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祭りの後のセンチメンタル

 という訳で、毎年足を運んでいる地元の祭りに行ってきた。

 今年は珍しく妹と二人。仕事終わりに会場そばにある某ショッピングセンターで落ちあい、妹の車で祭り会場へと向かった。

 実は行くかどうか迷っていたのだが、結局行くことにした。俺の信条は『迷うくらいなら、行ってしまおう』だったような、そうでもないような。

 最近は体調もいまいち、暑さにやられぐったり……中々に体がしんどかった。なんとも覇気のない出涸らしのような体なのだが、友達と遊んで日々の元気をもらい騙し騙し動かしてきた。しかし、それも今日まで。
 今回の祭りに参加したことで、おおよそ1年分の覇気をチャージしたといっても過言ではない。荒々しいタイプの今回参加した夏祭り。血沸き肉躍るような太鼓の音、その間を鋭くそしてしなやかに響く篠笛の音、祭りの実行委員たちの荒々しい掛け声。
 最近のモヤモヤを荒々しく洗い流してくれるような、熱気と覇気と元気のぶつかり合いだった。(ついでに雨も降ってたのでほんとに洗い流された)

 祭りが終わるころには、自分に纏わりついていたモヤモヤなんてなかったみたいにすっきりしてさっぱりしていた。
 とりあえず、これで1年は何とかなりそうだ。

 それぐらい、俺にとってこのお祭りはメンタル面にとって大切なもの。

 しかし、祭りの後にセンチメンタルはつきもので。そのセンチメンタルをちょっとでも軽減すべく、こうして筆を執っている。
 家に帰ってくる頃には、どこかそわそわしてしまうし、ドキドキしているし、現実に引き戻されたせいもあってか、少しだけ明日が憂鬱に感じる――
 
 でもきっと大丈夫。あの祭囃子が俺の鼓動に溶け込んでいるから、そんなことを思ったりも出来るようになった。もしかして、少しだけ自分のメンタルとの向き合い方がわかってきたのかもしれない。

 少々短いが、思いつくことは書いたのでこの辺で。後々追加していきたいです。

 ちなみにこれは余談。
 「祭りの後のセンチメンタル」は、俺が大好きな曲の歌詞だったりもする。