「あの虹に、ティー・ショット」「バンカーなんか怖くない」 著者:喜多嶋隆
こんな時代だから、
ゴルフの小説を読み返してみたくなり、
本棚からシリーズ2作を再度読み返しです。
2008年に発刊された小説ですが・・
色褪せませんね。
シリーズ2作を再度一気読みです。
帯にもありますけど、
たった3本でゴルフに挑む少女の物語です。
そういう私も
ドライバー、4番UT、7番、9番、PW、
SW、パターと7本しか使いませんけど(笑)
14本クラブ使っていいと言いつつも、
現実はそんなに使わない。
まぁ腕がないと言えばそれまでですけど。
そんなゴルフの話を、ハワイを舞台に、
人間模様、恋愛、生活環、サーフィン、
差別問題、そして生きていく意味、
友情、感謝等、
著者:喜多嶋隆が言いたかった事が
ちりばめられています。
「あの虹に、ティーショット」
必然的にゴルフの能力が身に付いた少女、
偶然見つける3本のクラブで
大会に出る事になります。
そう3本のクラブで・・・
パットは無理じゃないかと思いますが。
すごいショットが飛び出します。
そして、ゴルフならではの、
精神的プレッシャー
駆け引き、フェアーとアンフェアー、
自然との闘いと、自分との闘い。
そして、
爺さん達の思いやりや子供たちの想いに
涙したくなる場面もあり。
生きていくためのお金と
自分を捨てない事への決心等
勇気と感動を与えてくれる小説ですね。
「バンカーなんか怖くない」
バンカーショットいやですよね。
私も嫌いですが、
ちょっとしたコツをつかんで以来
ほぼ1回でバンカーから、
出せるようになってから、
そんなに怖くはなくなりましたが。。。
(私の場合ですよ)
この物語でも
絶対的自信を持っていたバンカーショット、
サンドウェッジにトラブルが発生します。
そして、
のサンドウェッジに絡んで物語が進みます。
ここで感じるのは、人は何のために生き
その幕引きをどうするのか?
自分にとってのGOALへ、
どうアプローチするのか?
中途半端で満足するのか?
それとも志高くそのGOALの
さらにその先を目指すのか?
よく山に例える人もいますね。
登り切った山(GOAL)から見る景色、
けれどそこは中間地点で、
更なる山がその後ろにある。
何処までも高く、
志を持って挑む、GOALを目指す。
これこそが生きている証である。
なんて人もいます。
私の中では、
いくつかのそんな言葉が
フラッシュバックして、
人生の生きざまみたいな、そんな姿を
誰でもなく、
自分自身にコミットメントしなければならない。
そんな思いでいっぱいとなりました。
ゴルフしたいですね
昨年から小人19に世界中が侵されているため、
私もゴルフにはでかけてませんが、
次にゴルフに行くことがあれば、
再度この小説と先に感想を書いた
「She is Wind 彼女は風のように」の
ように、ラウンドしたいと思いました。
さすがに3本のクラブだけっていうのは無理ですけど
改めて、喜多嶋隆さんは、
この3本クラブの発想をどこでもったのか?
聞いてみたい気もしました。
喜多嶋隆小説・・やっぱり好きですね。
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