなっていってM2「Never ending symphony」に繋がるところとかマジでそういうところだぞキューメガヘルツ。(最高)
おそらく2曲目ありきで作った曲なんだろうけど、M2を聴いてから作ったのかな?別の曲がM2に入ってたらまた違った終わり方になってたのかな?なんて想像してみるのも楽しいですね。
内田真礼さんがYouTubeLIVEで『黒須さんがメインで作った曲』って言ってたけど…たしかにQメガオタ視点で見ても「でしょうね」って感じの曲ではある。
黒須さんが作る曲はかっこいいし黒須さん自身もまたかっこいいのです by.黒須ギャル
歌詞の制作担当については英語が多すぎて予想出来ないというのが正直なところ。英詞の予想はちょっと難易度高すぎるぜ…、、
M2. Never ending symphony
Lyrics, Music&Arrangement : R・O・N
All Instruments : R・O・N
Mixing Engineer : 中村悠二(VERYGOO)
インタビューによると原点回帰がテーマらしいこちらの曲。
原点回帰。
というわけでデビュー曲をかいたR・O・Nさんが満を持して登場しております!ふうううう!
これはもう「リードをくれ!」って感じでいったんだろうな〜。いやぁアツイな〜。
M3. ノーシナリオ
Lyrics&Music : 渡辺 翔
Arrangement : 白戸佑輔
Guitar : 堀崎 翔
Bass : 櫻井陸来
Drums : 山本淳也
Strings : 室屋光一郎ストリングス
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
M4. youthful beautiful
Lyrics&Music : RIRIKO
Arrangement : 白戸佑輔, RIRIKO
Guitar : 奈良悠樹(F.M.F), RIRIKO
Bass : ニ家本亮介
Drums : 崎谷勇人
Mixing Engineer : 甲斐俊郎
この2曲については説明不要、
マジで文句の付けようがない大名曲たち。
好きな曲は数あれど大名曲を選べと言われたら迷わずこの2曲を選びます。
M6. 鼓動エスカレーション
Lyrics:hotaru
Music:Tom-H@ck
Arrangement:KanadeYUK
Bass : 工藤 嶺(F.M.F)
Drums : 川口千里
Mixing Engineer : 井野健太郎(F.M.F)
アニメ『ダイヤのA actII』のED。
当時から好きだったけど改めて聴いたら「やっぱ好きーーーーーー!」と感情が爆発した。好き。
アニメもひっくるめて好き。好き。
M7. フラッシュアイデア
Lyrics:前迫潤哉, 理沙
Music:前迫潤哉, after all
Arrangement:after all
Guitar : 坂本 遥, after all
Other Instruments : after all
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
『新曲の中で一番最初にレコーディングした曲。
この曲ができた時に「このアルバム成功するな」と思った』(内田真礼さんのYouTube LIVEにて)
はい!!成功してます!!!!!!!!!!
いや〜これすごい好きすぎました。おしゃれシティポップ音ノリ気持ち良すぎ問題発生。
おしゃは良いぞ。
カロリー使わずにゆるく聴けるからね。
歌詞もこれ何気に大人の歌詞なんですよね。
推しごと抱えながら日々労働にまみれている社会人のみなさん心えぐられるでしょ?
M9. アストラ
Lyrics&Music:Δ
Arrangement:Δ, y0c1e
Programming&All Instruments : Δ, y0c1e
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
衝撃的なキーの低さ。
え?これ内田真礼さんですか?
はい、内田真礼さんです。
ノーマンの声から着想を得て低い内田真礼がいい!ってなったらしいけど(※記事はこちら)、僕っ娘ショタ好きにはたまらない。音域広すぎる内田真礼さんがすごくすごくてすごいです。
曲調も大人な感じでいいですよね〜。
今までの内田真礼のイメージを覆す曲。
そしてこの曲を経てまた新たな内田真礼が生まれていきそうな気もする(誰)
M11. Love for All Stars
Lyrics&Music : ZAQ
Arrangement : 白戸佑輔
Guitar : 有賀教平
Bass :白戸佑輔
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
「ノーシナリオ」のカップリング曲。
えー!アルバムにシングルのカップリング入れちゃうの!?!?と思ったけど聴いたらやっぱり好きでした。
作ったのはZAQさんか…好きな作家さんを選んでしまうようでアレだが、うん。好き。
M12. いつか雲が晴れたなら
Lyrics&Music : kz(livetune)
Arrangement:TAKU INOUE
Chorus : 宮原ひとみ
Mixing Engineer : TAKU INOUE
『イノタクさんとkzさんがバトルしながら作った』という裏話だけでご飯3杯はいける。
M8ハートビートシティと逆パターンで書くっていう発想からして面白いですよね。
M13. Flag Ship
Lyrics:PA-NON
Music&Arrangement:fu_mou
All Instruments : fu_mou
Mixing Engineer : 西沢栄一(studio Rine)
「鼓動エスカレーション」のカップリング曲。
これがこの位置になかったら静かな流れから突如暴れん坊やややんが爆誕するという聴き手の情緒がぶっ壊れる事態に陥っていたかもしれない。
テンションの高低差をなだらかにしたFlag Shipの功績は偉大。この位置に置いてくれてありがとう。
M14. YA-YA-YAN Happy Climax!
