全ては思い込みからはじまる。
最近、昔観ていて好きだった作品を改めて観ている。
今は、王様のレストランを観ている。最高も最高なのだが、今日はその中で出てきた話を。
王様のレストラン第9話でダメダメなディレクトール(総支配人)である水原範朝(西村雅彦)がギャルソンの千石武(松本幸四郎)に掛けられる言葉がある。
範朝さん、あなた自身が信じてやらなくて、誰が信じてやるんです。
使い古されているような表現にも聞こえるけれど、やはりこのことは忘れてはならないと思う。
自分自身が信じてやらなくて、他の誰が自分を信じてやるのだ。
どこか前へ進む時は、どうしても何かをてこにしなくてはならない。
支えと言ってもいいかもしれない。
だけど、これを他人の評価なんかに求めてはいけない。
どれだけの人数に「大丈夫だ」と言われたって、どれだけすごい人に言われたって「大丈夫だ」と言われたって、何かに挑むときの勇気の支えにはならない。その承認はどこまでいっても際限なく続くからだ。
僕たちが立ち上がり、挑戦をするためには、思い込みが必要だ。
強烈な思い込み、そしてそれは、自分自身を信じることに対して向けられるべきだ。
そしてそれこそが、
自分自身が信じてやらなくて、他の誰が自分を信じてやるのだ。
ということだと思う。
恋愛だって、夢だって、全部そうだ。
全ては思い込みからはじまる。
自分にならできる、という思い込みから。