FaDDってTRPGの体験卓がすごく楽しかったという話①

 どーも、黒単スーサイドです。
 皆さんTRPGの同人システムって遊んだことありますか?
 有名どころだと「ガラコと破界の搭」とか「ギャップおじさんTRPG」辺りかなと思います。
 同人システムはどこかしらに強烈な個性を持ったものが多く、中には「良く作ったな」と感心してしまうほどの作品もあります。
 今回はそんな個性大爆発な同人システムの中でも一層際立った個性を発してるFaDDの体験卓で思いっきり遊んできたよという話をしていきます。

そもそもFaDDって?

世界を救う英雄達。
ある者は聖剣を携え、ある者は異能の力を操る。
またある者は大地を割り、またある者は天を貫く。
  
何処から来たかと問われれば、彼らは口々にこう言うのだ。
"--From a Different Dimension."

 という訳で、FaDDの説明をしていきます。
 プレイヤーが操るキャラクターは異次元に召喚されし英雄となって世界を救うのがメインの流れになります。
 特徴的な部分はキャラのバックグラウンドの自由度の高さ。
 このシステムでは、キャラクターの能力の根源となる部分には設定がありません。
 例えば、ダブルクロスの超能力を使うためには浸食率を上げるコストがありますし、ソード・ワールドだと魔法の発動にはMPが必要になりますが、このシステムでは特定の名前が付いている消費リソースが無いです。
 それ故に自分のキャラクターがどの様なプロセスで能力を発動しているのかや、どこに根源を持たせるか等を自由に作り上げることが出来ます。
 こういった背景にある世界観の自由さは、様々な次元から集められた英雄達を描くシステム故の特徴だと感じました。

いざ、キャラ作成!しかし……

 ルールを一通り読んだところで、さぁキャラ作成だと意気込んだ所で盛大に躓きました。
 そのキャラの戦闘で使う技の『アーツ』が作成が非常に難しいんです。
 このアーツというのは、すごく雑な言い方をするならダブルクロスで言うとエフェクトを組み合わせて作るコンボの様なものなのですが、ダブルクロスのコンボとの違いは「このアーツを使う上でのメリット・デメリットをポイントバイ方式で自分で組み合わせて作る」ということ。
 つまり、シンドロームの様に系統があるわけではなく、効果とそれをアーツに搭載するための消費ポイントが書いてあり、あとは好きに作ってねという、語弊があるかもしれない言い方をすると「丸投げ」の状態。
 一から作るのは(私に残された時間では)無理だ......。
 というわけで今回はサンプルキャラクターを使用することにしました。
 普段使わないオンセツールでのキャラクターデータ入力にも苦労したのはまた別のお話......。

そしてセッションへ

 さぁ、準備が終わればいよいよセッションです。
 GMを務めるのはシステム作者の目菱メビト氏。
 PLは私を含めて4人でしたが、これもまた濃いメンツが集まりました。
 銃をつかって戦う夢魔に、竜のような謎の生き物に、邪神と契約した元人間、そして極め付けは大阪万博のロゴで話題になった「いのちの輝き」......。
 まともなキャラクターが1人もいない。(私がどれかは内緒です)
 さて、こんな愉快な仲間達と共に乗り越える冒険は一体どんなものになるのか。
 一抹の不安を抱えながらもシナリオは進んでいきます。

オープニング

深紅の鱗をもつ凶悪なドラゴンが東京の町を破壊して回っている。
逃げ惑う人々。崩れるビル。
人々の助けを求める叫びに答えて、英雄達は異次元より現れる。

 オープニングではこのシナリオで立ち向かう脅威が脳内に映像として浮かんでくるものとして描かれます。
 いわゆるトレーラーの読み上げですね。
 ここで私達が英雄として成し遂げるべきことを知り、覚悟を今一度確かにする時間になります。
 今回はこのドラゴンを倒すことが一先ずの目標らしいです。
 現地に降り立った我々は召喚師との話もそこそこに早速ドラゴン討伐に向かいました。
 ドラゴンといえばファンタジー系のTRPGではなかなか高レベルのエネミーになることが多いのですが、果たしてこのドラゴンはどの程度の強さなのかと戦々恐々としていました。
 しかし、GMの出目が奮わない!そしてPLの出目が強い!
 ドラゴンはかなりの痛手を受けて1ラウンド目を終了。
 「なんだ、この程度か。まぁチュートリアルだしなぁ。」と思っていた矢先には衝撃の展開が!

 というわけで、今回はここで一区切りさせて頂きます。
 さぁ私達英雄はを襲う衝撃的な展開とは……。
 まて、次回! 

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