マガジンのカバー画像

半纏に関すること。

6
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

半纏に柄・模様をつける場所の名前(大紋・衿・総柄など・・・)

半纏に柄・模様をつける場所の名前(大紋・衿・総柄など・・・)

 大紋、衿、腰柄、総柄・・・これらは半纏の決まった場所に付ける模様や柄の総称です。
半纏を作る時に知っておくと、円滑に相談ができたり、話の中で半纏の形をイメージしやすくなり、便利なのでご紹介します。
半纏を使用する分には知らなくても全く問題ない内容です。
この記事では標準的な位置で書きますが、現在は技術・時代・用途的にも柄・模様をつける位置の自由度は高いので、参考の1つとして読んでもらえればと思い

もっとみる
失敗しない半纏作り・店選び①-商流の変化-

失敗しない半纏作り・店選び①-商流の変化-

 半纏を新調する、追加する、新しい模様・文字にしたい、、、半纏作りを検討する方々に向けて、大切な半纏作りの失敗を防ぐ情報を載せていきます。
今回は半纏の「商流の変化」を交えて説明していきます。

      失敗しない店選びのための簡単な方法 結論から。半纏作りで失敗しない方法は「いろいろなお店から見積もりを取ること」です。
当たり前な事ですが、もっと丁寧に言うと「呉服屋、卸問屋、染元、地域、紹介

もっとみる
失敗しない半纏作り・店選び②-染料について-

失敗しない半纏作り・店選び②-染料について-

半纏に使われる染料について説明します。
この記事では、半纏選びの参考になる情報をご紹介しています。

染色に関する半纏の変遷(概略) まずは染色に関する半纏の変遷を簡単に。
半纏は庶民の防寒着、仕事着として着られてきました。
その中で「印半纏」と呼ばれる背中や衿、胴回り、に家紋や屋号、名前などをあしらったものがでてきます。
この「印」は所属や集まりを表します。
つまり印半纏はいわば「ユニフォーム」

もっとみる