TRPG徒然雑記:3行シナリオへの誘い
どーも、黒単スーサイドです。
今回は初心者の方に向けて、そしてシナリオが完成しない方に向けたシナリオ作成術を徒然と書いて行こうと思います。
この内容は唯一絶対の正解ではありませんが、いくつかある正攻法の1つではあるはずです。
少なくともこの作成方で書き上げたシナリオで文句が出た事は一度もありませんが、やってみて合わなかったら別の方法をお試しください。
手順①:1番盛り上がるところ
まず最初に書くべきは1番盛り上がるところです。
いわば見せ場であり、あなたが今最もやりたい事が表現される部分です。
シナリオ冒頭でもいいし、真ん中でもいいし、クライマックスでもいいです。
「俺はこれがしたいんだ!」ということを勢いに任せて全力で描きげましょう。
ここから書き上げることで、そのシーンから逆算したり、通過した後を考えることでシナリオは完成に近づいていきます。
また、ここをガーっと書き上げることによってシナリオ全編を書き上げるモチベーションにも繋がります。
手順②:PCのやることを決める
ここは案外深く考えられていないことがありますが、PL目線で考えると間違いなく1番重要な要素です。
案外いきなり状況を描写されても何をしたらいいか分からないものです。
ここから逃げればいいのか、それともここにある何かを守り抜けばいいのか、はたまたここで死を迎えるまでを描くのか。
ここをはっきりとさせることがシナリオを明瞭にして遊びやすいシナリオになります。
「シナリオを通して自ずと分かる」ことを理想とする方もいますが、これをする方法は今回の趣旨から逸れますので省略します。
手順③:ストーリーラインを作る
手順①で書き上げた盛り上がるところから序盤、中盤、クライマックスを作ります。
手順①で書き上げたものがどれかに当てはまってると思うので、遡るなら逆算して、時間を進めるなら順当にその状況に至るまで、或いはその後を書いていきます。
ここまでやったら完成です。
え?完成?
はい、完成です。
私はこの作成方法を「3行シナリオ作成術」と読んでいます。
「サンプルシナリオとかみたいな細かい描写がないじゃないか!」とか「エネミーデータはどうするんだ!」と思ってる方もいると思いますが、これで完成でいいんです。
細かい描写は、あなたの明晰な頭脳の中にあるので書く必要ありません。
加えて、あまりにも緻密に描写を書いてもしまうと、それに囚われて不自然な描写になりかねないので敢えて書かないというところもあります。
エネミーデータはキャラシが提出されてからバランス見てそれっぽいのをルールブックから選べばいいです。
強いていうなら「オリジナルのボスデータ」を使うつもりなら雛型位は作っておいた方がいいかも知れないですね。
最後に
これは「シナリオを公開しないこと」前提での書き方になります。
こんな書き方したシナリオを公開したら鼻で笑われますので、間違っても公開しないようにしましょう。
間違って公開して酷評が飛んできても、私のせいにしないで下さい。
公開するシナリオの書き方にはまた別のノウハウがありますが、私には無いので他をあたってください。
好評なら「シナリオを通してPCの目的が自ずと分かるシナリオ」のノウハウというか、私はこれで上手くいった的なものを書いてみようかなと思います。
この文章があなたのシナリオ作成の役に立てば幸いです。