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【第3回】商品紹介やレビュー、広告動画をアップする時

なにか新しいものを使ってみて「これすごくいい!」と思ったら、人に教えたくなること、ありますよね。
Youatube動画では企業広告やプロモーションの一環として「商品の良さ」を伝える内容のものも多いのですが、 中には 「商品を使用した際の不満」 など、ネガティブな感想を率直に動画にしているものもあります。
商品レビューをしたりする場合に、 気をつけなければならない禁止行為などはあるのでしょうか?

Q:メイクアップの技術を教えるのと同時に、商品の紹介や商品レビュー
をしています。
企業広告やプロモーションの一環として制作・配信されている「商品の良さ」を伝える内容のものも多いのですが、中には「商品を使用した際の不満」など、ネガティブな感想を率直に動画にしているものもあります。メイクアップの技術を教えたり、商品レビューをしたりする場合に、気をつけなければならない禁止行為はありますか?

A:商品レビューでは、偽造品に注意すべきです。
YouTube を含め、Googleのサービスを使用して偽造品の販売や販売促進活動を行なうことは禁止されていて、 偽造品の宣伝や販売をしているチャンネルは停止されることがあります。

Google広告ポリシーでは、「不正行為を助長する商品やサービス」 が定められており、「人を欺く商品やサービス」 や 「システム、 デバイス、 プロパティへの不正アクセスや不正な変更を可能にする商品やサービス」「個人やその活動を本人の許可なく追跡またはモニタリングすることを可能にする製品またはサービス」 は許可されません。

これらの紹介をしたり、レビューしたりすると、 チャンネルを停止される可能性があります。
商標権侵害というのは、重大な犯罪になるので、 新しい商品やそっくり商品を紹介する際には、 その商品が商標権を侵害していないかどうか、 確認しておかなければなりません。

『IT弁護士さん、YouTubeの法律と規約について教えてください』

偽造品ではない、正規品であっても、取り扱う商品によっては注意が必要です。

特定の化粧品や健康食品を動画内で紹介する場合は、内容によっては法律に抵触する場合があるので注意が必要です。
化粧品や健康食品を紹介する場合、 商品のオフィシャルサイトなどを見て、 そのページの記載を参考に発言するケースが多くなると思います。
販売元が記載している内容であれば問題ないと考える人が多いのですが、 実際、その内容が違法や不当だという場合もあるので注意が必要ですね。

『IT弁護士さん、YouTubeの法律と規約について教えてください』

このマガジンでは、引き続き本書からの抜粋をご紹介していきます。
この他にもYouTuber・VTuberの目線に立ったわかりやすい事例で法律と規約について解説しています。
気になった方は是非『IT弁護士さん、YouTubeの法律と規約について教えてください』をご一読ください。

イラスト カケヒジュン

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