Lyrics&Music : Q-MHz
Arrangement : Q-MHz, やしきん
Guitar : 山本陽介
Bass : 須藤 優
Drums : 河村吉宏
Guitar&All Other Instruments : やしきん
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
Q-MHz×やしきんという推し推しパニック。
聴く前から分かってましたがやっぱり好きです。
でもこのアルバムの中ではちょっと浮いた存在というか、たしかに「飛び道具」。
従来の元気いっぱいかわいい内田真礼!って感じで大好きなんですけど、やや静かめなシングル曲が多い今作の中ではちょっと異質な存在。
でもファンとしてはやっぱり元気な内田真礼も欲しいのでこういう曲が入ってるのはすごく嬉しいです。
きっと歌うの大変だっただろうな〜と思いますけどそれでも歌えちゃうんだからすごいですよね。
ちなみに「YA-YA-YAN」の意味はスタッフさんも知らないみたいですね。(私たち的には「内田まあやん」でやややんかと思ってたんだけど違うのかしら…)
「しゃにしゃにむにむに」に引き続きかわいい声の人にかわいい言葉言わせたいおじさんが発動していて壁を殴りたくなる。セリフ部分もそうだけど本当に分かってらっしゃるわ…ちくしょう…!
そしてクレジット見てびっくりベースがまさかの須藤 優さん。
えー!Qメガメンバーにベース2人もいるのに弾いてないのーー!!!!!
…と0.2秒だけ思いましたが笑、すってぃのベースも大好きなのでこれはこれでとても嬉しいです。
Qメガ曲をすってぃベースで聴けるなんてなかなかないもんね。貴重すぎる。どういう流れでそういう形になったのかちょっと気になりますね。
やややんに関してはギミレボと比べたりしてもっと深掘りしたいからまた改めて別途記事を書くかもしれないです。
☆以前やしきんさんにインタビューさせていただいたこちらの記事も合わせてぜひ!
M15. Excite the world!
Lyrics&Music:Q-MHz
Arrangement:Q-MHz, 櫻澤ヒカル
Guitar : 山本陽介
Drums : 鈴木浩之
Keyboard : 今井 準
Bass&All Other Instruments : 黒須克彦
Chorus : ENA
Mixing Engineer : 石塚陽大(Hifumi,inc)
エンドロールが流れてきそうな壮大な曲。
いやぁアンコールのラストとかでこれやられたら泣いちゃうかもしれない。
これはQ-MHz総動員で作ったかな?
曲長いし歌詞多いしメロも変わるしセリフもあるし。
歌詞は畑さんかなと思うけど合作チックな部分もあるんだよな~。
えなこさんの「シャボンより脆いセカイ」のときみたいに畑さんが歌い手の背景を想像して書いていそうな気もするんだけど(詳細はCreator Traveler2にて)近くで成長を見てきた田淵さんが書いてそうな気もする…。
けど絡みが多くて想いが強いからこそ別の人に頼むWe are stars!パターン(詳細はCreator Traveler2にて)の可能性もあるじゃん?
それと畑さんの「疑似田淵」(詳細はCreator Traveler2にて) (しつこいですねごめんなさい)の可能性もあるんだよな〜
とか考え始めるともう何も信じられなくなります。
あと
「トキメキが届くなら」
「道は一つじゃないから」
こんな素直な歌詞、田淵さん書けるかしら?
とも思ったんですが最近の田淵さんはかなり素直になったからこういうのも平気で書けちゃうんですよね。
「それでも覚悟になったんだ」
「君も来て欲しい!その未来に君が居て欲しいよ!」
これも一昔前の田淵さんならどうだったか分からないけど今のDIALOGUE+モードおじさんなら普通に書くと思うんですよ。
「覚悟」って言葉もいかにも使いそうだよね。
なによりおじさん自身が覚悟持ちすぎて生きてますからね。本当にお身体にだけは気をつけてほしいものです。よく食べてよく寝て日々健やかに生きてください。
ただひとつ気になる点がありまして…というのもちょいメタ的な見方をするとやややん→詞曲ともに田淵メイン だろうから他の2曲は絶対に畑さんが関わってると思うんですよ。
それにごちうさキャラソンは別として「内田真礼」に畑さんが歌詞を書くのは初(ですよね?)と考えるときっと畑さん的にも書いてみたい気持ちがあるんじゃないかな〜と思うし。
やっぱり共作かなぁ、うーん。。
(追記:この辺のもやもやが対談読んですっきりしました。うん、納得!)
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以上、ざっくりとした感想でした〜
このアルバム、これからも何度も聴いてたくさん楽しみ尽くしたいな〜と思います!
ではでは。。