ある顧問の退任講演の話「温故知新」
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温故知新
「故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)」
と言葉通り、ご自身が歩まれた道
開発してきた事、そして新しく始めた事は
今でも社内の定説になっている事等
歴史を創ってきた方なのだと、心から感謝の念で
公演を聴講しました。
そして過去から学び今を造り、未来を創るという点で
非常に共感をしました。
私もこのような人格者でありたいと心から思った
次第です。
天祐は常に道を正して待つべし
そして花王の創業者長瀬富郎氏の言葉にも触れました。
https://www.kao.com/jp/kaonokao/openthekao/vol1/2/
誠実に勤勉に仕事に取り組み、正道を歩み続ける
花王もまたこの指針に沿ってその生業を営んできたのでしょう。
ある顧問もまた花王と同じ様に
襟を正し、まっすぐな道を歩んできたのだと思います。
実は数年間、私の上司でもあった方で、歴代上司の中で
5本の指に入ると思っています。
外部では、責任は上司、あくまで部下を守る
部内では、厳しく部下を指導できる
そんな方でした。
デザインレビューの席で、守ってくれたのは
後にも先にもこの顧問だけでした。
弁護士との出会い セレンティビティー
エピソードを聞かせてくれました。
ある会社が倒産し、売掛金の回収の再
たまたま隣で弁護士を連れてきていた大企業のの方を
倒産した会社の資材部の方が紹介してくれたそうです。
なぜその日、その時間に、その会社へいったのかは
覚えていないようでしたが、
偶然が必然となり、
弁護士さんを紹介いただいたようです。
金額は小さいけど、それでもなんとか回収できたのは
その弁護士さんとの出会いだったようです。
倒産した会社から売掛金の回収には
「先取特権」というのが使えたようです。
私も初めて聞く言葉でした。
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/chosyu/02/03/019/01.htm
法律は難しくてうまく説明できませんけど
必要な方は、弁護士さんに相談したほうがいいかもしれません
どれだけお客様と仲良くできるか
自分一人の力は小さい、どれだけお客様と仲良くなり
どれだけ良い情報をいただけるか
コミュニケーション能力は必要だと思います。
顧問も、もとは技術から営業に出られ
技術営業をしてきたのだと思います。
また、ひとなつこい性格から、味方になって下さる
お客様も多かったのだと感じました。
人柄、性格、本当に大切ですね。
私は時に鋭い刃と化してしまうので、なかなか
コミュニケーションが苦手です。
PCに向かって文字を打っている方が
あっているのかもしれません。
偶然も大事
今回話をされた倒産劇ですが、偶然の巡り合わせ
とでもいうのか、そういう物、そういう時を
ご自身に取りこめるかたなのだと思いました。
「まずは行動しないとセレンティビティーもおこらない」
そうなんです。
行動が全てのはじまるなんです。
計画なんてなくても、まず動く
動かないとはじまらない。
計画は大事ですけどね。
そういう意味で、Doな人だったのです。
技術は挑戦あるのみ
技術者は夢を語る事
なんて言葉も残されました。
夢しか語っていない私には、実がなくて
申し訳ないですけど、最近
夢を雄弁に語る人が少なくなったとは感じています。
宇宙へ行きたい。宇宙のごみを掃除するんだと
夢を語られ、実行に移している。
植村努さんの顔が浮かびました。
https://www.bridgestone.co.jp/bwsc/stories/article/2019/06/17-5.html
私の尊敬する方でもあります。
マインドセット
「技術者はマインドを変えよ」
そうなんです、マインドセットなかなか難しいですけど
この本のように
吾を捨てる覚悟、何にもこだわらない覚悟が
必要なのだと講演を聞いてシンクロしていました。
田中耕一
島津製作所の田中耕一さんにも触れました
https://www.shimadzu.co.jp/mass-research/index.html
いろいろなアイデアが生まれる思考
そして、間違えた偶然を必然に変えた洞察力
技術者はとういうものだと言う事を伝えて
頂きました。
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/tour/nobel/tanaka/p2.html
おもしろおかしく人生を生きる
堀場製作所創業者、堀場雅夫氏の言葉に触れて
最後の締めとなりました。
https://www.nippon-shacho.com/interview/in_horiba/
堀場製作所の社是にもなっています。
https://www.horiba.com/jpn/company/about-horiba/culture/
「おもしろおかしく」
その裏には、どんな時でも笑っていよう
そんなメッセージが込められていたように思います。
こんな小人19号が蔓延る世の中
ギスギスしてしまう世の中
せめて「おもしろおかしく、笑って生きよう」
そんな想いが伝わった講演でした。
感謝感謝です。
本日も長文を最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
皆様に感謝いたします。