100均の足場キットにプラモデルの原点を見た?
プラモデル、私の小さい頃は低価格の怪しげなキットが色々あったものである。
駄菓子屋にあったアオシマの小さいスーパーカー(中には翼とかミサイルの付いたものも)とか、キャスターの付いた箱に電人ザボーガーの生首が乗ったやつとか、薬局でおまけにくれた戦車とか、そういえばメーカー不詳だが、スター・ウォーズっぽい宇宙戦闘機ってヤツもあった。もはやそんな時代でないらしい。
一方、模型というのは、「◯◯マニアではありませんから」とか言われてスルーされがちな存在でもある。どんなに良くできたガンプラも、ガンダムマニア以外からはスルーされるものである。
しかし、しかしである。最近はそんな中で、誰でも興味が持て、作る楽しさを感じさせ、なおかつエデュケーショナルな魅力を持った(?)キットが、100円ショップを通じて山田化学というメーカーからリリースされている。
色々あるようだが、「ミニチュア足場」もその1つである。
こんな感じで袋に入っている。
で、説明に沿って組み立てる。組み立てながら実物の構造を学ぶ事ができるのである。構成する部材の名前もバッチリだ。布板って言うんだね。
これがプラモデルである根拠はその材質にある。なんとPS、ポリスチレン製なのである。ポリエチレンじゃないぞ! タミヤとかハセガワのキット同様、プラモデル用の接着剤が使用でき、プラモデル用の塗料で塗装できるのである。
ランナーから切り離す必要もない。箱絵(箱じゃない)の通り沢山組み合わせる事もできるが、とりあえず。建枠は余るのである。1/24か1/32位だろうか。
接着しなければ「撤収」も容易である。しかし、やっぱり「脇役」かなあという感じがしないでもない。ガチャのコンクリートミキサーを置きたい。
プラモデル用の塗料で銀色に塗って、上からつや消しクリアー塗料を吹けば、結構リアルになると思われる。
どう使うかのセンスが問われるかもしれない。