自分の一番古い記憶
という訳で、自分のなかで一番古い記憶についての話でも。
Twitterにメモ程度に書き残した通りなのだが、たぶん俺の一番古い記憶は「父ちゃんと一緒に風呂に入る」というものだ。妹が多分いなかったので、3歳ぐらいの記憶だと思われる。(俺と妹は3歳差)
父は俺が小さい頃は単身赴任していて、週末は俺のいる実家でそれ以外は車で数時間の遠方にある社宅で暮らしていた。そうなってくると、この俺の最古の記憶はどこかの冬の週末、もしくは年末年始あたりなのだろう。まだ暗くなる前の夕方に「早風呂だ~!」と一緒に入るのが、ちょっと楽しみだったのを覚えている。
そう、きちんと覚えている。
俺は正直、記憶力に自信はない。日常生活においてもど忘れするし、何だかんだと忘れてばかりいる。覚えておきたかったはずの思い出や記憶も、自分の知らないうちに忘れてしまっているのかもしれないと、少し寂しく思うこともあった。
だからこそ、こうして覚えておきたい事なんかは、文字で書くようになったのかもしれない。
そんなことを考えてしまう。
小さい頃の記憶なんて、取るに足らない日常なのかもしれないけれど、今、少し大きくなった自分が振り返ると愛おしい思い出なのだと、再確認できるのだ。あの時、父ちゃんと一緒に入った風呂はリフォームして立派になったし、アコーディオンカーテンの脱衣所も、きちんとドアが付いた。
――あの記憶の風呂は、今はもうないモノなのだ。
ちなみに父は病気はしたが元気でやっている。最近は「退職したら日本一周に行ってくる」と何やら準備をしているらしい。
人間である以上、年月を経ると、年も取るし時代は移り変わるし。どうしても変わっていってしまうこともある。
そんな変わりゆく中でも、大切にしていきたい思い出や記憶もあるのだと思っています。
皆さんの一番古い記憶は何でしょうか?その場所や人は今でも会いに行けますか?
それでは今日はこの辺で。