退院までのこと

※この話は自分自身がくも膜下出血になった時の記録です。
今回は、退院迄の話となります。

入院中ずっと同じ体勢でいる時間が多いせいか腰や尻が痛んだ。
マッサージをしても力も入り辛く、歩くのもちょっと辛かった。

血圧も高くて、ほぼ常にエラー音みたいなのが鳴っていた気がする。

くも膜下になるべくしてなったのかもしれないなぁと今では思う。
何が原因とか今は解明されてないからなんとも言えないんだけど。

入院中に親友からの歌のプレゼントや動画。凄く嬉しくて何回も見てつい泣いてしまった。凄く嬉しかった。
感謝しかない。本当に居てくれて支えてくれてありがとうだよ。

退院まで夫に持ってきてもらった漫画をひたすら読んでいた。ほぼ毎日来てくれて本当に嬉しかった。
と言ってもコロナの影響で病室等で会うことができない状態だった。
看護師さんに荷物を渡してもらって看護師さんから受けとるだけ。
それでも嬉しかった。
仕事休ませて悪いことしたなぁ。
夫に感謝してもしきれないよ。

リハビリが楽しみだったんだけど後遺症がほぼなくて順調に進められていったお陰でほぼ私のリハビリはなかった。
皆がリハビリしてるなか一人でテレビを見たりしてボーッとしていた。
歩けるし喋れるし食べれる。
本当に奇跡なんだ。

退院時、仲良くなった看護師さんともお別れ。
少し寂しかったけど退院できることが何より嬉しかった。
自由にお風呂入れて自由にどこにでも行けるのは嬉しい。

生きれてるだけで幸せだなぁ。としみじみ思うよ。
死ぬのが怖くなってしまった。
死に対して臆病になった。
けどそれで良いのだと思う。
退院してからしみじみ思うよ。