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わくVにOculus Quest2で参加した時のまとめ

概要

 自分はイベントにはあまり参加しない質だが、去年(2021年)に参加した『わくわく!VTuberひろば おんらいん』に今年も『†孤独の悪夢 -ナイトメア-†(@nightmare0229)様』が参加するという事で、今回も少しまとめていこうと思う。メア様に会えるならと思い、チケット以外にも色々と準備を進めていった。

 わくわく!VTuberひろば おんらいん・通称わくVはバーチャル空間でVtuber・Vライバーと会うことができるオンラインイベントだ。参加にはデスクトップPCが必要で、VR機器を使用しての参加もできる。

イベントの詳細などについては前回の参加する際に色々と準備した時の記事から見ることが出来る。

必要なものリスト

1.ゲーミングPC(※最小スペックはこちら
2.Oculus Quest2
3.USBケーブル Type-C または Linkケーブル
4.イヤホンまたはヘッドセット
5.自分でなんとかするという自己責任能力と根性

Oculus Quest2でわくVに参加

 前回は初VRという事で、HTC VIVEを1週間レンタルして参加した。最初の頃はVRなんて大したこと無いでしょ?と思っていたが、メア様の勧めで実際に使用してみてから自分用のVR機器が欲しいという思いが湧いてきたので、自分でOculus Quest2を購入して"わくVに参加してみよう"と思い至った。

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 とはいえ、予算的な都合もあるのでメルカリで中古の64GBモデルを購入。(現在、64GBモデルは新品での販売は無い)

 通常であれば難しい設定も無くQuest2単体でVR体験をすることができる。※使用にはスマホとWi-Fi(無線通信)が必要になる。

しかし、今回の様にオンラインイベントに参加したり、SteamVRを利用する際はPCとQuest2を接続する必要がある。また、わくVではQuest2は推奨VR機器対象外となっている為、もし失敗しても責任は取れないので注意して欲しい。(※サポート対象のVR機器一覧は公式サイトで確認出来る。)

余談ではあるが、Facebook社はMeta Questに改名されたことでOculus Quest2は"Meta Quest2"または"Quest2"と呼ばれる様になった。

Quest2の準備・設定

①事前準備

先にざっくりと要点だけまとめると、Quest2をPCに接続し、SteamVRを使用してPC接続のVR機器として使用するのが今回の目的だ。

 まず事前準備として自身のスマホにOculusアプリをインストールしておく必要がある。スマホ向けOculusアプリは、下記の公式サイトからリンクを辿れば良い。

Oculusアプリをダウンロードする
https://support.oculus.com/138614904835549

そして、もうひとつはOculusアカウントか、Facebookアカウントも必要になる。登録する際の公開範囲は「自分のみ:誰にも公開しない」にしておこう。

②スマホとのペアリング

 最初に本体横の電源ボタンを押して、Quest2を起動する。基本的な設定などはチュートリアルに従って行うことでものの数分で終わる。

チュートリアルを進めていくと、スマホとペアリングさせるよう指示が出るため、Oculusアプリの下メニューにある「デバイス」からQuest2を選択し、ペアリングさせる。自分は最初上手くペアリングできなかった為、下記の記事を参考に設定し直す事でペアリングを完了させた。ペアリングできず、やたら時間が掛かっている時は参考にすると良いだろう。

Oculus Quest2がスマホアプリとペアリングしないときの解決法 https://moshiare.com/game/21061001/

ペアリングが終わってしまえば一通りの設定は完了となる。
無料のアプリをインストールしたり、購入してVR体験を楽しもう。

③Oculusのゲームアプリについて

 Oculusストア内でアプリを購入する前にひとつ覚えておきたいのが「クロスバイ」という仕様。これはQuest2版を購入するとOculus Rfit版(PC用)もプレイできるというものだ。

これに対応していない場合は、後述するQuest2とPCと接続した際に別途Rfit版も購入しないとプレイできなくなるので覚えておくと良いだろう。(PCとの接続を解除すればQuest2版が遊べる)

Quest2とPCを繋ぐ

 Quest2はPCと接続することでPC性能を存分に活かしたVRデバイスとして使用することも可能だ。「Oculus Link」という機能を使い、新たにSteamVRゲームをQuest 2で遊べるようになる。

Quest2をPCに接続するには「USBケーブル(3.0規格または2.0規格) Type-C 」が必要だ。公式で販売されている「Linkケーブル」は1万円前後と高価だが、サードパーティ製のUSB 3.0ケーブルでも問題ないとの事。

