フォートナイト用に買ったはずが……想像以上に良かったモニターヘッドホン
吾輩は耳はクソである。
ハイレゾイヤホンを使っても違いはわからん……
高級ヘッドホンを使っても(なんかいい音だと思う……)程度
低音が強いヘッドホンは苦手……(たぶん、歳のせい……)
といった感じで、ヘッドホンやイヤホンだけでなく「音」に関してはド素人です。
そんなクソ耳の音素人のわたしですが、ふとこんなことを思うのです。
そして旅に出るのです。
デジタルジャングルの「Amazon」に。
ということで今回の記事では、Amazonで5,000円程度で買える格安ヘッドホン「audio-technica ATH-M20x」を紹介していきます。
さきに結論をお伝えすると……
✔ もうこれで十分じゃん!!
✔ チープで有線だけど家用ヘッドホンの最適解
という内容ですので、自宅用に安くて使えるヘッドホンを探している人の参考になればなによりです。
高音質スタジオモニターヘッドホン
「モニターヘッドホンとはなんぞ……」と思ったかもしれませんが、簡単に言うと、音楽制作や録音スタジオで使用されるヘッドホン。
モニターヘッドホンの目的は……
・できるだけ正確な音楽や音声
・フラットでバランスの取れた音
逆に、一般的に販売されているヘッドホンは……
・音楽や映画、動画などのエンターテイメントを楽しむため
・特定の音色やベース(低音)を強調
動画制作や音楽・音源制作などのクリエイティブな作業には「モニターヘッドホン」。
動画や音楽・映画鑑賞には通常のヘッドホンを使うのが一般的です。
FPSゲームに合うと思った……
モニターヘッドホンを買おうと思った理由は単純です。
「フォートナイトをもっと聞きやすい環境でプレイしたい」ただそれだけ。
フォートナイトってなに?
一言で説明すると「銃ぶっ放しゲーム」です。
相手にやられないためには「音」が重要で、音をしっかり聞けば相手が近くにいるのかそうでないのか。
上にいるのか下にいるのか、右にいるのか左にいるのか、といったことを把握しやすくなります。
「音を聞き取りやすい」という目的でFinalのE500を使っていましたが、わたしの耳がクソなこともあり、プレイ中にポロっと落ちてしまうことも……。
イヤホンが落ちる
落ちたイヤホンを拾う
イヤホンをつけなおす
その途中で敵に倒される……
といった感じで、結構なストレスでした。
そこで、耳から落ちないヘッドホンが欲しくなったぞ!
そんな感じです。
素材も機能も値段相応
今回紹介するaudio‐technicaのATH-M20xは最廉価モデル。
ATH-M70x → 35,200円
ATH-M60x → 25,300円
ATH-M50x → 20,900円
ATH-M40x → 14,300円
ATH-M30x → 10,780円
ATH-M20x → 7,480円
最上位モデルと比較すると、1/5程度の価格で買えるモニターヘッドホンです。
最上位モデルのATH-M70xは、35,200円もします。
ボディの一部にアルミニウム
φ45mm大口径ドライバー
遮音性が高いイヤーカップ
高耐久性と快適な装着感のイヤーパッド
着脱可能ケーブル
といった感じで、35,200円もするだけあって「高級感」があるモニターヘッドホンです。
一方、1/5程度の価格で買えるATH-M20xは、高級感の「こ」の字も感じられません。
チープな材質
ダッサださのむき出しケーブル
(スライダー部分)接続用ケーブルは取り外し不可
安っぽ~いイヤーパッド
ドライバーはφ40mm
最上位モデルのATH-M70xと比較すると「雲泥の差」ですが、価格差を考えると仕方のないところではあります。
最上位モデルが本当に必要ですか……?
