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今月のまとめ的な何か




前回の記事はこちら。

 合わせて読むとあなたもわたしもハッピーになれる。かもしれません。

前文(読み飛ばし可)


 また一年の期間を空けてしまうのもなあ。と思い至ってポチポチしてます。前回の小説記事を打っていて、朧気ながら「そういやまだ面白かったのあったなあ」と思い出してきたのでそれらについて書こうかな。なんて思っていたんですよ。しかし市川沙央著『ハンチバック』を読んで心を破壊されたのでその話が中心にしますね。
 ……この記事をなんで書こうと思ったのか本当に分からない。というか脈絡ない文章の連なりになるからただのブログかもしれない。
 そうだ。これはnoteという名前のブログサイトなんだ! 
 はい。前文から冗長にもほどがあるので読む人が既にブラウザバックしてるかもしれないですね。そんな恐怖を抱えながら書くのもまたいとをかし。
 最初の話題は最近読んだライトノベルの感想(というかメモ)なので、そんな話が好きな人たちは読んでいってください。
 むしろそこだけ読んでいってください。この記事はそれで終わりです。


最近読んだラノベ

・嘘つきリップは恋で崩れる / 織島かのこ
 第15回GA文庫大賞(後期)の銀賞作品。
 感情の導線が上手でした。設定やイベント、人間関係に無理がない。
 綺麗な作品は読むと癒やされるなあ……。
 web小説っぽい書き方。

・俺は義妹に嘘をつく ~血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした~ / 城野白
 第4回集英社WEB小説大賞の大賞作品。
 ダッシュエックス文庫から発売。年齢層ちょい高め。二十歳前後くらいを狙ったんかな。ところでイラストを担当されているのが『Aちき』さんなのです。イラストが好きなので買いました……。内容もとても良かったですよ。これまた書き方がweb小説っぽいなって思いながら読んでました。

・これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。1 / 北上連理
 第10回オーバラップ文庫大賞の金賞作品。
 これ、強いな?
 心理描写の進め方が上手でした。というか今の時代性に合っている作品。アセクシャルの主人公。過去のトラウマ。ヒロインとの関わり方。テーマの重さと文体の軽さの塩梅。
 どれを取り上げても上手いと思いながら読んでました。

 ……これらの感想の意味はあるのだろうか。まあメモだからいいでしょう!

箸休めのお話

 ところでところで、一番最初に載せてる画像はトカチカラのティラミスです。とっても美味しかったのですが、ひとつミステリーが生まれてしまいました。
 購入時のお値段は2000円弱でした。少し高いけれど美味しかったのでありです。優良可で言えば優寄りの良。お値段がもう少し安ければって思うけど……もう一回買ってもいいなあ。
 わたしの人生は甘味だけが味方なのです。甘い物はわたしを裏切らないから。とかなんとかどうでもいいことを考えながらamazonを開きます。

 え?
 
お値段見ました?
 なんとびっくり3500円。これは正にミステリー。高騰するにも程があるだろう。物価高って言葉では言い表せないよ。
 ……と、思いましたがきっとそれでもわたしは注文するんですよ。

 デザートを食べていれば笑ってそばにいる君が居るはずなんだから……。だって桜井和寿もそう言っているから!!(全てが少しずつずれている解釈

☆こちらが本編☆(読み飛ばし可)

 最近(2024年の3月上旬)読んだ中でつん、と心をさらっていった小説をば。

・ハンチバック / 市川沙央
 まあ正確に言うとつん、とかじゃないです。劇薬でしたね。きっとクロロホルムを嗅がされたらこんな感じで気絶するんだろうなあとか思ったんですけど、クロロホルムって鼻に数秒間当てたところで気絶することは無いらしいです。コナンで100回は見たあの光景、嘘だった……。
 閑話休題。
 同じ疾患ではないけれどわたしも筋疾患なので割と入り込みやすくて、苦しみながら読んでました。とはいえ、昔より割り切って読めるようになっていたから平気だと思っていたんですよね。でもでも、よく考えなくても今メンタル禿げてるので読んじゃ駄目なタイプの小説でした。
 いや、話自体が好きとか嫌いとか文体が云々じゃなくて。
 やはり人生に救いは無いなあとかなんとか。人生の収支ってきっとどんな人でも大抵はプラスに傾いてくんですよね。そういうのをわたしは見てきているのでそういう人が居ると心のどこかで「いいなあ」って思ってしまう人間です。かくも人は愚かです。その中でもわたしはもっとも愚かだし、そもそも心が狭量すぎる。自身の在り方が分からない。結構ちゃんと辛いんですよこれ。
 一体全体何を書いてんだろうねえ。小説の感想だけどまあいいでしょうか?
 思ったことだからこれも感想。心は乾燥!hey!
(座布団一枚ください)

 ↑ここまでがハンチバックを読了して数日で思ったこと。
 ↓ここからが荒んで血を流した後の胸奥から飛び出たもの。

 本当にこの小説には救いが無かったのだろうかって本当にずっと考えてて。作者は何を想って描いたんだろうかだとかさ。
 いや分からないんですけどね。笑
 ただ、やっぱりわたしは創作物は表現者の願いや祈りだと考えている側面があって(なんならそれしかない)、せめて意味あるものにしたかったのだろうと思っての最後のあの感じなのでしょうか。
 川で溺れるボーちゃんくらい深いですね。
 幸せとは(定期)。
 中学生の時から使っている(思っている?)言葉があるんですけど、足並みをそろえて幸せになることはないんですよね。分かっちゃいるのだけどもね。
 つん、と心をさらわれたかったんです。
 これを〆に言いたかったがために繋げたところ、ちょっとあるかもしれません。

 また日を置いて、2024/03/26付けで書いてます。
 きっと、きっとなんですけど。
 ハンチバックで一番心に来たのは『人間になりてえなあ』ってのが繰り返し語られていたことでした。近しい人間には時折喋っていたんですが……何を隠そうわたし、二十歳前後からの願いは「早く人間になりたい」だったんですよね。正確に記すなら「なりたかった」ですね。
 涅槃涅槃。
 悟りを開けば楽になれるのかとずうっと問っている。
 たぐり寄せる、という言葉が似合うくらい昔、ブログに同じ文章を綴っていた気がします。わたしにとってこの世は難しい。
 まあ兎にも角にも、わたしもモナリザにはなれないのだわ。
 ハンチバック内で出てくる『モナリザ』は=『人間』の意だと捉えてます。
 意味のある解釈だのなんだのを読みたい方は、もっとちゃんとした批評家やら読書家の文章を読み漁ってくださいね!
 それではまた。
(一ヶ月に一記事書きたいのでまた来月末には)

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