Anker製のUSB 3.0ケーブルはMeta Quest公式でも高評価で、これなら安く済ませることが出来る。

①Oculus2 PCアプリをインストール

Quest2とPCを接続する前に下記の公式サイトからOculus2 PCアプリをインストール。

Oculus2 PCアプリ
https://www.oculus.com/setup/

 インストール後、Oculus2 PCアプリを起動するとデバイスを選択する画面になるのでQuest2を選択する。

Oculusアプリ1

PC無線とも接続可能だが、今回は安定性を優先するためLink(ケーブル)を選択し、Quest2をUSBでPCと接続する。

Oculusアプリ2

Quest2側の画面に「Oculus Link を有効にする」というダイヤログが出るので許可を出してPC画面のセットアップ画面を完了させる。

インストールしたOculusアプリを起動した状態でQuest2をPCと接続。普段のQuest2と違うホーム画面になっていれば接続成功だ。
これでPC向けのOculus画面がQuest2に表示されるようになる。

③SteamVRの起動

 次にSteamアカウントの作成Steamのインストール。それとは別にSteamストアからSteamVRもインストールしておこう。

 Oculusアプリを起動した状態でQuest2をPCと接続すると手元にメニューボタンが表示される。その中の「デスクトップボタン」を押すとQuest2を使用してPCのデスクトップの操作が可能になる。その状態でSteamVRを起動すると山とオーロラに囲まれたSteamVRのホーム画面が表示される。

このSteamVRを起動した状態でSteamのVRゲームで遊んだり、今回のようにわくVなどのオンラインイベントに参加可能になる。

順番としては、Quest2起動→Oculusアプリ起動→Quest2とPCを接続→SteamVRを起動→わくVアプリを起動。
この順番で準備してわくVに参加することができる。

その他の設定

マイクについてはQuest2本体のものを使用し、出力はイヤホンを使用した。わくVの公式サイトのFAQの『Q. マイクの設定方法がわかりません』の項目で説明されているので、それを見て設定すれば良いだろう。

下記にその他にしたことをまとめておくが、ここまでしなくても良いかもしれない。

・設定→システム→サウンドで入力をOculus Virtual Audio DEVICEに設定

・入力→入力デバイスをOculus Virtual Audio DEVICEに設定

・サウンドデバイスを管理する→出力デバイス・入力デバイスをそれぞれOculus Virtual Audio DEVICE以外を無効に

・サウンドの詳細オプションからアプリ毎の出力・入力をそれぞれOculus Virtual Audio DEVICEに設定

わくVを終えて

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 自分は今回この方法でわくVに参加したが、特に問題もなく参加できた。
ロビーでの会話やメア様との触れ合いも愉しく過ごすことができた。フラワースタンドに自作のイラストを添えて、飾って貰うという経験も初めてだったため、必死になって描いて良かったと思う。ハグや腹筋をして貰えるイベントは中々無いため、メア様に色々して貰えるとそれだけで参加する価値があったと思える。

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 わくV後は、眷属の一人とその知り合い方にリードして貰いつつVRChatの基本的な使い方を教えて貰い、ワールドの探索も愉しむ事ができたので充実した1日を過ごすことができた。

自分が所持しているPCではグラフィックボードを搭載していない為、VRの使用には向かないのでゲーミングPCをレンタルしたが、Quest2なら単体でも使用出来るためゲームハードを買うつもりで購入した。メルカリでQuest2(64GB)とエリートストラップがセットのものが3万5千円だったので、こちらを購入し、ゲーミングPCを1万5千円でレンタル。合計5万円で揃えた。

Quest2が使用出来なかった時の保険の為にヘッドセットを用意したが、Quest2と同時使用するならイヤホンタイプのものを用意する方が良いかもしれない。

 VR機器はまともに購入しようとすると10万程度掛かり、更にゲーミングPCを購入するとなると合計で20~30万程度掛かることになる。そう考えるとQuest2が新品でも3万7千円で購入出来るのは破格と言えるだろう。

Quest2はわくV公式では推奨VR機器ではないが、必要なものを用意しても安く、更に継続してQuest2で遊べるのでゲームハードを買うつもりで購入するのもありだと思う。VR体験は実際に体験しないとその良さを体験出来ない為、ハードルは高いが自分のようにレンタルしてから判断するのも良いだろう。

特に3D酔いをしやすい人ならVRを少し体験するだけでも割と酔うとの事で、乗り物系のアプリやVRChat内のギミックで普段は割と平気な自分でも結構酔う事があるので注意して欲しい。

しかし、一度VR体験をすると「あの世界に帰りたい…」と思ったので、一度は体験しておいても良いと思う。