ヘッドホンに限ったことではありませんが、高いモデルを購入したほうが機能性やデザインに満足できることは間違いありません。
とはいえ「本当に最上位モデルが今の自分に必要ですか?」と問いたい。
音質の違い → わからない
高級感 → 自宅用なのでどうでもよい
付加機能 → それほど求めていない
結論「安いのでいいんじゃね?」ということになりました。
audio‐technicaとAmazon
audio‐technicaの公式ホームページから商品を買ったり、家電量販店や楽器店で購入したりする場合は、ケーブルの長さに注意が必要です。
直販モデル → ケーブル長:3.0m
Amazonモデル → ケーブル長:1.6m
モニターヘッドホンなのでスタジオなどの使用想定なのか、直販モデルはケーブルが長いです。
自宅のパソコンやスマホで使用するだけなら、3.0mは長すぎです……。
ケーブルがジャマになるだけなので、Amazonモデルの選択をおすすめします。
Amazonの商品ページは、ケーブルが長い直販モデルとケーブルが短いAmazonモデルがありますので、間違えないように気をつけてください。
audio‐technica ATH-M20xの使用感
audio‐technica ATH-M20xの使用感ですが、一言であらわすと「想像以上に良い!」です。
それだけでは伝わらない部分もありますので、デメリットも併せてお伝えしていきます。
良かった点①:音がフラット
「音がフラット」と聞くと、安っぽい音とか、ペラッペラな音を想像する人もいるかもしれません。
そういう意味での「フラット」ではなく、ちゃんと楽器の音が聞こえる「フラット」です。
やっすいヘッドホンやイヤホンだと、軽すぎてシャリシャリ音が強くなりがちですが、そうではなく「ちゃんとした音」がしっかり聞こえます。
そのうえで低音が強すぎるわけでもなく、高音が刺さってくるわけでもなく。
原音忠実な音がしっかりと聞こえるのは「さすがaudio‐technica」といったところでしょうか(しらんけど)。
良かった点②:聴き疲れしない
わたしは一日中ヘッドホンもしくはイヤホンをつけています。
モニターヘッドホン以外をつけることが多いのですが、どちらかというと通常のヘッドホンは低音が強いドンシャリ系が多いです。
短時間だけ聴くぶんには問題ないのですが、長時間聴いていると疲れてきます。
その点、audio‐technica ATH-M20xは長時間聴いても疲れにくいです。
フォートナイト用に買ったはずなのに、音楽再生用として着けていることが多くなりました。
良かった点③:長時間使える
良かった点②と重複しますが、聴いていて疲れないので長時間使えます。
長時間使えることによる利点としてはデスク作業。
プレゼン資料の確認や作成
データの抽出や加工
メールの確認
など、在宅ワークのなかには「ひとりで実行する作業」が数多くあります。
そんなときにヘッドホンをつけて音楽を聴いていると、ほかの音が入ってこないからか目の前の作業に集中し没頭できます(あくまでわたしの場合)。
低音や高音がつよいヘッドホンをつけているとどうしても疲れてしまうため長時間は使えず、集中力低下の原因に(あくまでわたしの場合)。
聴いていて疲れないヘッドホンは長時間使えるため、ゲーム以外でも活躍してくれたことは想定外の効果でした。
良かった点④:無駄な機能が一切ない
良くも悪くもaudio‐technica ATH-M20xには余計な機能は一切搭載されておりません。
ノイズキャンセリング → なし
ワイヤレス接続 → なし
外音取り込み機能 → なし
イコライザー → なし
それどころか、本体にボタンや音量調整ダイヤルすらありません。
最近のヘッドホンにはいろいろ機能がついているわりには「この機能使ったことないな……」というのもあります。
ヘッドホンのコードを接続する
パソコンやスマホで音源を流す
以上です。
これ以上でもなければ、これ以下でもありません。
ワイヤレス接続を待つ必要もありませんし、途切れることもありません。
無駄な機能も余計なボタンやダイヤルもないこのヘッドホンは、わたしにとって使い勝手の良さにつながりました。
良くなかった点①:ケーブル脱着不可
最低限の機能に最低限の素材を使って価格を思いっきり下げている商品なので、ケーブルの脱着機能なんてあるはずありません。
わかってはいたものの……
「やはりケーブルはジャマ」です。
ちょっと乱暴に扱ってケーブルが切れたら買いなおすしかありません。
価格を考えれば仕方ない部分なので、割り切るしかありませんね……。
わたしは、ケーブルをてきとうにグルグルっと巻いてDAISOのパチンと止めるやつでとめて、DAISOのマグネット式傘立てにかけるようにしています。
(DAISOばっかりじゃん……)
ケーブルを脱着したい
音が遅延しても問題ない
外出先でも使用したい
そんな人にはワイヤレスモデルもあるので、そちらをおすすめします。
ワイヤレスモデルには「白」もあるので、黒か白のどちらかで好きな色を選べます(白いいなぁ……)。
有線モデルより2,000円ほど高くなりますが……。
良くなかった点②:スライドが硬い
サイズ調整をするためのスライド機能があるのですが、ここが硬いです……。
ってか、ケーブルむき出しは本当にダサいですね。。。
硬いので勢いよくサイズ調整した日には、むき出しのケーブルが切れるかもしれないので慎重に調整しないといけません。
この作業がめっちゃ面倒くさい……。
ということでいったんサイズを合わせたら、そのままにしておくほうが良いと思います。
良くなかった点③:少し蒸れる
最後の良くなかった点は、イヤーパッドの材質特性上「少し蒸れやすい」ということ。
最近のヘッドホンは、蒸れ防止のために通気性の良い素材が使われていることが多いのですが……
audio‐technica ATH-M20xに、そんな特別な素材を期待したらダメです。
通気性は皆無なので、人によっては蒸れるかもしれません。
自宅でつけている分にはそこまで気になりませんが、ウォーキングとかに使うと蒸れが気になりました。
エクササイズ用ではないので、仕方ないところですね。
まとめ
ということで今回のまとめです。
あぁ~フォートナイトの足音もっとよく聞きたいなぁ……
安くて良いヘッドホンはないかなぁ……
そんなときに出逢ったヘッドホンが
audio‐technica ATH-M20x
Amazon通常価格で5,500円
セール時は5,000円以下になるときがある
ダメもとで買ったら想像以上に良かった
安くて音が良いヘッドホンの最適解かも?
ワイヤレスで使いたい人はワイヤレスを選ぶべし
ケーブルの長さが2種類あるので注意
(3.0mは長すぎると思います……)ケーブルが短いモデルはAmazonでしか買えないので注意
そんな感じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
■ audio‐technica ATH-M20x
■ audio‐technica ATH-M20x(ワイヤレス)
■ audio‐technica ATH-M40x
(たぶん、つぎはこっちを買います)
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