聲の形 聖地巡礼
先日、聲の形の聖地巡礼をしてきました。
2年ぶり二回目です。
「聲の形」は大今良時さん原作の漫画で、2016年に京都アニメーションにより映画化されました。
この映画を初めて見たのは、2018年にNHKのEテレで地上波初放送の再放送がされたときでした。
いじめや障碍という重いテーマを扱っていますが、それだけではなく、人と人とのコミュニケーションや心理描写にも深く切り込んでいます。
"セリフだけ"ではなく、表情の変化や周囲の風景描写で心情を伝えようとするという、山田尚子監督による繊細な心理描写や、京アニ作品の特徴である息を呑む映像美。
他にも、牛尾憲輔さんの音楽や吉田玲子さんによる脚本など、これらが合わさった傑作です。
私が初めてみた京アニ作品です。
物語の舞台は、「水門市」という架空の地名ですが、作者の出身でもある岐阜県大垣市がモデルとなっています。
(大垣市を流れる水門川が由来だと思われます)
6/13
大垣駅
石田と西宮が、佐原に会いに行くために駅に集合するシーンで出てきます。
自動券売機が1台なくなっていました。
大垣駅南口を出て、駅前通りを歩いていると…
ショーウインドーに聲の形の展示がありました。
光の反射でうまく撮れませんでした…
新大橋
駅前通りをさらに進んで…
西宮が石田に告白するシーンで登場します。
欄干は塗装が劣化していたため、2020年に商店街組合の希望により、今の赤色に塗り替えられたそうです。
また、オブジェの位置や路面タイルも変わっています。
さて、大垣駅周辺では自転車を無料で借りることができます。
せっかくなので借りることに…
今回は、まちづくり市民活動支援センターでお借りしました。
かなり年季の入った自転車でした。
ありがたく使わせていただきます。
大垣駅通り
高校生になった石田が植野と再会するシーン。
劇中では「”かわ”てい」となっていますが、実際は「”やま”てい」でした。
なんのお店なんでしょう…?
こちらも岐阜バスの出張所が映っていますが、現在は、就労継続支援の事業所が入っています。
大垣公園
石田がマリアを遊ばせに公園に行くと、遊具の中で結絃を見つけるシーンや、西宮が永束や川井と再会するシーンで登場します。
平日だったので、子供はいませんでした。
遊具も思う存分撮れます。
この中で結弦が寝ていたんですね…
頑張って入ってみます…
奥まで行くのは流石にやめときました。
木の形や配置まで一緒です。
彩度と色相をいじるとこんな感じ↓
大垣公園のすぐ隣には大垣城があります。
四季の広場
美登鯉橋
いわゆる『いつもの場所』です。
作中で何度も登場する重要スポットです。
「美しい鯉が登る」で美登鯉橋。
良い橋の名前ですね。
聲の形を象徴する場所です。
鯉も実際にいます
すごいたくさんいます…
パンあげればよかったな…
劇中何度も登場し、とにかく多くのカットがあるので、これくらいにしておきます…
滝のトンネル
西宮が鳩にエサをやっていた場所です。
この日はとても暑い日でしたが、ここは涼しくてとても気持ちよかったです。
大垣市総合福祉会館
四季の広場のすぐ横にあります。
石田が西宮と再会する場所ですね。
受付で撮影許可をいただきました。
利用者の方もたくさんいたので、迷惑にならないように撮影しました。
手話学習会を開催している部屋は、実際には社会福祉協議会の事務所となっていたので、撮影はしませんでした。
ベランダからの景色はこんな感じ↓
かなり良い景色です。
伊吹山や、大垣市役所などが見えます。
永束と結弦は2階から美登鯉橋を見ていますが、実際には手前に桜の葉が生い茂っていて、見ることができませんでした。
各階で撮ってみましたが、最上階でようやく橋の一部が見えました。
桜の時期だともう少し橋が見えるのでしょうか。
1階には聲の形のパネルもおいていました。
奥の細道むすびの地記念館
ここは聖地ではないですが、パネルや聖地巡礼MAP、巡礼ノートが置かれていました。
大垣市外にも聖地がありますが、今回は行きませんでした。
またいつか巡ってみたいと思います。
原作の漫画も読んでみたいです。
おまけ
大垣城ホール
大垣公園のそばにあった「大垣城ホール」
「大阪城ホール」と一瞬、見間違えました…
1953年に「大垣市スポーツセンター」として建設され、1988年の大改修を機に「大垣城ホール」と名称を変更したそうです。
築約70年とかなり古い建物ということもあり、建替えが計画されているそうです。
駿河屋 大垣店
大垣駅から自転車で20分ほどです。
中心街からかなり離れており、いわゆるロードサイド店です。
品揃えはかなりよかったです。
ここまで読んでいただいた方に感謝です。
ありがとうございました。
©大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会