それぞれの気持ちになって本を読み進めていくと

て、共感できて、どこかあたたかくなる。
僕は窮屈な百貨店店員でもないし、アンティークショップを開きたいサラリーマンでもないし、子育て中の元キャリアウーマンでもないし、イラストレーターを目指していたニートでもないし、定年退職したおじいちゃんでもない。
でも、どこかでみんなと似たような悩みがあって、そしてその悩みがほぐれていく感覚を味わうことができる。これはそういう作品。
八月の銀の雪も似たような感じで、悩みを抱えた人たちが軽くなっていくような話だったけど、これは少し違って、図書室の司書さんがその人に合った本を選んで、その本からそれぞれの主人公たちが何かを読み取って解釈していくという感じ。
僕もこういうことをやりたい。
誰かのためになるように本を選んで紹介したい。
まだ人生の中で千冊くらいしか読んでないけど、これからもっといろんな本に触れて、読み漁って、感想文を欠かさず書いて、いざ誰かに「いい本探してるねんけど」って言われた時のために、本を吸収していこう。
でもそれはきっと本に関する知識だけでは到底なし得なくて、どれだけその人に寄り添えるか。どれだけ共感してあげるか。そしてそのことをどれだけ客観的に見るかだと思う。ので、今まで以上に人に興味を持って人に接して、本当に人生を変える一冊に出会わせられるように、本と人に向き合っていきたいと思いました。終わり。

#monmon1

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