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🚩地域ものがたるアンバサダーがみつけた富山・福井・鳥取🚩

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2022年、地域ものがたるアンバサダー21名が訪れた、富山・福井・鳥取の旅の軌跡です。
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#富山

アンバサダーの旅を、エリア別にめぐりたい方へ。

日本海3県アンバサダーの旅を、富山・福井・鳥取、地域別にめぐりたい方は、下記のマガジンよりどうぞ✨ 🗾富山県アンバサダーの旅 🗾福井県アンバサダーの旅 🗾鳥取県アンバサダーの旅 🌎ジオリブ公開講座ルポ 【番外編】地域ものがたるアンバサダーのつぶやき

【富山を探す旅】白エビ以外に何がある?-富山県氷見市&高岡市編-

小さな村を旅することが好きなnobuです。 私は、古くからその地域の産業の歴史によって生まれた歴史的建造物、その地域特有の食文化や古くから継承されてきた伝統芸能やお祭りなど、人の営みや生活によってつくり出された地域特有の資源に触れ、学ぶことが好きです。 お仕事でも、プライベートでも、そんな地域を訪れることが多いので、このnoteでも、ご紹介できればと思います。 さて、初回の投稿は 『富山県氷見市と高岡市』です! “富山県”と聞くと、どんなイメージでしょうか?? 私は、

意外な発見?アリ。地方の旅はココに注目!

地方都市を旅するときは、できるだけ地元のスーパーに立ち寄るよう心がけています。理由は、普段自分が住んでいる近くのスーパーではあまり見かけない商品を発見できるから! 陳列されている商品の違いで、その地域の食生活や歴史を垣間見ることができるなんて、なかなか面白いと思いませんか? ❚  お土産もいいけれど・・・ 旅行や出張で地方都市に行けば、よほど時間に余裕がないとき以外は、何かしらお土産を買って帰ります。その地域ならではの特産品を使ったものだとか、ここでしかゲットできそうになく

富山魚津、浜多屋さんを訪ねて。

地域ものがたるアンバサダー富山 立山と富山湾は、 富山という豊かな地勢を育む偉大で巨大な「山と海」。 その海の部では、とにかく海の幸と日本酒が楽しめる「変態料理人」がいると聞いていたのでずっと訪れたかった魚津の浜多屋さんまで。 料理人は利き酒氏でもある浜多雄太さんです。 おまかせコースのみなので、全てを浜多さんにゆだねて存分に楽しみます。 まずは小松菜の白和えと鱈の白子から。 鱈があがる、と聞くと北の海に来たのだなあと実感。 続いて船上締めの鯵。 食べたかった白海老は生

木彫師前川大地さんを訪ねて井波へ。

地域ものがたるアンバサダー富山 12月は木彫師前川大地さんを訪ねて、 富山県井波まで。 壮麗な木のシャンデリアは、 楠(くすのき) 檜(ひのき) 神代欅(じんだいけやき)が組み合わされています。 神代欅は1000年以上、 土に埋もれてきたものが何かのきっかけで掘り返されて出てきた古木。 彫られているのは、 「祥雲」仏のあらわれ 「法草華」実在しない花/華 昨今もてはやされてきた削ぎ落とす美に あらがうような「装飾」は、 古来からの「祈り」のカタであり 目には見えないも

あこがれの観光列車に乗って、いろいろ考えた ~ べるもんた(富山県)~

これまで、列車の旅番組で海辺をゆったり走る、モスグリーンの列車「Belles montagnes et mer」を見るたびに、いつか乗りたいなぁ~と思いを馳せていましたが、ついにその時が到来!! 全席座席指定ですが、無事にきっぷもゲットでき、夢を叶えに富山へ足を伸ばしました。 ❚  今年2度目の訪問で成就! 今年の2月に高岡を訪れた時は、JRのローカル線ではなく、路面電車の万葉線の移動がほとんどでした。今回は土曜に別の用事を終えて、日曜は完全フリーだったので、念願のベル・モ

