なぜ「普遍的ストーリーテーマを選ばないと、ヒットが難しいのか?」を解説
普遍的テーマに新規性を足すか、新規的テーマに普遍性を足すかは、全くの別物!
私が人にストーリーテリング教える時の話になる。
教わる人が、尖ったストーリー上のテーマに固執していなければ、普遍的なストーリーテーマが新しく見える様に、物語を作る事を基本的にすすめている。
だが、こだわりが強い人ほど、新規的な尖ったストーリーテーマを題材にしたがり、その辺は難しい問題だったりする。
そもそもストーリーテーマとは、主人公が劇中の問題を解決する行動を通して描かれる、作者が見る者に提示する疑問や命題と、そのメッセージ性を含む作者の意見や答えである。
このストーリーテーマと言う何を描くかで決まる構造物に、モチーフテーマと言う何で描くかと言う見た目を決める構成物を掛け合わせる事で、物語は無限に生成できる。
掛け算をする際、掛け合わせるテーマの片方を大きく新しい物にする事で、全く新しい作品になるわけだが、構造と構成物のどちらを新しくするかと言うのが、大きな問題になる。
どちらを新しくしても、物語は作る事が出来る。
でも、ヒット作を作るには、もし、作りたいのであれば、ストーリーテーマと言う構造は普遍的な物を選ぶことが、最適解とされている。
この事は、知っている人は知っているが、そこまで表立って、わざわざ言語化して記している人が多くいない、気がしたので、今回は、ここに記しておく。
なので「あたりまえじゃん」と思う人も少数なら、きっといるかもしれない。
だが、この記事は、そんな当たり前を忘れたり、認識できずに苦しんでいる人に向けて書いているので、そこんとこよろしくね。
で、だ。
なぜ、新規的なテーマを選んでも作話は出来るのに、ヒットさせるには、普遍的なテーマを選ばないとならないのだろうか?
その答えは、至極シンプルだ。
テーマに強く共感出来る母数が、普遍的でないと、大きく確保出来ないからである。
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