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いっそつまりやっぱりとにかくいつもはの話

「いっそこのまま」というフレーズはなんだかとても引き込まれる。今の私なら、いっそこのままどうしようか。少し考えたけれど、特に何も思いつかなかった。まったくもってつまらない人間だ。

つまり私は今の生活に満足しているということなのだろうか。いや、そんなことはないだろう。コーヒーを淹れるくらいの心のゆとりも時間も欲しい。できればもう少しお金も欲しい。でもなあ……思いつく欲はそれくらいだからやはりそこそこ満足しているのかもしれない。

やっぱり人というのは隣の芝生が青く見えるものなのだろうか。少し前に読んだ本に書いてあったが、あるプロ野球選手は周りのすごい人と比べるのではなく、今の自分と比べなさいと説いていた。今の自分に足りないもの。もっとできるようになりたいこと。それをいつも考えて練習すれば昨日の自分をアップデートし続けられるというのだ。

とにかく私が何を言いたいのかというと、それすらもまだ頭の中で整理できていない。プロ野球選手のこの考えを知った瞬間は感動にあふれ、素晴らしい考えだと感銘を受けた。しかし、今この文章を書きながら改めて文字を並べてみると、毎日自分に足りないところを見つけ、それを埋める作業をし続けるのはとてもしんどいなとも思ってしまう。

いつもは忙しい朝に文章を書いてみようなんて考えない。だけど今日はなんだか涼しい朝だった。ごみを捨てるために歩きながら、「秋だ!」と心の中で叫んだ。とても気持ちのいい朝。左手にはごみ袋。なんて滑稽なんだろう。完璧な自分なんてほんの一瞬でも存在しないのかもしれない。それでも「ま、いっか」と思えることが今の自分には救いなのだ。いっそこのまま私はここにこのままでいたい。

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