知らない街に帰りたい場所を作る方法 - 富山県滑川市へ訪問@地域ものがたるアンバサダー9月

地域ものがたるアンバサダーの富山アンバサダーに任命頂き、月に1度富山県を訪問しています。4回目の9月度は、富山県滑川市への訪問となりました。みなさん、滑川市のことご存じですか? とてもざっくり書くと、富山市と魚津市の間にある市で、ベッドタウンであり、とても過ごしやすい街です。名物はホタルイカ!今回はミライノミカタという、滑川の空き家で過ごすプログラムに参加し(募集は終了)、1週間ほど滞在させて頂きました。 ※写真はイベントに参加されたカメラマン、荒井基吉さん撮影のものが中

【富山】立山ヘルジアンウッド公開講座8月

6月から本格的に始まった地域ものがたるアンバサダー活動。富山アンバサダーとしての2ヶ月間、さまざまな場所を訪れ、美しく生きる人びととのたくさんの出会いがありましたが、8月はいよいよマグマ学者の巽好幸さんと富山県の水先案内人の皆さんによる公開講座が行われました。 場所は立山のヘルジアンウッドです。 こちらの場所は前田薬品工業株式会社の新しいブランチとして開設された、自然療法をベースにしたサウナ&レストラン。 公開講座前に、レストラン棟で関係者の皆さんとまずは腹ごしらえのラン

「わたし」がいない100年先へ〜立山という神に会いに。part3 雄山登拝

今年の立山はとにかく天候が悪いらしい。 出会う人が口をそろえてこう話す中、明け方近くまでの大雨で雄山登拝は半ばあきらめながら、それでもなぜか不思議と大丈夫な予感もあり、5時に目が覚めてカーテンを開くとなんと青空が。 昨日はまるで見ることができなかった山々の風景をようやく目にすることができました。 雄大すぎてしばし茫然。 早々に身支度を整えて雄山登拝へ。   午後になると下で発生する水蒸気が上がってきてしまい、標高の高い場所は天候が悪くなるのです。 こういった自然環境のシビア

「わたし」がいない100年先へ〜立山という神に会いに。part2 立山開闢伝承の地室堂玉殿の岩屋

夢のような弥陀ヶ原湿原からさらにバスでのぼり、立山登拝の拠点になる室堂(標高2450m)へ到着。 part1はこちら↓ この頃には小雨が降り始め、美女平の時と同じようにガスが出て周りは真っ白になり、何も見えない状態になっていました。雨のせいもあって肌寒く、10月下旬並みの気温。夏とはいえダウン必須です。 この日の宿は立山室堂山荘。 1726年に立山信仰の登拝者のための宿泊所として建てられた日本最古の山小屋で、重要文化財として室堂小屋南室が復元修復され現存しています。

「わたし」がいない100年先へ〜立山という神に会いに。part1電鉄富山駅〜弥陀ヶ原

こんにちは、 富山アンバサダーの歌手kawoleです。 わたしたち生命体を育む巨大な装置である「山」。 富山アンバサダーに応募したいと思った大きなきっかけが「立山」という存在でした。 富山だけでなく、日本のジオストーリーを語る上でも圧倒的存在感を放つ重要な連峰であり、その場所から導き出される森羅万象と人の営みを、体感のすべてを使ってまずは感じてみたかった。 そして古来「立山信仰」の聖地として、広く人々の心の拠り所とされてきた雄山を実際に登り感じることで、「富山」が生み出すも

井波サインコレクション

木と暮らす町、井波。

地域ものがたるアンバサダー富山、木彫の町井波旅。 バスを降りて八日町通りを歩き始めた途端、どこからともなくやってくる香気と、ミノで木を打つやわらかな音色に包まれ、町を取り巻く独特の気配にはっと意識が冴える。 香りの正体はさまざまな種類の木の香りで、まるで山から木霊が降りてきて集まり、かたちを成してゆくことの喜びに満ちているよう。 この町の様子はただごとではないなと歩き始め、出会ったのが宮彫刻師三代目南部白雲さんです。祖父の代から120年にわたる宗教美術の木彫専門家。

D&department 富山

こちらはd&department Toyamaです。 先日訪れた島川あめ店360周年を記念する展示会を開催中(8/7まで)で、古くから使われてきた道具類の展示と同時に、島川あめファンの富山のさまざまな作家さんがコラボ作品を作っておられていて、こちらが本当に美しい。 ガラス作家Peter Ivyさんによるglass wide+straw 火を取り扱うガラス工芸の現場では、常に水分補給をしなければならず、麦芽水飴を使った経口補水液レモネードを飲むためのグラス。流動研究所によ